メイク崩れやメイク時間の短縮、素顔に自信を持ちたい女性に人気な「アートメイク」。その中でも、雨に濡れても消えない眉毛のアートメイクは、近年最もポピュラーな施術として人気を集めています。こちらでは、眉毛のアートメイクのデザインに迷っている方に向けてデザインを解説。失敗しない注文の仕方をご紹介します。
眉 アートメイクとは
アートメイクとは、皮膚の表皮0.01m~0.03mにニードル(針)を使用して色素を入れ、肌自体を染色する施術のこと。皮膚の比較的浅い部分に染色するため、肌のターンオーバーによって徐々に薄まっていくものの、1~3年は効果が持続し、メイクの時短や雨に濡れても落ちないことから、アートメイクの中では最もポピュラーな施術として近年人気となっています。では早速、施術の種類や、デザインの違い、失敗しない依頼方法をご紹介します。
▼眉毛のアートメイクについて、詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
眉 アートメイクのデザイン(形)の種類
最近のアートメイクは、新しい3D、4D技術の発達により、まるで本物の眉毛のような毛並感のあるナチュラルな仕上がりが実現可能に。まずは、従来の2D眉や最新の3Dや4Dなどをご紹介します。
眉 アートメイクのデザイン1 パウダー眉
専用のマシンをつかい、アイブロウパウダーのように点々を重ねて仕上げる施術方法。色の濃淡の表現がしやすく、施術直後のダウンタイムが比較的やさしいことが特徴です。自眉の毛量が多い方、パウダーメイクのような仕上がりを希望する方におすすめ。
眉 アートメイクのデザイン2 2D眉
専用のマシンをつかい、眉毛を縁取って均一に色を入れていく施術方法。昔ながらのアートメイクで、塗りつぶしたようなくっきりとした仕上がりが特徴です。色がしっかり入る分、ほかの施術方法と比べて色持ちが良いため、普段スポーツをする人におすすめ。
眉 アートメイクのデザイン3 3D眉
専用の針をつかい、手彫りで1本1本毛並みを描き、細かい傷口に色素を注入して仕上げる施術方法。現在多くのクリニックで採用されている施術で、元からある眉毛に馴染むように描いていくため、まるで本物の毛が生えているように立体的でナチュラルな仕上がりとなるのが特徴です。すっぴんでも浮くことがないため、普段メイクをしない人におすすめ。
眉 アートメイクのデザイン4 4D眉
手掘りで3D眉を施したあとに、マシンでパウダー眉を乗せていく最新の施術方法。3D眉で毛並み感を出した上からパウダー状に色素を入れることで、グラデーション眉を表現することも可能。ナチュラルでふんわりと仕上がるのが特徴で、最近では最も人気。よりナチュラルな仕上がりを希望する人や、元々眉が薄かったり全くない方におすすめ。3D単体の施術よりも手彫りの行程が少ないため、お肌への負担を減らして施術することができます。
眉 アートメイクのデザイン(形)“アーチ眉”と“平行眉”の印象の違い
眉毛の形は大きく「アーチ眉」と「平行眉」に分かれています。顔型に合った眉毛の形を選んであげることが、バランス良くナチュラルに見せる上でとても重要。こちらではそれぞれの印象の違いをご説明します。
アーチ眉の印象
アーチ眉は、ふんわりとした緩やかなカーブが特徴で、ナチュラルで可愛らしい印象に仕上がります。特に、柔らかい雰囲気をもつ丸顔さんにおすすめで、眉尻を少し長めに描くことで顔幅がキュッと狭まり、小顔効果も。女性らしい眉の代表です。
平行眉の印象
平行眉は、上下の直線的で平行なアウトラインが特徴で、キレイ系でクールな印象に仕上がります。特に、顔の縦幅がやや長い面長さんにおすすめで、角度をつけず、平行に描くことで顔の縦の長さを緩和してくれます。そこで重要なのが、眉山の角度。きつめにしてしまうと縦のラインが強調されてしまうため、眉尻は少し短めに描き、長さは、眉尻が口角と目尻の延長線上になるように調整するのがおすすめです。
失敗しない!眉アートメイクのデザインの依頼する時のポイント
アートメイクは、1度入れると簡単には消せないので、後悔しない眉デザインを考えることが大切です。トレンドばかり追い求めるのは、失敗の原因になる可能性もあるため、施術者としっかり話し合い、イメージを共有しましょう。こちらでは、眉アートメイクのデザインを依頼するときのポイントをご紹介します。
イメージ写真を持参すると◎
インスタグラムやネットからお好みの画像や写真を探して持っていくと、施術者に理想の形や色のイメージがつきやすいのでおすすめ。施術者はそれを基に、本人の毛色、メイクの色、スキントーン、肌質、骨格などを見てカラーとデザインを決めていくため、何枚か持参するとデザインをスムーズに決めることができます。
普段通りのメイクをしていくと◎
当日は、普段通りのメイクをして行くほうが、施術者に雰囲気が伝わりやすいそう。逆にすっぴんだとメイクした状態の色味がわからないため、あまりおすすめしません。
眉毛を生やしてきて頂いたほうが◎
施術前まで、眉毛を抜いたりカットして整えることは出来ますが、可能な限り眉毛を生やして行くほうが、毛の流れが分かるため、施術もしやすくなるそう。
クリニックの症例写真を参考にする
クリニックでは、その人自身の魅力を最大限に引き出すため、理想とする眉だけで作るのではなく、それぞれの顔の骨格に合わせた「黄金比」を使って眉デザインを作成します。人気のデザイナー(施術者)はSNSでもファンが多いため、公開されているクリニックの症例写真を参考にしながら、お気に入りのデザイナーを見つけるのも一つの方法。プロのテクニックで、美しいデザインを作成してもらいましょう。
まとめ
アートメイクとわからないほど、ナチュラルな眉毛を作り上げることができる高い技術が浸透した時代。すっぴんでも浮かない自然な眉毛にしたい方、毛流れを感じる眉毛にしたい方は3Dや4D眉が、なるべく肌に負担をかけたくない方は4D眉がおすすめ。デザインは、施術者としっかり話し合い、自分の理想とする眉と、骨格に合った黄金比をすり合わせて、満足できるアートメイクを完成させましょう。