その他

より綺麗になりたいと思って受けた美容医療によって問題が起きたとしたら、とても悲しいし辛いもの。
今回は、FGF治療を受けたヒフコスタッフの顔が急に腫れ上がった症例をご紹介。
ヒフコスタッフの経験談を踏まえて、気をつけるべきことや実際の対処法、失敗しないための注意点を解説します。

美容医療の失敗談

美容ヒフコスタッフに何が起こった?!

美容ヒフコスタッフに何が起こった?

顔がパンパンに腫れ上がってしまったヒフコスタッフ。

原因は数年前に受けた「FGF治療」でした…。

ヒフコスタッフの顔が腫れ上がった経緯

顔が腫れ上がった経緯

糸リフトを受けたヒフコスタッフ。

しかし、施術中からどんどん顔が腫れ始め、施術後はパンパンの状態に。

そのまま1〜2週間様子を見たものの一向に腫れが引かず、何かおかしいと感じたため、医師の診察を受け指示を仰いだそう。

腫れの原因は「FGF(成長因子)入りPRP療法」だと判明

プレミアムPRPとは

診察の結果、腫れの原因は2年ほど前に受けていたFGF入りのPRP療法である「プレミアムPRP」と判明。

注入部位は頬と目の下とほうれい線だったとのこと。

スタッフは、プレミアムPRPにFGFが含まれていると知らずに受けてしまったそう。

プレミアムPRPは通常のPRP療法と異なり、腫れやしこりといった注入時には想像できないリスクがあるため注意が必要です。
※プレミアムPRPは他の名称でよばれていることもあります

PRP療法とプレミアムPRP療法は別物

PRP療法とプレミアムPRP療法が同じものだと間違えやすいのですが、この2つは異なる治療方法です。

PRP療法とは?

PRP療法は日本美容外科学会から推奨されている治療方法です。

自分自身の血液由来成分を使用するため安全性が高く、自然なシワ改善やハリ感UPなどの若返りが期待できます。

FGF配合のプレミアムPRP療法で後悔している人が急増中

プレミアムPRPは、自分の血液を遠心分離機にかけた後、抽出した多血小板血漿(PRP)へ、線維芽細胞増殖因子である「FGF」を混ぜて注入する治療方法です。

FGFには高いコラーゲン・エラスチン生成作用があり、深い傷跡や凹みなどの治療にも使用されています。

肌のハリ・弾力UPに効果的とされていますが、正常な肌へFGFを注射すると肌組織が異常に増殖し、腫れやしこりなどのトラブルが起こりやすいようです。

さらに、注入直後は何も変化がなくても、数ヶ月〜数年後になってから急に腫れ出すこともある上に、腫れてしこり化した部分は自分の肌組織の一部となっているため、自然治癒がほぼ不可能といわれています。

FGF配合のプレミアムPRP療法のリスク・注意点

  • 肌組織が増殖しすぎることで顔がパンパンに腫れる
  • 顔の変形リスクが高いといわれている
  • 数年後になってから急に腫れることがある
  • しこりや凹凸といった副作用の報告もある
  • FGFによるトラブルに対する確実な治療方法が少ない

ヒフコスタッフが試したFGF治療後の対処法

一刻も早く顔の腫れを落ち着かせるために、ヒフコスタッフが試した方法をご紹介します。

対処法①リザベン(内服薬)

リザベン
リザベンはアレルギー反応や痛み、かゆみを抑えるための内服薬。
ケロイドや瘢痕など、肌の凹凸治療にも使用される薬です。

対処法②五苓散(漢方薬)

五苓散
五苓散は体内の水分代謝を促して、体のむくみ改善を目指すための漢方薬です。
むくみ以外にも頭痛や二日酔いにも効果があるそう。

対処法③ケナコルト注射

ケナコルト注射
ステロイドの一種であるケナコルトを患部へ直接注射する方法です。
肌の炎症改善や過剰な免疫反応がきっかけでできたケロイドや瘢痕を落ち着かせる効果があります。

しかし、注射部分の組織の萎縮、血管拡張(血管が浮き出て見える)といった副作用もあるため、医師とよく相談し治療を受けるようにしてください。

対処法④ステロイドシール

ステロイドテープ
エクラープラスター、ドレニゾンなどといったステロイドシールも効果的とされています。
症状にあったものを患部にのみ貼り付けて使用することで、肌の凹凸を目立ちにくくできるようです。

ヒフコスタッフの現在の様子

現在の様子

複数の対処法を試したヒフコスタッフ。

リザベンと五苓散で少し腫れが引き、ケナコルト注射でさらに症状が落ち着いたものの、まだ頬の下のしこりと、ほうれい線のしこりが気になっているそう。

今後も肌状態を見ながら治療を継続する予定です。

FGFだけじゃない! 美容医療で失敗しないための注意点

失敗しないための注意点

今回ヒフコスタッフが受けたプレミアムPRPだけに限らず、美容医療を受ける前に注意したいポイントをまとめました。

注意点①疑問点をカウンセリングで納得できるまで質問する

美容医療に関する単語は聞き慣れないものが多く、その場ですぐに理解できないことも。
また、詳しい効果やリスクについては1度の説明だけでは納得できない場合もあります。

不明な点については、カウンセリングを担当したスタッフだけでなく、クリニック内にいるナースや医師に説明を求めてもOK!

泣き寝入りしないためにも、自分自身でしっかりと納得できるまで質問したり、一旦治療を受けずに帰宅して自宅で調べてみてもよいでしょう。

注意点②治療の同意書を保管しておく

美容医療は医療行為にあたるため、受ける前には必ず同意書へサインが必要になっています。
今回のようなトラブルが出た場合、この同意書の存在が大きくなるのです。

事前にどのような説明を受けたかをはっきりさせるためにも、同意書は捨てずに保管しておく必要があります。

注意点③アフターフォローの確認

アフターフォローが用意されているクリニックは多いです。
アフターフォローには医師の診察や必要な薬の処方、場合によっては再施術などが含まれています。

料金は無料と有料の場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

注意点④情報収集をきちんとする

美容医療は豊富なメニューがあるだけでなく、常に新しい治療法が増え続けています。
しかし、中には充分なエビデンス(裏付け)がないものも。

特に今回のプレミアムPRPのように、学会で推奨されていない治療法や製剤はトラブルのもとになりやすいです。
治療を受ける前には、念入りに情報収集を行うことが大事となります。

まとめ

FGFをはじめとした美容医療の失敗を避けるためには、信頼できる医師とクリニック選びがとても重要です。
また、クリニック側から伝えられた内容以外に自分でも情報収集を行うことで、リスクや注意点がより明確になるでしょう。

今回の記事でお伝えした注意点を参考にして、美容医療で悲しい想いをする人が一人でも少なくなりますように。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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