シミ取りレーザー治療にはさまざまな手法がありますが、なかでも近年、話題になっているのが「ピコレーザー」。このピコレーザー、今まで主流だったQスイッチレーザーにくらべ、肌へのダメージはより少なく、且つ高い効果が期待できると注目を集めています。この記事では、ピコレーザーのシミ取りについて詳しくご紹介していきます。

【シミ取りレーザーの進化版!ピコレーザーで、シミ取りをより「早く」「綺麗」に!】

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年々目立つ顔のシミ。可能ならば、シミのないキレイな肌に戻りたいと願う女性は多いと思います。シミを早く消したいのならば、美容クリニックのレーザー治療を検討してみてはいかがでしょうか。

シミ取りレーザー治療にはさまざまな手法がありますが、なかでも近年ピコレーザーが話題となっています。「ピコ」とは、その名の通りピコ秒(1兆分の1秒)を表していて、パルス幅(レーザーの照射時間)がピコ秒で発振できるレーザー機器が、ピコレーザーと呼ばれています。
今まで主流だったQスイッチレーザーのパルス幅はナノ秒(1億分の1秒)だったのに比べると、格段に短くなったパルス幅のおかげで、肌へのダメージはより少なく、且つ高い効果が期待できると注目を集めています。

この記事では、ピコレーザーのシミ取りについて詳しくご紹介していきたいと思います。

シミの種類

シミの種類

シミには様々な種類があり、原因や対策がそれぞれ異なります。ここでは、代表的な5種類のシミについて見ていきたいと思います。

老人性色素班

特徴

茶~こげ茶色で、丸く境目がはっきりしている。頬や手の甲など、紫外線がよく当たる場所にできやすい。

原因

紫外線による光老化ターンオーバーの乱れなど

一般的に「シミ」と認識されているもので、20代や男性でもできやすく、年齢を重ねるごとに数が増え、色は濃く、サイズは大きくなると言われています。 

肝斑

特徴

茶色で、左右対称にほぼ同じ形・大きさをしていて輪郭がはっきりしてない。頬骨周辺に、比較的広い範囲にできやすい。

原因

紫外線、肌への摩擦などの刺激、女性ホルモンバランスの乱れなど

30~40歳くらいの女性にできることが多く、妊娠や出産を機に濃くなることが多いとされています。他のシミと混在することもあります。 

雀卵斑(そばかす)

特徴

淡褐色~黒褐色で、直径1~5mmの粒状の斑点が鼻と左右の頬を中心にパラパラと広がっている。

原因

紫外線 遺伝の可能性が高いとも言われている。先天性のものは幼児期から生じ思春期に目立つことが多く、肝斑との識別が難しいと言われています。 後天性のものもあります。

ADM(真皮メラノサイトーシス、後発性太田母斑)

特徴

青褐色~灰褐色で、数㎟の斑点(頬)や面状のもの。額の外側にできやすい。

原因

遺伝的な問題や、紫外線やホルモンバランスの乱れと考えられている。真皮内にメラニンが増え滞留したシミで、あざの一種と考えられています。 頬の場合左右対称性が見られ、肝斑やそばかすと混在することがあるため、正確な診断が難しいとされています。 

炎症後色素沈着

特徴

茶色でムラが有り、境界線がわかりにくくぼんやりしている。

原因

皮膚の炎症(日焼け・ニキビ跡・ケガ・虫刺されなど) 

日焼けやニキビ跡、ケガや虫刺されなどの炎症が原因とされているシミです。 半年ほどで自然と消えることも多いといわれています。

図の出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp

ピコレーザーとは?

特徴

ピコレーザーの特徴は、なんといってもレーザーをピコ秒=1兆分の1秒という極めて短いパルス幅で照射する、という点にあります。これは、従来のQスイッチレーザーのナノ秒と比較すると1000分の1という超短時間です。短い時間にパワーを集中させることで、ピコレーザーのピークパワーは従来のレーザーよりも強力になり、熱ではなく衝撃波でメラニンを微細に破壊できるようになりました。熱がほとんど発生しないので、皮膚へのダメージが少なくなり、ダウンタイムが軽くなったともいわれています。

従来のQスイッチレーザーと比較してのメリット

メラニンが排出されやすい

Qスイッチレーザーは衝撃波と熱作用の両方よってメラニンを破壊し排出しますが、ピコレーザーは衝撃波のみの作用で、微細にメラニンを粉砕します。メラニンは粒子を細かく砕くほど分解・代謝されやすくなるため、ピコレーザーによるシミ治療は、Qスイッチレーザーによる治療よりも回復までの時間が短いとされています。また、Qスイッチレーザーでは難しいとされている薄い色のシミにも高い効果が見込める点も大きなメリットと言えるでしょう。

ダウンタイムが軽減

ピコレーザーは照射時間が極めて短いことで、照射部位の周辺に熱が広がりにくくなりました。メラニン以外の正常組織への熱ダメージが最小限に抑えられるため、ダウンタイムが軽減されたといわれています。従来のレーザーシミ治療では必須だったテープ・絆創膏での照射部位の保護も不要とされています。またQスイッチのような厚いかさぶたではなく、薄いかさぶたが約1週間続く程度と軽いので、そばかすのような数の多いシミ治療にも使われることが増えたようです。

炎症後色素沈着になりにくい

「戻りジミ」ともいわれるのが、シミ治療後の炎症後色素沈着です。Qスイッチレーザーでは、シミ治療症例の実に5割近くに炎症後色素沈着が見られたという報告もあります。自然と消えることも少なくないとされていますが、できれば避けたいものです。

ピコレーザーの場合、皮膚への熱ダメージが少なく、そもそも炎症が起きにくいことから、色素沈着の発生率がかなり少なくなったとされています。

3つの照射モード

ピコレーザーでは、解決したい悩み別に「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナルの3つのモードによる治療を受けることができます。

ピコスポット

シミやあざにピンポイントでレーザーを照射します。

シミ・そばかすの改善、ADMのようなあざの改善、タトゥーの除去に適していると言われています。

1回の治療でも顕著な効果が期待でき、薄いシミにも効果を発揮するとされています。その一方で、濃いシミや厚みのあるシミには効果を実感しにくいこともあり、そのような場合にはQスイッチレーザーの併用が必要になることもあります。輪ゴムで弾かれる程度の痛みがあったり、薄いかさぶたができたりすることがありますが、いずれもQスイッチレーザーに比べて軽いとされています。

ピコトーニング

メラニンを作り出す「メラノサイト」を刺激しない程度の、弱いパワーのレーザーを顔全体に照射します。肌表面のメラニンだけを破壊して徐々に排出し、シミやそばかす、肝斑を薄くしていきます。顔全体のくすみ改善・トーンアップにも適しているとされ、レーザーの熱作用による副次的効果としてハリ感のアップといった美肌効果も期待できます。痛みやダウンタイムがほとんどない穏やかな治療ですが、その分、効果を感じるまでにある程度の治療回数が必要になり、費用が高額になる場合もあります。

ピコフラクショナル

レーザーを点状に照射することで皮膚の生まれ変わりを促進します。
ピコフラクショナルは従来のフラクショナルレーザーとは違って、皮膚表面のダメージはほとんどなく、表皮〜真皮にかけて衝撃波で穴をあけるため、痛みやダウンタイムが格段に軽減したと言われています。ダメージを受けたコラーゲンが収縮し、代謝する過程で増殖することが期待できるため、肌のハリや小じわといった症状改善や、毛穴の引き締めやニキビ跡の改善に効果があるとされています。

ターンオーバーが促進されるためシミが薄くなるといった効果もありますが、シミの治療のみを目的に使われることはあまりないでしょう。

スポット

トーニング

フラクショナル

特徴

狙ったシミやあざにピンポイントに照射して、除去

弱いパワーでレーザーを顔全体に照射し、徐々にシミを薄くしていく

レーザーを点状に照射し、肌の生まれ変わりを促す

期待できる効果

シミ・そばかす改善

あざ改善

タトゥー除去

シミ・そばかす改善

肝斑改善

美白・美肌効果

シワ・ニキビ跡改善

毛穴引き締め

整肌・肌質改善

メリット

・従来レーザーと比較して痛みやダウンタイムが軽い

・炎症後色素沈着になりにくい

・テープ保護が不要

・従来のトーニングよりも少ない回数で効果を実感

・美肌効果が高い

・痛み・ダウンタイムが軽い

・従来のフラクショナルレーザーと比較すると痛み・ダウンタイムがかなり軽い

デメリット

シミの濃さによってはQスイッチレーザーの併用も必要

費用が高くなることも

従来のレーザーと比較するとニキビ跡に対する効果は弱い

ダウンタイム

薄いかさぶたができることも

ほとんどなし

3日ほど赤みが残ることも

推奨される治療回数

1回でも顕著な効果

月1間隔で3回以上

月1間隔で3回以上

費用相場

直径1㎝ 1-1.5万

取り放題 10万

(全顔)1-4万

(全顔)3-7万

ピコスポットならでのシミ治療

ピコスポットならでのシミ治療

薄いシミ

従来のQスイッチレーザーでは、小さなメラニンを捉えることができないため、薄いシミを治療するのが困難でした。ピコレーザーは、小さいメラニンもレーザーで破壊することが可能になったため、薄いシミもスポット照射での治療が可能になりました。

そばかす

Qスイッチレーザーのスポット照射は、照射箇所が濃いかさぶたになり、テープや絆創膏での保護も必要です。数の多いそばかすをQスイッチレーザーのスポットで治療するのは、顔中かさぶただらけ・テープだらけになってしまうといった観点から、現実的ではありませんでした。

ダウンタイムが軽減されたピコレーザーの登場によって、そばかすにも濃いかさぶたやテープの心配をせずにスポット照射ができるようになり、そばかす治療の効率性が格段にアップしたといわれています。

光治療との併用

レーザー照射後のかさぶたや炎症後色素沈着を忌避する場合には、シミをまずIPLという特殊な光を用いた光治療器で治療し、光で取り切れなかったシミをレーザーでスポット照射するという方法があります。このとき、光でシミが薄くなりすぎると、レーザーのシミへの反応が悪くなって、結局取り切れないということが起こりえます。

そこで最近では、まずピコスポットで目立つシミを叩いてから、光治療で肌全体をトーンアップさせるという方法の方が効率がいいと言われているようです。

ピコレーザーマシン 種類と特徴

ピコレーザーマシン 種類と特徴

ピコレーザーマシンにはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。

マシン名

会社

承認情報

波長

パルス幅

ピコシュア

米国

Cynosure

FDA

755nm

550-750ps

エンライトン

米国

Cutera

FDA

厚生労働省

532nm

670nm

1064nm

660ps

750ps

ディスカバリーピコ

 

イタリア

Quanta

FDA

厚生労働省

532nm

1064nm

370-450ps

ピコウェイ

米国

Syneron Candela

FDA

厚生労働省

532nm

785nm

1064nm

300-450ps

スペクトラピコ

韓国

Lutronic

 

FDA

532nm

595nm

660nm

1064nm

750ps

特徴

ピコシュア

シミ・シワ・ニキビ跡の改善、タトゥー除去の全てにおいてアメリカFDAの承認を得ている唯一の機器です。1波長のみなので、パワーが弱いという欠点がありますが、波長755nmはメラニン吸収率が高いため、低パワーでもシミなどに対して非常に高い効果が期待できます。

ピコシュアについてもっと詳しく見る

エンライトンⅢ

3波長全てをピコ秒で照射できます。ナノ秒での発振もできるので、ナノ秒レーザーで大きなメラニンを砕いた後にピコ秒レーザーで細かく粉砕するといった施術も可能で、様々なタイプのシミに対応できます。複数の波長を搭載していることから多色のタトゥーを除去するのにも適しており、従来難しいとされていた青や緑にも高い効果があると評価されています。厚生労働省の承認を受けており、202051日より、あざなどの治療で一部健康保険が適用されるようになりました。

エンライトンⅢについてもっと詳しく見る

ディスカバリーピコ

パルス幅をピコ秒・ナノ秒・マイクロ秒から選択でき、かつ波長も2種類(上位機種ディスカバリーピコは3種類)搭載されているため、シミに限らず、様々な肌悩みに対応可能です。タトゥー除去も、8色に対応しています。他機器の2倍から4倍と、ピコレーザーのなかでも特にピークパワーが高く、深部のシミやタトゥーに高い効果があるとされています。

2020101日より、あざなどの治療で一部健康保険が適用されるようになりました。(ディスカバリーピコプラス)

ディスカバリーピコについてもっと詳しく見る

ピコウェイ

現在のところパルス幅は世界最短です。切れ味鋭くターゲットを狙い打ちできるとされています。熱作用がほとんどないことから、正常な組織に余計なダメージを与えることなく治療ができ、炎症が起きづらく、結果炎症後色素沈着にもなりにくいと評価されています。202051日より、あざなどの治療で一部健康保険が適用されるようになりました

ピコウェイについてもっと詳しく見る

スペクトラピコ

ナノ秒発振も可能で、ナノ秒レーザーで大きなメラニンを砕いた後にピコ秒レーザーでさらに細かく粉砕することで濃いシミから薄いシミにまで対応できます。4種類の波長を搭載しており多色のタトゥー除去に効果を発揮します。

スペクトラピコについてもっと詳しく見る

症状別 併用すると効果的な治療法

ピコレーザーと他の方法を併用することで、更に治療効果が上がることがあります。以下、症状別にいくつかご紹介します。

肝斑

ピコトーニングと並行してトラネキサム酸やビタミンCの内服薬を服用すると、より効果を実感しやすいと言われています。

濃いシミや厚いシミ

大きなメラニンの塊を先にQスイッチレーザーで砕き、ピコレーザーで更に細かくすることで、効率よくシミを除去できることがあります。

まとめ

ピコレーザーのシミ取りについてまとめてみました。従来のレーザーと比較しても「より早く、より綺麗になる」シミ治療を、ノーダウンタイムで受けられるというのが、注目を集める理由のようです。シミに悩んでいるなら一度クリニックのピコレーザー治療を検討してみるのもいいかもしれません。この記事が、皆様のお役に立てることを願っております。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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