施術の持続期間早見表
効果が長続きしやすい施術は以下の表の通りです。
ボトックス
シワ対策やエラ・肩などをすっきりさせるボトックスは3〜4ヶ月に1回が目安。
効果が切れたら再度施術を受ける必要がありますが、短いスパンで頻繁に打ちすぎると抗体ができてしまうことがあるので、適切な頻度で行うことが大切です。
サーマクール・ハイフ・ショートスレッド
たるみ治療のサーマクール・ハイフ・ショートスレッドは半年〜1年に1回が目安。
サーマクールやハイフは過度な施術で頬がコケやすくなり、やつれて老けた印象に見えることも。元々顔の脂肪が少なく頬がコケ気味の方は、照射範囲に注意が必要です。
また、サーマクール・ハイフ・ショートスレッドの術後は施術部位への刺激や入浴、飲酒など、血行が良くなると腫れやむくみが生じやすくなるため注意しましょう。
ヒアルロン酸注入・糸リフト
エイジングケアのヒアルロン酸注入や、顔のリフトアップ効果のある糸リフトの目安は半年〜2年に1回。
医師の技術力不足などでイメージと違う不自然な仕上がりになると修正が難しいため、クリニックは慎重に選びましょう。
過去の症例写真や実績などを確認し、カウンセリングで納得のいく医師にお願いすることが大切です。
フェイスタイト
皮膚の外側・内側の両面からラジオ波を照射してたるみ治療するフェイスタイトは3~ 5年が目安。
術後患部に痛みや違和感を感じる可能性があり、むくみや左右の違いなど細かな部分まで元に戻るまで3ヶ月程度必要になることもあります。スケジュールを考えた上で施術日を決めると良いでしょう。
脂肪注入
顔の凹みに注入してふっくらと若々しい印象へ導くエイジングケア・脂肪注入は、きちんと定着すれば半永久に効果が持続するとされています。
脂肪注入後の定着率は50%前後といわれていますが、むやみに注入量を増やすことはおすすめできません。医師と相談のうえ量を調節して決めていきましょう。
ボトックスの持続期間について
部位別の持続期間
部位別の持続期間の目安は以下の通りです。
- 眉間・目尻・アゴ・バニーライン等の表情ジワ…3〜4ヶ月程度
- エラ・ふくらはぎ・肩などの部分痩せ…6ヶ月程度
効果の感じ方には個人差がありますが、一般的に施術後2~3日から実感しはじめ、その後2週間前後で効果が安定してくるといわれています。
ボトックスの持続期間を長続きさせるポイント
ボトックスの持続期間を長くさせるためには次のポイントがあります。
- 施術後数日はサウナや激しい運動を避ける
- 注入箇所をマッサージしない
- 効果が弱まってきたら適切な間隔を開けて再注射
ボトックス注射で使用される「ボツリヌス菌」は熱に弱いとされているため、施術当日はサウナや激しい運動はしないようにしましょう。
また、注入箇所を強く揉むことで、筋肉の動きを抑制しなくても良い範囲にまでボトックス注射の効果が広がってしまうことも。気になってもマッサージはしないよう気をつけましょう。
繰り返し打つことで注入箇所の筋肉の過剰な働きを抑える効果が高まります。効果の弱まりを感じたら適切な頻度で定期的に打ち、徐々に持続期間を長くしていきましょう。
人気機種別・ハイフの持続期間について
ウルセラ
半年〜1年ほど効果が持続します。
たるみ治療機器として初めてアメリカの厚生労働省である機関・FDAの承認を得ており、安全性やm効果が立証されているため、日本国内で根強い人気を誇っているマシンです。
ダブロゴールド
効果は3〜6ヶ月ほど持続します。
数あるハイフの中でも、照射のムラが少ないのが特徴です。ウルセラに比べると照射温度が低いため、痛みに弱い方やハイフ初心者の方はダブロゴールドが向いています。
ウルトラフォーマーMPT
3〜6ヶ月ほど効果が持続します。
世界初のペン型で円形照射や、美白ジェルを用いた超音波導入も可能です。線状照射・点状照射の両方に対応しており、短時間で目元ギリギリまでしっかりと熱を加えることができるマシンとなっています。
ウルトラセルQプラス
効果は3〜6ヶ月ほど持続します。
韓国のMFDS(韓国食品医薬品安全庁)の承認を得ている治療機です。4種類のカートリッジがあるため、他のハイフと比べて目尻などの狭い範囲にもスムーズな治療が可能。照射スピードが速く施術時間が短いのも特徴です。
ショートスレッド・糸リフトの持続期間について
ショートスレッドの持続期間や治療の特徴など
持続期間
半年〜1年程度
治療の特徴
髪の毛よりも細く、吸収性の高い糸がついた針を皮膚へ挿入し、皮下組織に刺激を与えることで引き締めやハリ感をUPさせる治療です。
口横・頬のたるみやフェイスラインのもたつき、ハリ・弾力向上が期待できます。
糸リフトの持続期間や治療の特徴など
持続期間
半年〜2年程度
治療の特徴
時間とともに溶ける医療用の特殊な糸を皮膚の下に通すことで、ハリ感アップや美肌効果が期待できる治療です。
たるみやほうれい線、マリオネットラインなどのリフトアップ効果が期待できます。
ヒアルロン酸注入の持続期間について
人気ブランド「ジュビダームビスタ」の場合
- ヒアルロン酸製剤の持続期間は、柔らかいものは半年〜1年程度と短く、硬いものは最大2年と長め
- パーツによって適している製剤が異なる
- 涙袋や唇は「ボルベラ」など、柔らかい製剤が◎
- ほうれい線、シワ改善は「ウルトラ」の硬さがおすすめ
- リフトアップや顎・鼻の形成は「ボリューマ」や「ボラックス」など、硬めの製剤がベスト
脂肪注入の持続期間について
持続期間
一度定着すれば半永久的に持続
脂肪注入の種類の違いは?
脂肪注入は「CRF」と「マイクロCRF」の大きく2種類に分けられます。
- CRFの特徴→一つひとつの脂肪細胞が大きいため、額やこめかみのくぼみ、頬のコケなどに適しています。自然な形状を維持しながらボリュームアップ効果も期待できます。
- マイクロCRFの特徴→ 微細な脂肪細胞に高濃度幹細胞を合わせたもので、仕上がりは滑らか。目周りや唇など、繊細な部位に適していて、肌質改善効果も期待できます。
持続期間が長い施術まとめ
美容医療は定期的な施術が必要になるため、持続期間を知ることで通院スケジュールを考える目安にもなります。
施術の種類や肌状態などにより持続期間が異なるため、カウンセリングで肌状態を直接確認してもらい、医師から持続期間の説明も受けましょう。