糸リフトの料金相場

糸リフトの料金は、施術部位や使用する糸の本数、糸の素材によって大きく変動します。
施術する部位によっては、頬だけの部分的な施術から顔全体のリフトアップまで選択でき、それぞれ価格が異なります。また、使用する糸の本数が多いほど効果は高まりますが、その分費用も増加する仕組みです。
さらに、糸の素材によっても料金に差が生まれ、持続期間や効果の違いが価格に影響しています。クリニックによって料金体系が異なるため、複数のクリニックで比較検討することが大切でしょう。
それでは、糸リフトの料金を決める具体的な要素について詳しく説明していきます。
施術する部位による価格の違い
糸リフトの費用は施術部位によって大きく異なり、範囲が広いほど高額になる傾向があります。これは、部位ごとに必要な糸の本数や施術の複雑さが変わるためです。
以下の表は、主要な施術部位別の料金相場をまとめたものです。
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施術部位 |
料金相場 |
使用糸本数(片側) |
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頬・フェイスライン |
10万円~30万円 |
4~6本 |
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あご下 |
15万円~30万円 |
3~5本 |
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ほうれい線 |
10万円~30万円 |
4~6本 |
頬やフェイスラインは最も人気の高い部位で、たるみやほうれい線の改善効果が期待できます。
あご下のたるみ改善では、皮膚の厚さや脂肪の量を考慮した施術が必要となり、範囲が広くなることから料金も相応に設定されています。
糸リフトの本数による料金の違い
糸リフトの料金は、基本的に「1本あたりいくら」という単位で設定されているクリニックがほとんどです。一般的には1本あたり1〜5万円程度が主流ですが、糸の種類によっては1本あたり3〜10万円前後になるケースもあります。少ない本数では部分的な改善に留まりますが、本数を増やすことで顔全体のバランスを整えながら、より効果的なたるみ改善が可能になります。
最適な本数は個人の顔立ちやたるみの程度によって異なるため、カウンセリングでしっかりと相談し、予算と効果のバランスを考慮して決定することをおすすめします。
吸収糸と非吸収糸の価格の違い
糸リフトに使用される糸は、大きく分けて吸収糸と非吸収糸の2種類があります。
吸収糸は体内で自然に分解されるため、異物として長期間体内に残らず、トラブルのリスクが比較的低いとされています。そのため、初めて糸リフトを受ける方にも選ばれやすく、料金も1本あたり1〜5万円前後と比較的手の届きやすい価格帯です。
一方で非吸収糸は、体内に長期間残り続けるため、数年後に感染や炎症、違和感といったトラブルが生じる可能性があるという報告もあり、現在ではあまり主流とはいえません。また、長期間残るからといってリフトアップ効果が永続するわけではなく、糸が緩む・ズレるなどの経年変化は避けられません。
このような背景から、現在では吸収糸が主流となっており、多くのクリニックで採用されています。非吸収糸は半永久的に体内に残るため、後年になってからのトラブルや抜去のリスクが懸念されることもあります。
そのため、価格や持続期間だけでなく、将来的な安全性やメンテナンスのしやすさも踏まえて、糸の種類を選ぶことが重要です。
このような理由から、安全性と将来的なリスクを考慮し、美容ヒフコでは吸収糸での施術を推奨しています。価格面だけでなく、長期的な安心感も重視して、自分に合った糸を選ぶことが大切です。
糸リフトの素材で変わる料金と効果

糸リフトで使用される糸の素材は、料金と効果に大きな違いをもたらします。
主な素材として、PDO(ポリジオキサノン)、PCL(ポリカプロラクトン)、PLLA(ポリ乳酸)の3種類があり、それぞれ持続期間や価格帯が異なります。
各素材の詳しい特徴と価格について説明していきます。
PDOの特徴と価格
PDO(ポリジオキサノン)は、他の素材と比較してリーズナブルな価格設定となっています。一般的な料金相場は、1本あたり1万円から3万円程度となっており、頬全体の施術でも10万円から30万円程度で受けることが可能です。
PDOは体内で自然に分解・吸収される生体適合性の高い素材であるため、アレルギー反応のリスクが低く施術を受けられます。
糸リフトの効果を手軽に試してみたい方や、まずは低価格で始めたいとお考えの方には、PDOを使用した施術がおすすめといえるでしょう。
PCLの特徴と価格
PCL(ポリカプロラクトン)は生体適合性に優れており、体内でゆっくりと分解されるため、より長期間にわたってリフトアップ効果を維持できます。
PCLの料金相場は、PDOと比較すると若干高めの価格設定です。
PCLの最大の特徴は、約1年から2年の効果持続期間にあります。PDOと比較すると、長期間の効果が期待できるため、頻繁なメンテナンスを避けたい方に適しています。
PCLは、糸リフトの効果をしっかりと実感したい方や、頻繁な通院を避けたい忙しい女性におすすめの素材といえるでしょう。
PLLAの特徴と価格
PLLA(ポリ-L-乳酸)は、糸リフトに使用される素材の中でも最も硬く、優れたリフト力を持つのが特徴です。しっかりとたるみを引き上げたいというニーズに対しては効果を発揮しやすく、フェイスラインの引き締めなどに用いられることが多い素材です。さらに、生体分解がゆっくりで体内に長くとどまるため、吸収される過程で線維芽細胞を刺激し、コラーゲン生成を促進。この働きにより、リフトアップ効果だけでなく、ハリや弾力のある肌へと導く肌質改善効果も期待できます。
物理的なリフト効果は約半年程度とされていますが、糸が分解・吸収されるまでの約18〜24か月にわたってコラーゲン産生が続くことで、肌内部の構造を整え、より長期的な若返り効果へとつながります。リフトアップとエイジングケアの両方を目指す方に適した素材といえるでしょう。
一方で、糸が硬い分、挿入時の痛みがやや強めであったり、術後に違和感が出やすいというデメリットもあります。また、近年ではPLLAの長期持続力とPCLの柔軟性を両立させたハイブリッド糸も人気となっています。
糸リフトを価格の安さだけで選んで失敗しないためのポイント

料金の安さだけで糸リフトを選んでしまうと、理想の仕上がりにならない可能性があります。
価格よりも医師の技術力を重視することが、満足のいく結果を得るための最も重要なポイントです。また、一回の施術費用だけでなく年間コストを考慮することも大切です。
さらに、たるみ治療マシンや肌育製剤との組み合わせにより、糸リフト単体では得られない相乗効果を実感できる場合があります。
それでは、これらのポイントについて詳しく説明していきます。
価格よりも医師の技術を重視して選ぶ
糸リフトにおいて重要なのは、医師の技術力と経験です。価格の安さに惹かれがちですが、施術の成功は医師のスキルによって大きく左右されます。
糸リフトは、顔の解剖学的構造を深く理解した上で、適切な角度と深さで糸を挿入する高度な技術が必要な施術です。経験の浅い医師が行った場合、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
- 糸の挿入位置が不適切で、不自然な仕上がりになる
- 左右のバランスが悪くなり、顔が歪んで見える
- ディンプル(皮膚の凹み)が発生する
- 十分なリフトアップ効果が得られない
クリニック選びの際は、医師の経歴や症例写真、口コミなどを必ず確認し、カウンセリングで医師の説明が丁寧で分かりやすいかどうかも重要な判断材料にしてください。
料金が多少高くても、技術力の高い医師による施術を選ぶことが、理想的な仕上がりにつながるでしょう。
一回の費用だけではなく年間でかかる費用を意識する
糸リフトの料金を検討する際は、初回施術費用だけでなく年間の総費用を計算することが重要です。
多くの方が初回の価格の安さに魅力を感じてクリニックを選びがちですが、糸リフトは継続的なメンテナンスが必要な施術であるため、長期的な視点での費用計算が賢明な選択につながるのです。
クリニック選びの際は、初回料金だけでなく年間メンテナンス費用やアフターケア体制についても詳しく確認しましょう。
たるみ治療マシンや肌育製剤との組み合わせが◎
糸リフトの効果を最大限に引き出すには、たるみ治療マシンや肌育製剤との組み合わせ施術が効果的です。
組み合わせ施術が推奨される理由として、糸リフトだけでは対応しきれない肌質の改善や細かなしわの解消を補完できる点が挙げられます。
糸リフトは主にたるみの引き上げ効果に優れていますが、肌のハリや弾力の向上、毛穴の引き締めなどは限定的です。そこで、ハイフやレーザー治療などのたるみ治療マシンを併用することで、皮膚の深層から表層まで総合的にアプローチすることが可能になります。
ただし、組み合わせ施術は一見すると追加費用がかかるように思われますが、糸リフト単体よりも回数を抑えられるケースもあり、結果的に費用を抑えられる可能性もあります。
たとえば、糸リフトとヒアルロン酸、ハイフなどを組み合わせることで、各施術の弱点を補い合いながらより少ない回数で高いリフトアップ効果を得られることもあるでしょう。
単純な施術料金の安さだけを重視するのではなく、それぞれの施術の特徴や目的を理解し、総合的に検討した上で自分に適した組み合わせを選択することが重要です。
糸リフトが得意なおすすめ医師3選
糸リフト施術を成功させるためには、技術力と実績を兼ね備えた医師選びが何より重要です。
糸リフトが得意なおすすめ医師3選をご紹介します。
加賀 裕基先生/カガクリニック(KAGA CLINIC)院長
院長の加賀先生は、「本当に安心して通えるクリニック」「本当に信頼できる医師」を目指し、誰よりも丁寧な施術と安心のアフターケアを徹底するドクターです。
特に糸リフト(スレッドリフト)は、繊細な技術と患者様の気持ちに寄り添った丁寧なカウンセリングで、多くの支持を集めています。
カウンセリングから施術、アフターケアまで院長が一貫して担当するため、初めての方でも安心して相談できる点も魅力。糸リフトを検討する方におすすめの医師です。
加賀 裕基先生のカガクリニック(KAGA CLINIC)の基本情報
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クリニック名 |
カガクリニック(KAGA CLINIC) |
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住所 |
東京都東京都渋谷区富ヶ谷1ー53ー5 IR代々木 地下1階 |
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交通手段 |
小田急線代々木八幡駅(徒歩1分) 東京メトロ千代田線代々木公園駅(徒歩1分) |
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営業時間 |
09:00 – 17:00 |
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休業日 |
不定休 |
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料金プラン詳細 |
畑山 知輝先生/プリズムビューティークリニック(PRISM Beauty Clinic)院長
院長の畑山先生は、小顔整形をはじめ、二重整形やクマ取りまで幅広く得意とする美容外科医です。
中でも糸リフト(スレッドリフト)は、その高い技術力と自然な仕上がりが支持され、糸リフトを検討する方に特におすすめのドクターです。
大手美容外科時代には銀座院院長を務め、年間2,000件もの脂肪吸引を手がけた“小顔整形のプロ”でもあり、糸リフトとの相性も抜群。
丁寧なカウンセリングと繊細なデザイン力で、一人ひとりに合った理想のフェイスラインを叶えます。
畑山 知輝先生のプリズムビューティークリニック(PRISM Beauty Clinic)の基本情報
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クリニック名 |
プリズムビューティークリニック(PRISM Beauty Clinic) |
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住所 |
東京都町田市原町田6丁目21-32 Machida ex 4階 |
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交通手段 |
JR横浜線町田駅(徒歩3分) 小田急線町田駅(徒歩3分) |
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営業時間 |
10:00 – 19:00 |
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休業日 |
不定休 |
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料金プラン詳細 |
まとめ

糸リフトの料金は、施術部位や糸の本数、素材の種類によって大きく異なりますが、正しい知識を持ってクリニック選びを行うことで、満足のいく施術を適切な価格で受けることができるでしょう。
美しい仕上がりを実現するためには、複数のクリニックでカウンセリングを受け、症例写真や口コミを確認した上で、あなたに最適な施術プランを提案してくれる信頼できる医師を選択してください。






