「シャネル注射(フィロルガ注射)」は、様々な肌トラブル・悩みを解決したくてあれもこれもと思うけれど、何から始めたらいいかと悩んでいる方にこそ検討してほしい美容治療の一つです。シャネル注射は皮膚再生促進に優れていると考えられている美容成分を多く含んでおり、1度で様々な肌悩みに対して高い効果が期待できます。
その効果の高さから、発祥であるフランスはもちろん、美容大国・韓国をはじめ、世界中で人気の治療となっています。そんな話題のシャネル注射について、メリットやデメリット、シャネル注射で使われるおすすめの薬剤をご紹介します。
シャネル注射とは|様々な悩みにアプローチできる?
治療詳細について
シャネル注射は、エイジング治療の分野で全世界から高い信頼があるフィロルガ社が開発した薬剤(NTCF135HA+)を使用した注射で、フィロルガ注射とも呼ばれています。
超高濃度ヒアルロン酸をはじめ23種のアミノ酸、12種のビタミン、5種の核酸成分、6種の酵素、6種のミネラル、2種の抗酸化成分からなる、54種の美容成分が高濃度で含まれているため、通常の美肌注射に比べ、1回の施術で様々な肌トラブル(乾燥・しみ・たるみ・ニキビ・毛穴の開き、小じわ)やエイジングケアに効果を発揮すると言われています。
施術方法は手打ちで注入する場合と水光注射やダーマペンなどの機器を用いる場合があり、悩みや部位、注入量によって施術方法が変わります。
手打ち
肌の弾力や薬剤の効果などを確認しながら、目元ギリギリや鼻、唇などの細かい部分へも繊細に注入が可能です。顔全体ではなく、部分的に注入する場合に用いられることが多い手法です。
機械に比べて針が細く、吸引の過程がないため内出血が起こる可能性は低いと考えられます。また、水光注射に比べてダウンタイムが少ないという声が多いようです。
水光注射
均一の深さに一定の量をスピーディに注入可能なため、ムラのない治療が可能だと言われています。
各薬剤による作用について
超高濃度ヒアルロン酸をはじめ、50種類以上の美容成分を肌内部へ入れていきますが、元々ヒトの体内にある成分ばかりなので、副作用やアレルギー反応はほとんどないと言われています。
主な成分とその効果は以下の通りとなります。
- 超高濃度のヒアルロン酸 → 肌の水分保持、コラーゲン合成促進
- 12種類のビタミン→ 皮膚細胞の活性化
- 23種類のアミノ酸→ コラーゲンの生成促進、活性酸素の無毒化
- 6種類のコエンザイム→ 皮膚細胞の修復・活性化、エラスチン・コラーゲンの生成促進
- 5種類のヌクレオチド→ 新陳代謝の活性化、保湿、活性酸素除去
- 6種類のミネラル→ ターンオーバーの促進
- 2種類の抗酸化成分→ 活性酸素の活動を抑制、メラニンの合成抑制
期待できる効果
シャネル注射は加齢に伴うさまざまな肌悩みを改善へ導き、継続することでさらなる効果を発揮すると言われています。
超高濃度ヒアルロン酸によって保水力が上がるだけでなく、肌細胞の修復作用もあり、肌の弾力性や潤いの改善が見込めます。
また、50種類以上の美容成分によって体内に不足した成分が補われることで、肌再生をはじめシミ・たるみ・毛穴・小じわ・くすみなど、様々な悩みにアプローチが可能となり、総合的な肌質改善効果が期待できます。
費用
一回の治療相場は3万円前後のクリニックが多いようです。
ある程度継続することで効果を維持できるとされているので、初回価格や回数制などのリーズナブルな価格設定があるクリニックを検討してみるのもいいかもしれません。
シャネル注射の知っておくべきメリットとデメリット
メリット
あらゆる肌悩みにアプローチ可能
50種類以上の美容成分が、加齢に伴うさまざまな症状にアプローチ。
薬剤を皮膚の浅い層へダイレクトに注入することで、細胞に直接作用することができるため、素早い効果の実感が得られるというメリットがあります。
シミ、シワ、毛穴の開きなど、あらゆる肌悩みへの改善が見込めるといわれています。
また、老化のカギを握る線維芽細胞にも働きかけるため、老化症状に対する予防としての効果も期待できます。
細かい部分まで施術が可能(目元・鼻・唇・首)
手打ち・機械どちらも細かい部分にきめ細やかな対応が可能となっているようです。
特に手打ちの場合、機械での注入が難しい目のキワまで施術ができるため、目元のたるみや目尻のシワといった目元の加齢症状の改善に効果が期待できます。
1度でも効果を実感しやすい
個人差はありますが、ハリやツヤに関しては翌日から効果を実感する方が多いと言われています。
そこから2週間程度かけて、徐々に肌の弾力がアップしシワなどの改善効果が実感できると言われています。継続することで肌質が改善されるとともに、エイジングケア効果も期待できます。
ダウンタイムがほとんどない
施術直後は腫れや注射の痕などが見られることがありますが、比較的短い時間で落ち着いてくるようです。
デメリット
治療費が高額
1回でも効果を実感しやすいようですが、継続することで更なる美肌効果はもちろんのこと、エイジングケアが期待できます。しかしながら、1回当たりの料金が比較的高額(3万円程度が相場)なので、予算を十分に検討する必要がありそうです。
効果の持続には継続が必要
最初は2〜3週間おきに2〜3回程度、その後月1回を2〜3回程度の計5〜6回のコースを推奨しているクリニックが多いようです。コースが終わった後は、メンテナンスとして3〜6ヶ月に1回の施術を受けることで、状態が維持できるとも言われています。
シャネル注射とその他水光注射でおすすめ薬剤3選
シャネル注射は50種類以上の美容成分がダイレクトに皮内で作用するため、様々な肌悩みに対し複合的改善が見込めるという内容をお話ししてきました。
しかしながら、トータルで改善したいというほど悩みを抱えていなかったり、費用面で躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。集中的に改善したいことがある、若しくは限定的な悩みをお持ちの場合、症状や希望に合わせた薬剤をカスタマイズして選ぶことも可能です。
以下では、水光注射に使用される薬剤の一部をいくつかご紹介します。
ヒアルロン酸(潤い、弾力)
水光注射で使用するヒアルロン酸は、分子量が小さく馴染みの良いとされているソフトヒアルロン酸と呼ばれているものです。このヒアルロン酸を細かく顔全体に注入していくことで、ヒアルロン酸の保水力によって潤いある肌へと導きます。
また、注射針による創傷治癒作用でコラーゲンが増え、肌にハリ・弾力・透明感などを出す効果が見込めると言われています。
ボトックス(たるみ、肌の引締め、毛穴)
ボトックスは表情ジワの改善治療に用いられる薬剤ですが、筋肉ではなく浅い層に注入することで引締め効果が期待できると言われています。また、皮脂の分泌を抑制する作用もあるため、毛穴の引き締め効果も期待できます。
ヒアルロン酸に少量のボトックスを加えることで、ヒアルロン酸単体で注入するよりもハリの向上やリフトアップ効果が期待できます。
サーモン注射(肌再生・成長)
サーモン注射は肌の再生と成長を促す注射で、有効成分はサーモンのDNAから抽出される“ポリヌクレオチド”という細胞活性に高い効果を発揮する分子です。
ポリヌクレオチドは根本改善や自己再生を促す作用があり、真皮層の線維芽細胞へ働きかけます。その結果、皮膚組織の密度を高め、血流の改善を促進するため、潤いやハリ、皮脂バランスの調整などのあらゆる肌トラブルへのアプローチが期待できます。
いかがでしょうか。肌悩みは人それぞれなので、ご自身が改善したい症状や理想の状態になるよう薬剤を選ぶというのも一つの手かもしれません。
シャネル注射は世界中で人気の美容治療
シャネル注射について、まとめてみました。
この一つの治療であらゆる肌悩みにアプローチが可能というのは、とても手軽で簡単なので、魅力を感じた方も多いのではないでしょうか。費用は安くはありませんが、根本的な肌質改善、また今後のエイジングケアに効果が見込めるため、是非検討してみてはいかがでしょうか。
「シンプル イズ ベスト」
シャネル注射で、美肌というゴールへグッと近づくことができるのではないでしょうか。この記事が、皆様のお役に立てることを願っております