ピコレーザーのダウンタイムについて
ピコレーザーには3つの照射モードが搭載されており、それぞれ出力が異なるため、ダウンタイムの症状や期間にも差があります。
どのモードでも他のレーザーより肌負担が少なく、比較的短いダウンタイムとなる点が特徴です。
照射モード別のダウンタイムをみてみましょう。
ピコレーザー搭載モード①ピコスポットのダウンタイムはどのくらい?
高い出力のピコレーザーを気になる部分にだけ狙って照射するピコスポット。
ピコレーザーに搭載されている照射モードのうち、最もダウンタイムの症状が目立ちやすく、期間も長くなります。
ピコスポット照射後は、1週間ほどかさぶたや赤みといった症状が生じることが多いです。
ダウンタイム中はシミ取りレーザーと違ってテープ保護は不要ですが、無理にかさぶたを剥がしたり強くこすったりすると、炎症後色素沈着という別のシミができる可能性があるため注意が必要となります。
施術当日からメイクは可能ですが、なるべく刺激となる製品の使用を控えた方がよいでしょう。
コンシーラーやファンデーションは塗りすぎず、穏やかなクレンジングと少ない摩擦で落とせるものを選ぶと肌への負担を減らすことができます。
ピコスポットのダウンタイムの経過
ピコスポット照射直後は、施術部分が白っぽくなります。
そのあと徐々に褐色〜黒っぽい色のかさぶたになり、1週間ほど時間をかけて剥がれていきます。
かさぶたが剥がれた後の皮膚は薄いピンク色になりますが、1ヶ月ほどかけて他の肌色と馴染んでいくでしょう。
ピコスポット後、1ヶ月ほど経過するとシミ改善効果を実感する方が多い反面、紫外線対策や自宅での誤ったスキンケアがきっかけでシミがぶり返したと感じるケースも。
施術後のアフターケアには特に注意が必要です。
ピコレーザー搭載モード②ピコトーニングのダウンタイムはどのくらい?
穏やかな出力のレーザーをシャワーのように照射し、最小限の肌ダメージで施術するピコトーニングモードには、ダウンタイムがほとんどありません。
他の2つの照射モードと比べ、リスクや副作用も低いです。
ピコトーニング後に赤みが出ることがありますが、翌日には引くことが多いでしょう。
当日からメイクが可能ですが、ピコスポットと同様に肌負担の少ないアイテムを選ぶとよさそうです。
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ピコトーニングのダウンタイムの経過
ほぼダウンタイムのないピコトーニングですが、いくつか注意したい点があります。
照射後数日間、肌の乾燥を感じやすくなります。
また、人によってはまれにニキビのような赤いぶつぶつができることも。
どの症状も自然に落ち着いていきますが、大事な予定を控えている場合は、念のため直前の施術を避けた方がよさそうです。
ピコレーザー搭載モード③ピコフラクショナルのダウンタイムはどのくらい?
ピコフラクショナルは従来のフラクショナルレーザーと異なり、肌表面に傷ができにくい特徴があります。
このため、点状のかさぶたや内出血、赤みといったダウンタイムもかなり軽減されているのです。
症状としては赤みが数日間、肌のザラつきが1週間程度続き、まれに点状出血がでることもあります。
ピコフラクショナルは、照射翌日からのメイクを推奨しているクリニックが多いようです。
また、万が一痛みや赤みが強く出た場合は、症状が落ち着くまでメイクを控えた方がよいでしょう。
ピコフラクショナルのダウンタイムの経過
ピコフラクショナルは出力設定にもよりますが、照射直後から強い赤みが出て、その後1〜3日程度続きます。
肌質によっては、数日間痛みや内出血が続くことも。
肌表面のザラつきは1週間程かけて落ち着いていきますが、その間メイクののりが悪くなりがちです。
ピコフラクショナルのダウンタイム中は乾燥によるかゆみを感じやすくなるため、セラミドなどの保湿成分が配合されたスキンケアでしっかりケアするとよいでしょう。
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ピコレーザーのダウンタイムまとめ
ピコレーザーは他のレーザーと比較してダウンタイムの少ない治療です。
痛みや赤み、かさぶたなどの症状も軽減されていますが、全くダウンタイムがないわけではありません。
治療後のダウンタイムや注意点をよく理解したうえで、ピコレーザーによる治療を検討してくださいね。