松倉院長インタビュー
ヒフコ
松倉院長、本日はよろしくお願いいたします!表参道ヒルズの隣に、こんな素敵な空間があるなんてビックリしました。表参道の街並みが一望できるんですね!
松倉院長
本日は来院ありがとうございます。実はこの景色は、表参道でもレアなようです。 表参道駅から徒歩1分ですが、とても静かなので、ゆっくりご滞在いただけると思います。
ヒフコ
今日は、松倉院長にお話を伺えてとても嬉しいです。松倉院長は、ボトックスやヒアルロン酸を日本に広めた「美容医療のパイオニア」なんですよね…?!
松倉院長
ボトックスもヒアルロン酸も僕と仲間で日本に持ってきて広めたんです。 美容医療を日本に広めたいという一心でしたね。
私が美容医療に出会ったのは、北里大学病院の形成外科で、博士課程の論文を書いていたとき。傷を早く治す治療について研究をしていて、世界中の論文を検索していたら、たまたまアメリカのドクター・オバジの書いた論文と出会いました。今では誰でも知っている、あの「Obagi」のドクター・オバジです。
その後、ドクター・オバジの論文を読んだときの衝撃を忘れられず、当時、ロサンゼルスのビバリーヒルズで開業していたドクター・オバジに直接連絡をとって、お会いできることになりました。そして、渡米し、意気投合して、やはり彼のもとで勉強したいと思い、アメリカでこの最先端の美容医療について学ぶことにしました。本当に、人生が変わりました。
ヒフコ
すごい!あのドクター・オバジのもとで勉強なさっていたんですね!
松倉院長
当時、ドクター・オバジが65歳くらい、私が32-33歳くらいだったと思います。ドクター・オバジが開発したシミやしわ、ニキビに対する「オバジ・ニューダーム」という肌再生医療など、最先端の美容医療が日本にまだなかったので、私が初めて持ち込んだんです。「オバジ・ニューダーム」でも注目されたレチノイン酸、ブルーピール、ヒアルロン酸、ボトックスなどは、美容雑誌で「プチ整形」と呼ばれるようになり、大ブームになりました。今では、当たり前の選択肢の一つになって、とてもうれしいです。
ヒフコ
松倉院長がいなければ、私たちはこんなに気軽にボトックスやヒアルロン酸を施術できなかったんですね・・・!
松倉院長
実は私は、TBCというエステの代表をしていた時期があるのですが、当時の日本は、美容外科とエステの二択でした。もちろん、美容外科の良さも、エステの良さもあるのですが、どちらも両極端。私は「結果が出る」最良の治療法、その中間分野の存在を伝えたかったんです。そこで、1999年に松倉クリニックを開業しました。
松倉クリニックを開業してから、美容医療は本当に進歩して、次々に新たな成分・新たな手法が出てきました。私も日々勉強し、どのようにすれば一番効果的か施術方法を自分自身で考える戦いのような日々。
ここ10年くらいは、テクノロジーの進歩は落ち着いてしまって、新たな進歩だと思ったのは、ハイフくらいかもしれません。名前を変えて、あたかも新しいアプローチのようにアピールしている施術もありますが、実は昔からあるものが多いです。たとえば、最近は幹細胞がブームのようですが、私は10年前に一通り調べていたので、私の中でのブームは終わっています(笑)。
ヒフコ
10年前に、すでに幹細胞の施術を取り入れられていたんですか・・・!大学病院の美容外科も、エステの現場も、最先端の美容医療の経験もふまえて、今の松倉クリニックができあがっているんですね。松倉院長が、カウンセリングや施術で大切にしているポイントはありますか?
松倉院長
これは、医師と患者様の信頼関係につきます。長年の経験から、なんとなく”フィーリング”でわかるのですが。“フィーリング”が合わないのに施術しても、やっぱり患者様は満足できないと思うので、私も施術を引き受けたくないと、直接お伝えしちゃうんです(笑)。
ヒフコ
えー!カウンセリングに行っても、施術してもらえないことがあるんですか!
松倉院長
美容医療は、怪我や病気を治すような分かりやすいゴールがありません。私がすごく綺麗になった!成功した!と思っても、患者様が気に入らず失敗したと思えば、失敗になってしまう。だから、どのような美しさを求めるか、そのあたりの”フィーリング”が合うかどうかは、本当に大切なんです。
たとえば、最近は目の下にすごくおおきな目立つ涙袋を作ったり、ヒアルロン酸でくちびるを大きくしたりするのも流行っていますが、私はああいうのは美しいと思わない。だから、そういう施術をしてほしいと言われても、お断りしています。もちろん「どうしても」と何度もご来院する方はいらっしゃるので、そういう方はお引き受けしますが、自分の考える美しさからかけ離れた施術は、やりたくないですね。
ヒフコ
先生の考える「美」とは何か教えていただけますか?
松倉院長
美と健康はイコールだと思っています。そのため、身体をトータルで診たい。なぜシミができるのか、なぜたるみができるのか・・・当たり前ですが、根本的な原因があるはずです。身体の中身がいい加減な状態で、表面の肌だけどうにかしても、意味がないんです。私は今年で60歳になりますが、特に美容医療の施術はしていませんがシミもできないですし、白髪を染めたこともないですよ。
ヒフコ
え?!信じられない!どうすれば、松倉院長のようになれるんですか?!
松倉院長
基本は、糖質をおさえて、酸化を防ぐことです。私は、朝食はスムージー、昼や夜は炭水化物を少なめにしておかずを多めに食べるくらいで、特に制限なく普通に食べています。あとは、必要な栄養を松倉クリニックのサプリで補ったり、冬になるとニューレチノイン酸を塗ったりするくらいです。ゴルフをしても、シミもできませんよ。
自分に必要な栄養素を知るために、松倉クリニックでは「松倉式メディカル栄養療法」をおこなっています。まず、血液検査や尿検査で、原因をきちんと検討して、栄養の側面から、適切なアプローチを考える。当たり前のことを、毎日、少しずつでも、続けることが、一番効果があるんです。
ヒフコ
美容医療の施術なしで、こんなに肌がキレイなんて驚きです・・・!
松倉院長
たとえば、肌にはコラーゲンが大切なのは皆さんよくご存じで、コラーゲン関連のサプリはドラッグストアでもたくさん売っているのですが、そんなものにお金を出しても意味がないんです(笑)。
コラーゲンは、たんぱく質と鉄分とビタミンCでできるので、その栄養素をとるほうが効果的。特に、女性は生理があるので、鉄分が不足しがち。コラーゲンを補いたいなら、鉄瓶でお湯を沸かす方が、よっぽど効果的です。鉄分を取るだけで、肌はもちろん、冷え性のような女性に多い症状も改善することが多い。コラーゲンのドリンクやゼリーなんて、味を整えるために糖分がたくさんはいっているから、むしろ逆効果かもしれません・・・
ヒフコ
私も、肌にいいと思って、毎朝コラーゲンゼリー食べていました!!(笑)
松倉院長
そういう効果が曖昧なことに、お金を使ってほしくない・・・!美容の世界って、そういう結果が出ないファジーなアプローチが多いんです。
松倉クリニックでは、患者さんそれぞれのライフスタイル、予算に合わせて「結果を出す」治療、施術をご提案しています。患者さんは、ひとりひとり遺伝的な要素も異なれば、生活環境や習慣も異なります。予算も治療法を決める重要な要因です。松倉クリニックには、保険が適用になる何百円の治療から何十万の治療まで、数多くの選択肢がありますので、まずはご相談ください。美容医療は、今でも無理な契約を強いるクリニックがあるようですが、松倉クリニックは絶対にそのようなことはしませんので、ご安心ください。
ヒフコ
松倉院長には、芸能人や有名人じゃなくても、診察していただけるんですか・・・?
松倉院長
もちろんです、いつでも松倉クリニックにご来院ください!ただ、先程申し上げたように、フィーリングが合わなければ、お断りすることはありますが・・・(笑)美容クリニックをホッピングして、いろんなクリニックでいろんな施術をする方は、ご遠慮いただくことがあります。何の施術をしているか把握できないと、想定できない失敗につながることがあり、責任が持てないので。信頼関係が築ける患者様なら、なんでもご相談ください!
- このインタビューのクリニックは…
- 松倉クリニック
- 東京都渋谷区神宮前4-11-6表参道千代田ビル9F
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※この記事には個人的感想が含まれています。