レディエッセとは?
レディエッセは、「カルシウムハイドロキシアパタイト」を主成分とするジェル状の注入剤を使用する施術です。カルシウムハイドロキシアパタイトは歯や骨の形成に関わる物質で、医療分野では20年以上の使用実績があり、安全性が高いことが特徴です。
レディエッセは、ヒアルロン酸と比較して材質が硬めであるため、よりきれいでシャープな鼻筋のラインを作ることができ、持続性も優れています。
注入方法はヒアルロン酸注入と同様で、極細の針で局所麻酔した後、レディエッセの注入を行います。
鼻のレディエッセの誤った使用による危険性
鼻のレディエッセは、アレルギーや壊死のリスクが指摘されています。
レディエッセの主成分である「カルシウムハイドロキシアパタイト」は、一般的には非アレルギー性物質として安全性が高いとされています。
しかし、アレルギーの可能性がまったくないとは言えません。レディエッセの注入後にアレルギー反応が起こった場合、以下のような症状が現れるとされています。
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
- 発疹
- 疼痛など
また、レディエッセには壊死のリスクも指摘されています。レディエッセの注入により皮膚が膨らんで緊張が強くなると血流が悪くなり、皮膚が壊死して黒いかさぶたになってしまう可能性があるのです。
レディエッセ注入には皮膚壊死やアレルギーのリスクがあることを理解し、十分な注意を払いましょう。
鼻のレディエッセの安全性
レディエッセは、FDA(アメリカ食品医薬品局)を始めとする世界10カ国で承認を得ている安全性の高い成分です。
世界で80万人以上の方がレディエッセの治療を受けているという実績があります。
しかし、レディエッセの安全性の高い成分であるものの、リスクが全くないわけではありません。
アレルギーや皮膚壊死のリスクを完全になくすことはできないため、施術前に医師とよく相談し、適切な判断をすることが重要です。
レディエッセに期待できる効果
鼻の形状を整え、理想的な印象を与えたいと考えている方にとって、レディエッセは有効な選択肢の一つです。
ここからは、レディエッセに期待できる効果をご紹介します。
しっかりした輪郭を作れる
レディエッセは、鼻の輪郭形成に優れた効果を発揮します。
レディエッセの主成分である「カルシウムハイドロキシアパタイト」は骨や歯の形成に関わるからです。この特性によって、レディエッセは硬さに優れています。
たとえば、鼻の輪郭形成においては、ヒアルロン酸と比べてレディエッセの方が材質が硬めであるため、よりシャープで美しい鼻筋のラインを作れます。
ヒアルロン酸などの他の注入剤では実現が難しい、しっかりとした輪郭を作ることができるのです。
長期的な持続効果
レディエッセは、長期的な持続効果に優れた注入剤です。
レディエッセの主成分「カルシウムハイドロキシアパタイト」は、体内でコラーゲンを生成させる働きが期待できるからです。このメカニズムによって、レディエッセの効果は長期間持続するのです。
レディエッセの効果は個人差がありますが、一般的には1年から1年半程度とされています。
肌に馴染みやすい
レディエッセは自然で柔らかな仕上がりが特徴です。
注入後にコラーゲンを生成するため肌に馴染みやすく、自然なハリを持続させることができます。
レディエッセは体内で徐々に分解され吸収されていくため、異物感が少なく、肌に馴染みやすい特性があります。これにより、自然で若々しい表情を取り戻すことが可能になるのです。
鼻のレディエッセのデメリット
鼻のレディエッセには以下のようなデメリットがあります。施術前にしっかりと確認し、後悔のないようにしましょう。
溶解注射はない
レディエッセには溶解注射がないため、一度注入をすると修正が非常に難しい注入剤です。
ヒアルロン酸のように溶解剤で簡単に溶かすことができません。
物理的に取り除くしか方法がなく、切開して掻き出す手術が必要になります。そのため、完全に取り除くことは難しいのです。
しこりができる可能性がある
レディエッセは、しこりができる可能性があります。
注入する部位が浅すぎると、硬い成分であるレディエッセがしこりのように触れてしまうリスクがあるのです。
ただし、レディエッセに限ったことではなく、硬いタイプのヒアルロン酸製品でも似たようなデメリットが発生します。レディエッセの施術を受ける際には、経験豊富で信頼できる医師を選ぶことが非常に重要です。
施術医の技量に左右される
レディエッセの施術結果は、施術医の技量に大きく左右されます。
レディエッセは適切な深さと位置に注入することが重要だからです。注入の深さが浅すぎるとしこりができるリスクがあり、深すぎると理想とする仕上がりが十分に発揮されない可能性があります。
また、レディエッセには溶解剤がなく、注入後の修正が非常に難しいため、正確に注入する技術が求められます。
自然な仕上がりを実現するためには、レディエッセに関する深い知識と高い技術が必要不可欠です。
レディエッセの施術を受ける際には、経験豊富で信頼できる医師を選ぶことが非常に重要です。
鼻のレディエッセで後悔しないためのポイント
鼻のレディエッセを受ける前に知っておくべきポイントがあります。ポイントを理解し、適切な準備を行うことで、満足のいく結果につなげていきましょう。
実績が豊富な医師に依頼する
レディエッセの仕上がりは、施術医の技量に大きく左右されます。
医師の実績や症例写真を確認し、技術に信頼がおけるかどうかを考えることが大切です。また、カウンセリングで、医師とコミュニケーションを十分に取り、理想の仕上がりをイメージできるか確認することも大切です。
豊富な経験と実績を持つ医師に施術を依頼しましょう。
さらに、施術後のアフターケアが充実しているクリニックを選び、万が一のトラブルに対応できる体制が整っているかを確認することも重要なポイントです。
鼻のレディエッセのリスクを理解する
鼻のレディエッセで後悔しないためには、さまざまなリスクを十分に理解し、適切な対策を講じることが重要です。
施術前に十分なカウンセリングを受け、リスクや期待される効果について詳しく説明を受けましょう。
信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受け、適切なアフターケアを確認することで、リスクを最小限に抑え、満足のいく結果が得られるでしょう。
レディエッセ以外の方法も検討する
鼻のレディエッセで後悔しないためには、レディエッセ以外の方法も検討することが重要です。
具体的な選択肢としては、ヒアルロン酸注入が挙げられます。
ヒアルロン酸注入の場合は溶解剤があり、修正が比較的容易であるため、将来的な手術の可能性を考えるとヒアルロン酸の方が望ましい場合があります。
また、レディエッセやヒアルロン酸注入ではなく、最初から手術による隆鼻を検討することも一つの選択肢です。
後悔を防ぐためには、効果の持続性や修正の難易度などを考慮することが重要です。レディエッセ以外の選択肢も比較検討し、自分に最適な方法を選んでいきましょう。
鼻のレディエッセの治療の流れ
鼻のレディエッセの基本的な治療の流れは以下の通りです。
1. カウンセリング
まず、注入する部位や必要量、注入物の種類を決定します。
2. 麻酔
注入時の痛みを軽減するために、ご希望に応じて局所麻酔クリームを使用します。
3.注入
レディエッセの注入を行います。注入にかかる時間は約15分です。
5. アフターケア
医師の指示によりアフターケアを行います。
注入日当日からメイク、洗顔、入浴が可能です。アルコールや激しい運動はできるだけ避けましょう。
治療を受ける際は医師とよく相談し、不明な点は遠慮なく質問することが大切です。
鼻のレディエッセに関するよくある質問
最後に、鼻のレディエッセに関するよくある疑問や不安にお答えします。
レディエッセは吸収されますか?
レディエッセは、体内で徐々に吸収されます。レディエッセは注入後も硬くならず、柔らかさを維持したまま皮膚に残るため、不自然な仕上がりになるリスクが低く、自然で若々しい表情を実現することが可能です。
レディエッセは目の下に注入できますか?
レディエッセは、目の下にも注入可能です。ただし、目の下の症状や目指す仕上がりによってはレディエッセ以外の治療法が適しているケースもあります。そのため、カウンセリングで医師に相談のうえ、判断しましょう。
レディエッセは痛いですか?
レディエッセの注入時の痛みは個人差がありますが、ヒアルロン酸注射よりも痛みを感じやすいとされています。ただし、注射時の痛みは施術部位や医師の技量により異なるため、「チクッとする程度」という場合もあります。
痛みを軽減するためには、注入部位に麻酔クリームを塗布すると針を刺す痛みを和らげることが可能です。
ヒアルロン酸とレディエッセの違いは何ですか?
ヒアルロン酸とレディエッセは、同じ注入剤ですが、成分の特性や修正の容易さの点で異なります。
ヒアルロン酸は体内に自然に存在する保湿性の高い物質で、柔らかいジェル状の注入剤です。自然な仕上がりが期待でき、水分を吸収する性質があります。
一方、レディエッセはヒアルロン酸よりも硬く、しっかりとした輪郭形成が特徴です。
また、修正については、ヒアルロン酸は比較的容易ですが、レディエッセは溶解剤がなく、物理的に取り除く必要があるため非常に困難です。
それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。
まとめ
鼻のレディエッセは鼻を整えたい人に魅力的な選択肢ですが、リスクもあります。アレルギーや皮膚壊死の可能性があり、修正が難しいというデメリットもあります。
後悔を防ぐためには、リスクをしっかりと理解し、実績豊富な医師に依頼していくことが重要です。