2023年9月20日、NHK総合『あさイチ』で「STOP!目立ち毛穴 徹底改善SP」が特集放送されました。

さまざまな肌悩みのうち、年齢を問わず多くの人の頭を悩ませているのが毛穴のトラブル。番組では、特に人目につきやすい鼻と頬の目立ち毛穴について、原因や改善方法、市販の対策グッズ、毛穴隠しメイクなどが紹介されました。

本記事では、特集内で取り上げられた目立ち毛穴の原因と基本のスキンケアについて詳しく紹介します。目立ち毛穴の原因や角栓の正体を知りたい、正しい毛穴ケアを身につけたい方はぜひ参考にしてください。

 『目立ち毛穴の原因は?』思わぬ理由で毛穴が目立っていた!

番組特集の冒頭では、目立ち毛穴が気になるという50歳の女性が登場。たるみで毛穴が縦長に目立つようになり、頬の毛穴にはデコボコが。さらに更年期で肌が乾燥し、ますます毛穴が目立つようになってしまったそうです。

スタジオでは目立ち毛穴や毛穴ケアについて、銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子院長が、わかりやすく解説してくれました。

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毛穴が目立つ一番の原因は「毛穴の汚れ」

大手化粧品メーカーの毛穴改善チームにより、まずは女性の毛穴と肌の状態をチェック。すると、判明した目立ち毛穴の大きな原因は「毛穴の汚れ」でした。

この毛穴汚れは最近詰まったものではなく、長年の積み重なりによるものだそう。長い間落としきれなかった毛穴の汚れが蓄積するため、特に頬の角栓詰まりは年齢とともに増える傾向にあるそうです。
なんと、50代では20代の2倍以上、毛穴汚れや角栓の詰まりがあるという調査結果も発表されていました。

女性は自分では敏感肌だと感じていて、洗浄力がマイルドな洗顔料を使い続けていました。そのことが、洗顔で毛穴汚れをしっかり落とし切れていなかった原因のようです。

40代から要注意!3タイプの目立ち毛穴

慶田先生は目立ち毛穴について、大きく3つのタイプに分類されると紹介しています。目立ち毛穴のタイプと原因は、それぞれ以下の通りです。

 

毛穴タイプ 毛穴の状
詰まり毛穴

皮脂の分泌が多い若い世代に多いタイプ

ただし、肌の代謝が落ちてくる40代以降も注意が必要

開き毛穴 夏の暑い時期などに皮脂が過剰に分泌され、毛穴が押し広げられた状態
たるみ毛穴

顔の皮膚がたるむことでできるタイプ

丸い毛穴が涙型になり、毛穴同士が繋がってしわのように見えることも

 

慶田先生によると、顔の毛穴はそもそも皮脂の分泌量が多く、毛が細いため汚れや皮脂が詰まりやすい構造になっているのだとか。
40代以降で代謝が落ちると、皮脂や汚れが詰まりやすく、たるみを作る原因になるようです。

日々のスキンケアが大事!まずは洗顔から見直しを

女性の毛穴を分析した毛穴のプロによる毛穴改善チームも、スタジオの慶田先生も、目立ち毛穴を改善するには日々のスキンケアが大切だと話します。

スキンケアの基本となるのは、肌の汚れをしっかり落とす洗顔です。目立ち毛穴を作ってしまう毛穴汚れをため込まないよう、正しい洗顔方法を取り入れましょう。
番組で紹介されたおすすめの洗顔方法は、次のような手順です。

1、最初に手を洗い、手についた汚れや皮脂を洗い落とす
2、続いて顔も洗い、表面のほこりや皮脂を落とす
3、洗顔フォームなどをしっかり泡立てる。きめ細かい泡を手のひらにこんもりする量で、手を逆さまにしても落ちないくらいが理想的
4、顔に泡をつけたら、泡を転がす感覚で手が顔に触れないよう洗う
5、1分程度かけ、ていねいに泡を洗い流す

皮脂は肌のバリア機能として大切な存在ですが、分泌されて数時間すると酸化します。酸化した状態で長く放置すると、炎症や詰まりが起こりやすく、肌の老化、くすみの原因になるのです。

いったん肌の皮脂を洗顔でしっかりオフし、新たな皮脂が出てくるまでの繋ぎとして、保湿のスキンケアをすることが大切だと慶田先生は解説していました。

たるみ毛穴におすすめの成分「レチノール」

慶田先生がたるみ毛穴対策におすすめの成分として紹介していたのが「レチノール」です。

レチノールは乱れた肌のターンオーバーを高め、コラーゲンの増生を促す効果が期待できます。主にしわ改善成分として知られていますが、肌のハリがアップすることでたるみ毛穴にも効果を発揮しやすい成分でもあります。
レチノール配合化粧品の中でも、効果を実感しやすい医薬部外品がおすすめだそうですよ。

レチノールには「レチノール反応」と呼ばれる、肌にピリピリした刺激を感じたり、赤みが生じたりする反応が起こることがあります。慣れるまでは数日おきに少量から使うようにし、紫外線対策も念入りにおこなってくださいね。

『気になる!鼻の角栓』意外と知らない角質の正体

続いて、看護師で仕事中はマスクとゴーグルを着用しており、蒸れによる鼻の角栓詰まりが気になっているという女性が登場。
一般的な洗顔料ではなかなか落とせない毛穴の角栓とは、一体どのようなものなのでしょうか。

普通の洗顔だけで鼻の角栓が落ちない理由

鼻などにできる毛穴の角栓は、ただのガンコな皮脂汚れではありません。
実は、その半分以上がタンパク質でできた肌の一部である「角層」と、皮脂が重なって固まっているものなのです。

皮脂が接着剤のような役割を持ってしまい、角質と強力にくっつき結びついています。これが、一般的な洗顔料では角栓が落とせない大きな理由となっています。

角栓はできて当たり前!ケアを楽しみながら対策を

しかし、角栓は皮脂と同じく体の代謝物のひとつです。どんなにスキンケアをしていても、角栓自体ができてしまうのはしかたのないことだと、角栓の研究をしてきたメーカーの研究者は話しています。

ただ、角栓によって肌悩みが大きくなったり、自分に自信が持てなくなったりすることに繋がることもありますよね。
そんなときは、角栓を取り除く効果が期待できる成分が入った洗顔料や、酵素入りの洗顔パウダーなどをスキンケアに取り入れてみましょう。

自分にできる毛穴ケアを楽しみながら、生活を豊かなものにすることが大切です。

『間違いだらけの毛穴ケア』毛穴ケアの常識を知ろう!

特集の最後には、よくある毛穴ケアのウソ・ホントをクイズ形式で紹介。そのケアが正しいかどうか、○・△・×で判断しています。

みなさんも、意外と間違えて取り入れている毛穴ケアがあるかもしれません。ぜひ正解を考えながら読んでみてください。

第1問:朝からしっかり泡洗顔をする

正解は…○

夜寝ている間にも皮脂が分泌され、寝る前のスキンケアでつけた化粧品の脂なども顔に残っています。
これらをしっかり落とさないと毛穴が炎症を起こす原因になり、結果として毛穴が目立つことに。

第2問:お風呂ではぬるめのお湯に約20分つかって角栓を溶かす

正解は…△

ぬるめのお風呂にゆっくりつかることで皮脂などの脂は溶け出しやすくなりますが、それだけで角栓は落とせません。
また、熱すぎるお湯は肌の乾燥に繋がるので、お湯の温度にはくれぐれも注意しましょう。

第3問:冷蔵庫で冷やした化粧水、毛穴の引き締め効果はある?

正解は…×

冷やした化粧水で肌を整えると確かに毛穴は引き締まりますが、あくまで効果は一時的。時間が経つとすぐ元に戻ってしまいます。
ただし冷たい化粧水で肌に問題がなく、使い心地が気に入っているなら続けても大丈夫だそうです。

第4問:たるみ毛穴の対策に表情筋を鍛える

正解は…×

たるみ毛穴を作る原因は、肌のコラーゲンが減少することにあります。顔の筋肉を鍛えても、残念ながらたるみ毛穴の改善には繋がりません。
表情筋のトレーニングだけで毛穴ケアを済ませず、毛穴の状態にあわせたケアを取り入れてみましょう。

第5問:クレンジングオイルで3分間のマッサージをする

正解は…×

クレンジングオイルは1分程度なじませるだけで、ほとんどのメイクが落とせます。時間をかけるならマッサージではなく、すすぎをていねいにおこないましょう。
クレンジングとマッサージを兼ねると、肌に必要なバリア成分も落としてしまいます。マッサージをするならクレンジングを終えてから、乳液やクリームなど別のアイテムをつけてから改めておこなうようにしてくださいね。

本当はそんなに目立ってない?毛穴悩みとの向き合い方

慶田先生は、毛穴悩みでクリニックを訪れる多くの患者さんについて、毛穴は意外と目立っていないと話します。

最近では写真加工アプリが当たり前になり、目指すところがアプリで加工した肌や人形のような肌、雑誌などでリタッチしたモデルの肌を目指す人が多いのだそうです。慶田先生はそのゴール設定自体がおかしいと感じています。

毛穴をすべてなくそうとするあまり、刺激を与えすぎて毛穴をこじらせている人も多いと語った慶田先生。自分で鏡を見るような距離で、人の肌を見ることはほとんどありません。だからこそ、顔は姿見で見るくらいでちょうどいいと話していました。

毛穴だけにとらわれることなく、踊らされすぎずにスキンケアを楽しみながら、いつもよりちょっとだけ引いて自分を見てみることも大切だそうですよ。

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まとめ

本記事では、9月20日の『あさイチ』で特集された、目立ち毛穴の原因と改善方法について紹介しました。

目立ち毛穴の原因は、主に毛穴汚れや肌のたるみにあります。ていねいな洗顔と適切なスキンケアを取り入れ、自分にできる範囲のケアを続けることが大切です。

どうしても改善できないときは、肌のプロがいるクリニックで相談してみてくださいね。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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