ポテンツァのダウンタイムが短い理由
ダウンタイムが比較的短いとされているポテンツァ。
ポテンツァはRF(ラジオ波)を照射する施術です。RFには止血作用があるため、かさぶたや赤みが生じにくいといわれています。
さらに、針を刺す際に皮膚を吸引して針を刺しやすくしたり、RFの出力や針の深さを調整できたりする点から、必要以上に肌への負担がかかりにくくなっている点も特徴です。
このため、同じマイクロニードル治療であるダーマペンと比較しても、ダウンタイム期間が短い傾向にあります。
ポテンツァのダウンタイムはどんな症状が出る?
ポテンツァはダウンタイムが比較的短いとはいえ、施術後にまったく何の症状も出ないわけではありません。肌質やその日の体調によっては、症状や期間の長さなどが異なる場合も。
ここでは、施術後に起こりやすいダウンタイムを症状別に紹介します。
赤み
ポテンツァは肌に針を刺し、針先から高周波RFによる熱刺激も加えるため、施術後は赤みが生じやすいでしょう。
ただし、多くの場合、施術数時間後〜翌日には赤みが徐々に引いてきて、2〜3日後にはおさまるとされています。
施術翌日からメイクすることができ、赤みはメイクで隠せる程度といわれているため、日常生活に大きな支障はないでしょう。
腫れ
施術直後は強く腫れやすくなりますが、ほとんどの場合数時間~数日程度でおさまるとされています。
腫れが気になるときはマスクなどで隠すとよいでしょう。
痛み
痛みの感じ方には個人差はありますが、施術時に針を刺すため、施術中〜施術後にピリピリとした痛みを感じることも多いとされています。
ただし、多くの場合、痛み止めが必要になるような強い痛みではありません。長くても数日程度でおさまるとされています。
紫外線を浴びたり肌に刺激を加えたりすると悪化しやすいため、痛みが気になる場合は直射日光や激しい運動を避けて安静に過ごしましょう。
かさぶた
施術後にかさぶたができる場合もあります。目立つかさぶたができなくても、肌表面のざらつきによってメイクののりが悪くなることも。
針で肌を刺すため、その傷によりかさぶたやザラつきがありますが、1週間程度できれいになるとされています。
かさぶたの表面はザラつくため、つい気になって剝がしたくなるかもしれませんが、剥がすと肌トラブルに繋がる可能性も。自然に剥がれるまで待ちましょう。
色素沈着
施術後、まれに色素沈着が起こることも。ダウンタイム中、無理にかさぶたを剥がすことや、肌を強く擦るなど刺激を与えることが原因として考えられます。
刺激を与えることで炎症が起こって色素沈着になるため、気になるからといって患部を強く触らないようにすることが大切です。
紫外線を避け、肌への刺激を極力減らすように心がけましょう。
ポテンツァのダウンタイムはいつから・何日ある?
ここでは、ダウンタイムの日数を術後の経過とともに紹介します。経過を把握し、ご自身の予定も考慮した上で、治療を受ける日程を決めていきましょう。
施術当日
ポテンツァは施術当日から赤みやほてり、腫れ、ヒリつきなどのダウンタイムが強く出ます。
ただし、肌状態や治療内容により個人差があり、赤みや腫れがでても気にならない程度の場合も。
施術当日はメイク不可のため、気になる場合はマスクなどでカバーしましょう。
また、施術後は日焼け止めを塗らないよう指示が出るケースがほとんど。帽子や日傘で紫外線対策をして、肌への刺激を避けてください。
2〜3日後
赤みやほてり、腫れは2〜3日後にはおさまるとされています。
施術翌日からメイクは可能です。赤みなどが気になる場合もメイクで隠せる程度といわれています。
ただし、体験者の中には「色付きの日焼け止めを塗っただけでは隠せなかったうえ、かえってかさぶたが目立った」という声も。
術後の経過は治療内容や肌状態により個人差があるので、目安として参考にしてください。
1週間後
表面がザラザラするようなかさぶたは1週間程度で剥がれていくといわれています。1週間後くらいには、ポテンツァの効果が徐々に感じられるようになるでしょう。
赤みや腫れが引いたとしても、1週間程度経過するまではデリケートな状態が続きます。引き続き紫外線などの刺激を避けることを心がけましょう。
ダウンタイム中に必要なスキンケアなどについては、次章で詳しく紹介します。
ポテンツァよるダウンタイム中の過ごし方やスキンケアは?
施術後〜1週間程度は肌がデリケートな状態です。
ダウンタイム中の敏感になっている肌を守るために、以下のことに気をつけましょう。
乾燥しないよう保湿を心がける
施術後はバリア機能が低下し、外部の刺激を受けやすくなっています。極力、刺激の少ない敏感肌用のコスメなどを使うようにしましょう。
バリア機能をサポートするセラミドや、肌細胞の生成を促進するEGFなどが配合されているものを選ぶと効果的。化粧水などをつけるときも患部を強く擦らないよう優しく保湿しましょう。
紫外線対策をしっかり行う
施術後は肌に悪影響がある紫外線にも気をつけましょう。外部刺激の侵入を防ぐために、紫外線から守る日焼け止めを塗ることも大切です。
日傘や帽子など積極的な紫外線対策を行うのもよいでしょう。
飲酒や激しい運動に気を付ける
腫れやほてりなどの熱っぽい症状が治まるまでは、飲酒や激しい運動、サウナなど血流を促す行為は控えましょう。
血流が促されることで症状を助長させてしまう可能性があります。
ポテンツァによるダウンタイムが長引いたらどうする?
赤みや腫れなどの症状は徐々に治まりますが、ダウンタイムが長引いている場合は対処法を変える必要があることも。
症状が長引いているときは自己判断せず、できるだけ早めにクリニックに相談しましょう。
ポテンツァのダウンタイムを適切なケアで最小限に抑えよう
ダウンタイムは一時的なものとはいえ、1日も早く健康な状態にしたいですよね。
症状が早く回復するよう保湿や紫外線対策を徹底するなど、この記事で紹介したケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ダウンタイムが心配な方は、治療前に医師からダウンタイムについての説明をしっかり受けると安心です。あらかじめ不安要素を少なくしておきましょう。