フォトフェイシャルでシミが濃くなる・消えないって本当?!
フォトフェイシャルはIPL(Intense Pulsed Light)という特殊な光を肌に照射する施術です。
IPLがメラニン色素やヘモグロビンに反応するため、しみやそばかす、赤ら顔を改善します。
また、コラーゲンを生み出す繊維芽細胞を活性化させることで、肌のハリや毛穴も改善が期待できるのです。
ダウンタイムも少ないため導入しているクリニックも多く、人気の施術ですが、なぜ「シミが濃くなる・消えない」という意見があるのでしょうか
原因①隠れていたシミが表面化する
シミを改善するフォトフェイシャルですが、照射により、それまで見えていなかった隠れジミが肌表面に出てくることがあります。これは、真皮層に届いた光が作用したメラニンが浮き上がり、ターンオーバーの過程で一時的にシミが濃くなったり、増えたと感じるためです。多くの場合はターンオーバーとともに1~2週間で薄くなっていきますが、大事な予定を控えている際は、直前に照射をすることは控えた方がよいでしょう。
原因②肝斑に照射すると濃くなることがある
また、フォトフェイシャルをシミの一種である肝斑へ照射後に悪化するケースも。
肝斑は通常のシミとは性質が異なり、紫外線や女性ホルモンなどにより皮膚の中で慢性的に炎症が起きている状態です。
少しの刺激でも悪化しやすいため、フォトフェイシャルを肝斑へ照射することで炎症がかえって強くなり、悪化することがあるのです。
このため、照射前には通常のシミと肝斑のどちらなのかをしっかりと診断してもらうことが大切になります。
また、肝斑に対応した照射モードが搭載されている機種での治療を推奨するクリニックもありますし、ピコレーザーによるピコトーニングが適応となる場合もあります。
肝斑の心配がある方は照射前に医師と相談してみてください。
原因③薄すぎるシミは感じにくく、消えないと感じることも
フォトフェイシャルはメラニン色素に反応するため、メラニンが少ない薄いシミには反応が乏しく、消えないと感じる場合があります。
フォトフェイシャルは複数の波長を出すことで幅広い効果が得られるのですが、シミ治療に関してはレーザーのように「1度の照射でメラニン色素を破壊して除去する」というよりも、「シミを目立たなくすること」が治療のゴールです。
このため、回数を重ねてもなかなか改善が得られないと感じる薄いシミの治療には、ピコトーニングを検討してもよいかもしれません。
原因④1回の施術では効果がないと感じる人もいる
先ほど述べた通り、フォトフェイシャルはレーザーよりも穏やかな出力のエネルギーを顔全体へまんべんなく照射し、さまざまな肌悩みにアプローチする施術です。
一度で劇的に改善させるわけではなく、基本的には回数を重ねることで徐々にシミを薄くしていきます。
濃いシミの場合、効果の実感には時間を要することがありますので、目立つ濃いシミだけをピンポイントで消したいという方には「シミ取りレーザー」がおすすめです。
ただし、肝斑とシミが混在している方の場合にはシミ取りレーザーが使えない場合がありますので、医師と相談して治療を決めるとよいでしょう。
フォトフェイシャルできちんと効果を実感するためのポイント
フォトフェイシャルはあらゆる肌トラブルに効果があり、ほぼダウンタイムがなく、直後からメイクも可能です。
レーザーよりも肌への作用はマイルドですが、その分治療後の炎症性色素沈着などのリスクも低くなっています。
しかし上記の通り、全く副作用がないわけではありません。大切なのは、光治療やレーザー治療に詳しく、肌状態を適切に診断できる医師やクリニックにみてもらうことです。
肌状態に基づいて治療を選択する上で、フォトフェイシャル以外の治療方法も揃っているクリニックを選ぶとなお良いでしょう。
自身の肌に最も適した治療で、高い効果が期待できます。
以下、美容ヒフコから予約できる光治療がおすすめの美容クリニックを紹介しております。ぜひチェックしてみて下さい。
まとめ
肌への負担が少なく、様々な肌トラブルに対して同時にアプローチをしてくれるフォトフェイシャルですが、治療の効果を感じなかった、悪化した、といった結果にならないように、先ほど紹介をした点に注意することが大切です。
適切な治療を受けられるよう、治療経験が豊富で信頼できる医師やクリニックを選んでくださいね。