もみあげを脱毛する必要性ってあるの?
もみあげはワキや腕・脚などとは違って自分の視界に入りにくく、積極的に「脱毛しよう!」と考える人が少ないパーツです。
しかし、他人からは顔の正面より横顔を見られていることが多く、もみあげは自分で思っている以上に印象を左右する大切なパーツといえます。
ボサボサで乱れたもみあげを脱毛すると、垢抜けて洗練された印象を与えることができ、清潔感もよりアップします。
そんなもみあげ脱毛のメリットをまとめてみました。
もみあげ脱毛のメリット
女性のもみあげ脱毛には、次のようなメリットがあります。
1.小顔効果が期待できる
顔まわりがすっきりとシャープな印象になります。
2.横顔美人になれる
自分では見られなくても他人からはよく見える横顔の美しさを作り出せます。
3.好きなヘアスタイル・ヘアアレンジを自由に楽しめる
耳かけスタイル、アップスタイルなど、フェイスラインを出すアレンジがより理想的な仕上がりとなります。
4.理想のもみあげデザインをキープできる
医療脱毛はムダ毛が生えない期間が長く、キレイなもみあげをラクに維持できます。
5.自己処理による肌トラブル、面倒なお手入れを軽減できる
カミソリの処理による肌荒れ、剃りすぎなどを防ぎ、こまめなお手入れの手間を省けます。
もみあげの脱毛範囲はどこまで
もみあげ脱毛ができる範囲は、基本的に「髪の生え際から耳横のうぶ毛」まで。
太さがある髪の毛の脱毛はやけどのリスクが高く、多くのクリニックで脱毛できないのです。
ただし、髪質やもみあげの状態によっては髪の毛ともみあげの区別ができないこともあるため、理想的なもみあげの形にするために、希望している範囲まで脱毛できるのか契約前のカウンセリングでしっかり確認するようにしましょう。
もみあげ脱毛の失敗を避けるために注意すること
繰り返しますが、もみあげは横顔の印象を決める重要なパーツです。
そのため、事前に注意しないと失敗や後悔にも繋がります。
そこで、もみあげ脱毛でよくある失敗を3つの例にまとめました。
もみあげ脱毛の失敗①他の部分のムダ毛が目立つようになった
顔全体のうぶ毛が多く、よく自己処理をしているという人は、もみあげ周辺だけをキレイに脱毛することで、フェイスラインなどもみあげ以外のムダ毛がより目立ってしまうことがあります。
うぶ毛がある、伸びているところとそうでないところは、肌の明るさに差が出やすく、脱毛済みのもみあげ周辺だけが浮いて見えることも。
もみあげだけでなく顔のムダ毛・うぶ毛も気になっている人は、もみあげ脱毛と同時に顔脱毛の検討もおすすめします。
もみあげ脱毛の失敗②薄く・まだらになってしまった
もみあげの毛量が多く濃く見える人は、一度全剃りをしてからもみあげ全体に脱毛のレーザーを照射することがあります。
毛量が薄いもみあげはスタイリッシュな印象を与えますが、脱毛だけで毛質を柔らかくしたり、全体を均一に薄くするのは難しく、何度も照射しているうちに思っていた以上に薄くなったり、まだらな仕上がりになることも考えられます。
もみあげ脱毛をするときに施術担当者と相談するのもいいですが、クリニックによっては毎回同じ人に担当してもらえないことも。
行きつけの美容室があれば、髪をカットする際にもみあげの毛量を調節してもらい、自分にあった濃さを教えてもらうのもよいでしょう。
もみあげ脱毛の失敗③仕上がりが不自然
自分では自然な仕上がりのデザインを選んだつもりでも、他人から見ると不自然な仕上がりになっていることがあります。
ほとんどの場合、顔の形や今のヘアスタイルにあっていない形で脱毛したことが原因です。
クリニックでもみあげ脱毛をすると、照射を繰り返した部分は毛が生えにくくなり、脱毛前の状態に戻すことはできません。
実際に脱毛する前に、クリニックのカウンセリングや美容室などで相談し、どんな形のもみあげが自分に似合うのかをしっかり確認してから決めることが大切です。
自分に似合うもみあげの形はこうやって選ぶ!
女性の横顔が美しく見えるもみあげのデザインは、基本的に「耳たぶに届くくらいの長さで、先が丸くやわらかい逆三角形」です。
この基本を守ることで、ヘアスタイルや顔の形をあまり気にせず美しいもみあげを作ることができます。
ヘアスタイルや髪の長さが決まっている場合、次のような長さ・デザインがベストです。
ヘアスタイル | もみあげの長さ・デザイン |
・ミディアム~ロング ・ショートボブ |
長さ:耳たぶまで デザイン:ナチュラルでやわらかい逆三角形 |
・ミディアム~ロング ・耳かけ、アップスタイルが多い人 |
長さ:耳たぶよりやや短め デザイン:薄めでスッキリの逆三角形 |
・ショート ・ベリーショート |
長さ:耳の中ほどまで デザイン:シャープな逆三角形 |
ミディアムからロングの人は、基本の自然で柔らかい逆三角形がおすすめです。
ただ、髪の長さや耳の大きさによってはもみあげが目立つことがあるので、髪を切るときは髪の先端よりもみあげが出ないショートボブくらいまでにするとより自然な印象になります。
耳かけやアップスタイルが多い場合、基本より少し短め・薄めのスタイルにすると、よりスッキリした印象を与えます。
ショートやベリーショートの場合はもみあげの長さを短く、シャープなスタイルにすることで、ヘアスタイル全体のバランスがよくなりますよ。
また、エラの張りや面長など顔の形が気になる場合は、基本より短めにするとスッキリしたバランスになりやすいので、脱毛前に相談してみてください。
自宅でセルフもみあげ脱毛はできる?
もみあげはセルフ処理している人も多いですが、鏡で確認しにくい顔の横にあるため失敗しやすいパーツです。
また皮膚が薄い顔のムダ毛であること、目に近いことなどから、セルフのもみあげ脱毛はあまりおすすめできません。 代表的なセルフ脱毛・自己処理の一例を紹介します。
除毛クリーム
薬剤で肌表面に伸びたムダ毛を溶かす方法です。一度に広い範囲を脱毛できますが、市販の除毛クリームは顔に使用することができません。
肌へのダメージのほか、目にクリームが入ったり、薬剤の成分が目にしみたりすることもあります。
ワックス脱毛
脱毛用のワックス剤を肌に伸ばし、ペーパーなどを使って一気にムダ毛を引き抜く方法です。
はがすときに強い痛みがあり、毛根からムダ毛を引き抜くため顔への使用には向いていません。赤み、ヒリつきなどの原因となります。
家庭用脱毛器
脱毛サロンやクリニックと同じ原理で脱毛できる方法です。
しかし医療脱毛と比べると照射のパワーは低くなっており、ムダ毛を作る細胞も破壊できません。
脱毛できても一時的で、しばらくするともみあげは伸びてきます。また、光を目に照射した場合、視力低下・失明の危険性もあります。
カミソリ
もっともポピュラーで手軽な方法です。
ただし、カミソリでムダ毛を剃るときには肌表面の角質層や皮脂を一緒にそぎ落としたり、目に見えない細かい傷が残ったりします。
これは肌荒れ、毛嚢炎、埋没毛などやっかいなトラブルの原因です。
もみあげ脱毛に必要な回数や期間の目安
もみあげ脱毛は、美容クリニックでできる「医療脱毛」と、エステサロンなどの「サロン脱毛」のどちらかで受けられます。
医療脱毛とサロン脱毛では、使用する脱毛機器の照射パワーや効果が異なるため、脱毛完了までに必要な回数や期間に大きな差が生じます。
個人差はありますが、もみあげ脱毛完了までにかかる回数と期間は、医療脱毛で8~10回(1年半~2年弱)、サロン脱毛で18~24回(2~4年)ほどです。
医療脱毛は毛を生やす組織を破壊する「永久脱毛」が可能ですが、医師がいない脱毛サロンやエステサロンでは、医療脱毛よりも穏やかな出力の脱毛機器しか使用できず、効果は「減毛・抑毛」にとどまります。
少ない回数、短い期間でもみあげ脱毛をしたい、より脱毛効果を長引かせたいという場合は医療脱毛がおすすめです。
もみあげ脱毛の事前処理方法
クリニック・サロンでもみあげ脱毛をするときには、事前準備が必要です。 いずれも、脱毛を受ける前日の夜から当日朝までに済ませておくようにします。
シェービング
もみあげ脱毛をする部分をシェービングしましょう。
このとき、カミソリではなく電気シェーバーを使用することで、肌への負担を軽減でき、ケガや剃りすぎなどのトラブルを防げます。
どうしても自分でうまく形を整えられない場合、クリニックによってはシェービングの対応をしてくれるところもあるので事前に確認してみましょう。
いつも以上に入念な保湿を心がける
シェービング後の肌はいつも以上にダメージを受けやすくなっており、脱毛後のトラブルを予防するためにも念入りな保湿を心がけましょう。
いつもより意識的にシェービングをした肌までお手入れして、乳液やクリームなどで乾燥を防いでください。
もみあげ脱毛まとめ
女性のもみあげ脱毛について、もみあげ脱毛のメリットやよくある失敗、理想のもみあげデザインなどを紹介しました。
もみあげは思っている以上に他人から見られているパーツであり、その人の印象を左右します。
セルフ処理ではトラブルや失敗を引き起こしやすいため、自分にあったもみあげデザインを考えながら医療脱毛で整えるのがおすすめです。
もみあげ脱毛が得意なクリニックを見つけて、ぜひ横顔美人を目指してくださいね。