参考:https://x.com/fujitv_honma/status/1702185464957112584?s=20
注目の再生医療「エクソソーム」とは?
番組では最新研究が進む再生医療「エクソソーム」が取り上げられました。
エクソソームとは一体どんなものなのでしょうか。
この項目ではエクソソームについての概要と、今後期待できる治療や効果などを紹介します。
エクソソームを紹介してくれたのは陰山泰成先生
エクソソームについて番組で紹介してくれたのは、高輪アイランドクリニックの陰山泰成先生。
番組では老化医療評論家として、エクソソームとはどんなものなのか、どんなことに利用されているのかなど、わかりやすく解説していました。
高輪アイランドクリニック
https://takanawa-islandclinic.com
「エクソソーム」は誰の体にでもある「小さな袋」
エクソソームとは、人の体の細胞から放出される「小さな袋」のことです。
人体は常に細胞分裂を繰り返しており、細胞が分裂するときに出てくるのがエクソソームだと陰山先生は話していました。
体内にある約37兆個の細胞細胞はもちろん、お腹の中にある細菌やバイ菌にもエクソソームは存在します。つまり、人体に限らず、あらゆる細胞にエクソソームがあるというわけです。
体の健康に役立っている一方、がん細胞が持つエクソソームでがんの腫瘍が大きくなったり、転移したりという側面もあります。病気の発症や進行にもエクソソームが関わっているのです。
エクソソームの役割
エクソソームが持つ役割は、細胞一つひとつが持つ情報の伝達です。
エクソソームにより細胞同士が情報交換しているだけでなく、人と人の間での情報交換もおこなわれているのだとか。
元は他人同士だった夫婦がだんだん似てくるのも、家族として同じ時間を長く過ごすうち、お互いのエクソソームによる情報交換が関係していると考えられています。
エクソソームの種類|もっとも効果が期待されるのは?
エクソソームはさまざまな細胞にありますが、陰山先生が現在もっとも効果が期待されていると話すのは、赤ちゃんの臍帯(へその緒)を使った幹細胞エクソソームです。
しかし、こうした細胞から作られるエクソソームは量が限られているため、治療を受けようとすると高額な費用が必要になります。
そこで陰山先生が注目しているのが、植物から採取するエクソソーム。
植物のエクソソームは培養しやすく、実用化していけば今より安価でエクソソームの治療や美容施術が受けられるようになるのでは、と紹介していました。
エクソソームは難病治療やケガの治療、さらには美容効果も期待大!
がん細胞に代表される、病気を引き起こす悪いエクソソームがあるように、人体によい影響を与える「いいエクソソーム」もあると陰山先生は話します。
いいエクソソームを使うことで、これまで治療が難しかった難病の治療が実現化したり、ケガの治りが早くなったりするのでは、と考えられているからです。
陰山先生が実例として紹介してくれたのは、なんと人の便を使った治療法!
健康な人の便からエクソソームを取り出して培養し、難病治療に役立てているのだとか。オランダやアメリカでは、献血カーならぬ「献便カー」もあるそうですよ。
美容とエクソソーム
現在クリニックで受けられるエクソソーム治療には、直接体内に届けやすい点滴療法があります。
かかる費用の相場は、1回の点滴でおよそ4万円から5万円程度。番組で話していた相場では、安いところで2万円から、内容によって40万円という治療もあるそうです。
美容はもちろん、体の健康にも大きく影響を与えるため、エクソソームの利用でダウンタイムがかなり軽減される可能性も大きいのだとか。
今後エクソソームがどのような美容医療に使われていくのか、ぜひ注目してみてください。
美容ヒフコがおすすめするエクソソームを行っているクリニックはこちら↓
老け見え改善のポイントは「首のしわ」&「目の下のクマ」!?
続いて、番組で紹介された美容医療における老け見え改善・若見え治療の最新トレンドをおさらい!
大きなポイントは「首のしわ」と「目の下のクマ」だそう。それぞれ老けて見える理由や、ナチュラルに若見えするコツ、若見え整形の主流になっている施術を紹介します。
老け見え改善のトレンドを紹介してくれたのは上原恵理先生
美容医療の若見えトレンドを紹介してくれたのは、ヒフコでもおなじみTHE ONE.の上原恵理先生です。
自身の体験もふまえながら、ゲストの田中みな実さんと美容トークを繰り広げてくれました。
THE ONE.のヒフコ紹介ページはこちら↓
年齢とともに目立つ首のしわ…老けて見える理由とは
上原先生はまず、田中みな実さんは年齢とともに首のしわが目立ってくるタイプだと指摘。田中さんのように痩せている人は、首の老化が特に目立つのだそうです。
上原先生いわく、首は顔と同じくらい老化が目立ちやすいパーツなのだそう。普段、自分で顔は意識しても、首を意識する人は少ないと話します。
しゃべったり笑ったりすることで、あごの下から首にかけての広頚筋(こうけいきん)が目立つようになります。この縦筋が出てくると、一気に「おばあちゃん感」が出てしまうのです。
上原先生は首にボトックスを打ち、しわを目立たないよう薄くしていると話していました。
年代別ほうれい線の目立ち方
首のしわと同じく、多くの人が気になるのが顔のほうれい線です。ほうれい線は年齢とともに大きく、深くなっていきます。
番組で上原先生が解説していた、年代別によるほうれい線の目立ち方は次の通りです。
30代…鼻の横に少しほうれい線が現れる
40代…口角までほうれい線が伸びる
50代…ほうれい線が口角より下に伸びる
60代…フェイスラインまでほうれい線が伸び、ブルドッグ状態に
個人差はありますが、年齢とともに少しずつほうれい線が目立つようになっていくのがわかりますね。
ほうれい線やしわ対策の施術でナチュラルに若見えするには?
上原先生が提言するナチュラルに若見えする美容施術方法は、一気に大きな施術をするより「こまめにちょこちょこ」施術をすることでした。
一度に大きな施術をすると急に若返ったように見え、不自然な印象を与える可能性があります。クリニックでこまめなお手入れをすれば、自然な若見えをキープしやすくなるというわけです。
首のボトックス注射だけでなく、ほうれい線対策としてレーザー治療や糸リフト、ヒアルロン酸注射など、あらゆる治療を自身で試した上原先生だからこそ、説得力がありますね。
若見え美容整形のトレンドは「クマ取り」
さらに上原先生が話してくれたのは、20代の若い世代でも増えている「クマ取り」施術でした。
上原先生によるとクマは再発するそうで、先生もクマ取り手術を3回受けているのだとか。
年齢を重ねた人だけでなく、20代の若いうちからクマ取り施術を受ける人が増えており、今では二重手術に次いで人気があるそうです。
見た目を若々しくしていると内面も若くなる!?
陰山先生は、見た目を若々しく保とうとしている人は内面も若さ溢れてくるとも話していました。
実際、1800組の双子のどちらが若く見えるか、一般の人を対象に調査をおこなったところ、同じ年齢の双子でも若く見えるほうが長生きしたという結果が出ています。
医師や専門家が見た若さではなく、一般の人が感じた見た目の若さが、長生きに通じているとも考えられる調査結果ですね。
陰山先生は見た目の若さが実年齢より「本当の年齢」を現している、若く見えることが長生きのコツだとまとめていました。
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まとめ
本記事では、9月20日に放送された「ホンマでっか!?TV」で取り上げられた、エクソソームと若見え美容医療について紹介しました。
再生医療として注目のエクソソームは、急激に研究が進んでいる分野のひとつ。健康や美容にいい影響を与える治療として、これからの活用法に注目です。