タレ目には、「優しく可愛らしい、癒し系の印象を与える」という心理的な効果に加えて、「白目の見えている範囲が広がるので目が大きく見える」といった視覚的な効果があるといいます。こういったことから「タレ目になりたい!」と憧れる人が増えているようです。

タレ目ボトックス

今、愛嬌や親しみを感じさせるタレ目顔が人気と言われています。「新しい生活様式」でマスクの着用が当たり前になって、目元の印象がより大切になったことも、温和な感じを与えるタレ目が人気になった理由の一つかもしれません。

タレ目になりたいと思ったとき、「整形手術しかない」と考える方がほとんどなのではないでしょうか?

でも、ボツリヌス注射を利用することで、切らずにタレ目を形成する方法もあるのです。

この記事ではボツリヌス注射でのタレ目形成について、ご紹介します。

タレ目顔になりたい人が増えている?

タレ目顔になりたい人が増えている?

タレ目には、「優しく可愛らしい、癒し系の印象を与える」という心理的な効果に加えて、「白目の見えている範囲が広がるので目が大きく見える」といった視覚的な効果があるといいます。こういったことから「タレ目になりたい!」と憧れる人が増えているようです。

この他にも、

「笑った時に目が細くなりすぎるのが嫌だ」

「キツく見られがちなツリ目を解消したい」

「タレ目メイクを実践しているけど、毎日のことなので煩わしい」

といった理由で、「タレ目の形成」を望む人が増えているのだとか。

「形成」というと「=手術」という発想になりがちですが、その前に知っておいていただきたいのが、選択肢のひとつとして「ボツリヌス注射」もあるということです。

ボツリヌス注射でタレ目が作れる仕組み

ボツリヌス注射でタレ目が作れる仕組み

ボツリヌス注射には、脳の指令を筋肉に伝える神経伝達物質の働きを抑えて、筋肉を弛緩させる作用があります。ドーナツ状に目を囲んでいる眼輪筋の下まぶた部分に注射すると、その部分が弛緩して下に下がって、タレ目を作ることができるとされています。

この施術のことを切らないタレ目形成術として、「タレ目ボトックス」「アーモンドアイボトックス」などと言われることもあります。

一口に「タレ目」と言っても、下まぶたのどこに注射するかで、印象が変わるようです。       

目尻と、黒目の真下に注射

→目を全体的に大きく見せる

黒目の真下のみに注射

→黒目を強調して丸い目に見せる

目尻のみに注射

→自然なタレ目に見せる

筋肉に作用するので、眼輪筋の発達具合によって、効果には個人差があります。下まぶたに脂肪が多いために目が細く見えている場合には、脂肪溶解注射と併用すると、タレ目効果が出やすくなるようです。

注射の効果は2,3日後から徐々に現れて、2週間ほどで安定し、時間とともに弱くなりながら、4~6ヵ月ほど持続するとされています。タレ目をキープするには、繰り返し注射することが必要です。

メリット・デメリット

メリット・デメリット

タレ目ボツリヌス注射のメリット

人気の顔には流行り廃りがありますし、タレ目になりたいと思っても、似合うかどうかは実際になってみないとわからないものです。

タレ目を作るには埋没法や切開法といった手術もありますが、手術はダウンタイムなどの体への負担が決して小さくありません。また、手術後に万が一、気に入らない、似合わない、と思っても、元に戻すのは困難です。

ボツリヌス注射は「注射だけで済む」「注射をやめれば、いずれ元に戻る」といった点が手軽だと言え、お試し感覚で受けられるのが「ボツリヌス注射でタレ目形成」の魅力でしょう。

その他のメリット

  • ダウンタイムがほとんどないので、治療を受けたことが周囲に知られにくい
  • 手術と比べると安価に受けられる

タレ目ボツリヌス注射のデメリット

一方で、タレ目を維持するには一定の間隔で繰り返し注射し続けることが必要です。その結果、合算で手術の場合よりも費用が高額になってしまうこともあります。

タレ目形成に限らず、ボツリヌス注射を継続していると、体の免疫が「中和抗体」という物質を作ることがあります。中和抗体が作られると、筋肉の動きを抑えるという効果が出なくなると言われています。

体内で中和抗体が作られないようにするには、できるだけ注射の間隔を空ける(4ヵ月以上)こと、一度に沢山の薬剤を注射しないことが大事だと言われています。また、中和抗体が作られる原因となる複合タンパク質を取り除いた製剤(ボコーチュア(旧ゼオミン)やコアトックス等)を選ぶというのもひとつの方法です。

その他のデメリット

  • 内出血になることがある
  • 眼輪筋が弛緩することで涙袋のボリュームが減少して、クマのように見えることがある
  • 薬剤が過剰だと、筋肉の動きが弱くなり過ぎて、目が閉じにくくなる「兎目」になることや、表情が不自然になることがある
  • 医師とのイメージの相違や、医師の注射の技量によって、仕上がりが期待と違ってしまう場合がある

気になる費用はどのくらい?

気になる費用はどのくらい?

ボツリヌス注射によるタレ目形成は、健康保険適用外の自由診療なので、クリニックによって料金は異なります。

表示料金の中に注入料が含まれるクリニックもあれば、注入料は別途加算の場合もありますし、痛みの少ない針での注射を希望する場合は別料金が発生、という場合もあります。

また、ひとつのクリニックの中でも、使用する製剤の違いや「単位」と呼ばれる有効成分量の違いで料金が変動します。

支払いの段階になって請求額にビックリ!なんてことにならないように、カウンセリングの段階で、製剤の使用量や支払いの総額をしっかり確認しておきましょう。

製剤

施術1回(両目)あたりの目安

ボトックスビスタ

20,000~35,000

コアトックス

18,000~25,000

リジェノックス

15,000~25,000

ボツリヌス注射以外のタレ目形成法

手術でタレ目を形成することもできます。

埋没法 切開法
方法 下まぶたの内側に小さな穴を数か所開け、その穴の中で、極細の糸で組織を縫い留める。

下まぶた(ほとんどの場合は内側だが、外側のことも)を切開して、縦方向に縫い縮める。

 

 

埋没法

切開法

方法

下まぶたの内側に小さな穴を数か所開け、その穴の中で、極細の糸で組織を縫い留める。

下まぶた(ほとんどの場合は内側だが、外側のことも)を切開して、縦方向に縫い縮める。

術後1週間ほどで抜糸。

効果の持続

約10年(個人差あり)

半永久的

ダウンタイム

腫れや痛みが3~7日程度

腫れや痛みが1~2週間程度

費用の目安
(両目)

200,000~350,000
(消費税別)

320,000~500,000
(消費税別)

メリット

術後1ヵ月以内なら、元に戻せることもある。

ダウンタイムが短い

 

効果が半永久的

 

デメリット

時間の経過や、目をこするなどで、元に戻ってしまうことがある。

ダウンタイムが長い

費用が高額

外側を切開する場合、傷跡がうっすら残る

理想のタレ目顔になるために大切なこと

「希望のタレ目の形」を、医師にしっかり伝えることが何より大切です。

「美しい」と思う基準は人それぞれなので、医師の思う「理想のタレ目」が、あなたの「なりたいタレ目」と同じになるとは限りません。

自分のなりたい顔の写真を持参するなどして、具体的なイメージを医師にしっかり伝えましょう。

ボツリヌス注射でのタレ目形成は、医師の技量・センスによって仕上がりに差が出ます。また、比較的新しい技術なので、単に「ボツリヌス注射の治療が得意」というだけではなく、「タレ目形成の経験が豊富」な医師を選べると安心です。

とは言え、医師のスキルはなかなか見極めが難しいため、症例写真を見せてもらう、クリニックの口コミも見てみるなどして、信頼して自分の顔を任せられる医師を見つけてください。

まとめ

愛らしく穏やかな印象を与えるタレ目。
埋没法や切開法といった外科手術で形成することができますが、まずはボツリヌス注射で、自分に似合うかどうかを試してみてはいかがでしょうか?

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

コラム一覧

ページトップへ