インタビュー・アンケート

「スキンケアって今からでも間に合うの?」

「何から見直したらいいかわからない…」

「最近、肌がくすんで見える…」

肌の悩みは困ったら何でも美容医療で解決するのが効果的というわけではありません。

スキンケア=肌表面の悩み、美容医療=肌奥の悩み。この2つが両立するからこそあなたの美貌を全面に引き出してくれます。

今回は、世の中、SNSで紹介される美容液・パック等のバズる情報に埋もれがちですが、透明感の実現のために最も重要な内容を詰め込ませていただきます。

薬剤師たかひろさんに聞く「スキンケア見直し」の極意

透明感の1stステップは高級美容液ではない!

透明感の1stステップは高級美容液ではない!

よく透明感を出すために何の美容液が?と質問を受けますが、自分は即答で洗うスキンケアを見直したことありますか?と答えます。
スキンケアの中でマイナス行為となる落とす作業。この肌にとって負担となるスキンケアを最小限になるように見直すことがファーストステップです。自身で作られる保湿成分を大事にしますので実感は早いですよ。悩むたびに化粧品を足して何とかしようとする方もいますが、化粧品=薬感覚ではないので注意しましょう。

洗顔・クレンジングは美容において最も重要と考えている要素の一つです。透明感ある肌を達成したい方は絶対に『塗る』より『洗う』を優先して見直しましょう。
洗うを見直す事は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を整えることに繋がります。整えた肌は光をきれいに反射するようになるので周りからも美しく映ります。
肌のターンオーバーの乱れは、くすみに繋がるので透明感を得るには大切なポイントかと思います。

濁りのない肌

引用:https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1340071872.pdf

今でもあるNG

よくある美容のNG例として、保湿のために保湿クリームをたくさん塗りましょう!とアドバイスする方がいます。保湿が重要なのは間違いありませんが、その結果として保湿強度が高くなりすぎるのは肌の水分と油分のバランスが崩れるので注意しましょう。

また、保湿の為にパックは毎日欠かさず!なんて方もいますが、それもちょっと危ない。

パックは肌をふやかし美容成分を送り届けるもの。健康肌で肌が丈夫な人がやるならまだしも、乾燥・敏感肌で悩んでる人は肌のバリアを却って乱すので中止した方が肌の調子が引きあがる方は多くいらっしゃいます。

クレンジングはオイルがおススメ

毎日のメイクを落とすクレンジング選びはミルクやジェルタイプ等でも良いのですが、メイクを落とす時間が必要以上にかかってしまう方が多くいらっしゃいます。そうなると、逆に肌負担は大きくなりがちです。僕個人としては短時間でするんっと落としてしまうオイルタイプをおススメしています。オイルクレンジングはつっぱるイメージをお持ちの方がいらっしゃいますが、近年はそうでもありません。

ドクターズコスメであれば、ナビジョンDR(メーククレンジングオイル)は多くの方に使いやすいです。また、市販品でも落ちにくいメイクの日はシュウウエムラ(アルティム8)・ファンケル(マイルドクレンジングオイル)。普通メイクぐらいならコーセー(クッションクレンジングオイル)は余分な潤いを流さずしっとり使えます。また、人によってはメイクの日によってクレンジング2種類を使い分けていくのも素敵です。スキンケアにおいて「洗う」は1番のマイナス行為だからこそ大事にしてほしいなと思います。

洗顔料もなるべくマイルドに!

クレンジング同様に洗顔料選びも重要なポイントです。夏場はスッキリする洗顔を求めがちですが、自身で思っている以上に「洗い過ぎる洗顔」を使っていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。もちろん洗顔は皮膚表面の汚れを落とすため、プラスにもなりますが、それ以上に保湿成分の流出や皮膚表面へのダメージが大きくなります。結果、知らず知らずのうち肌にダメージを与え透明感の低下に繋がりがちです。特に以下のような肌トラブルがある人には、洗顔変更を検討すると良いと思います。

  • 肌の赤み・ヒリヒリしやすい方
  • 肌がカサカサしやすい方
  • ニキビに悩む方
  • 毛穴が詰まりやすい混合肌の方

これはクレンジングも共通ですが、洗顔後つっぱりがないこと、すぐ保湿したくなる感覚がないことが重要なポイントとなります。早速、確認してみましょう。

洗顔の選び方 

では、肝心の洗顔料選びですが洗顔料は石鹸ベースorアミノ酸ベースの大きく2つに分かれます。ここで石鹸ベースとアミノ酸ベースの洗顔を簡単に紹介しますと

石鹸べースの洗顔

メリット:少量で顔を綺麗に洗える·泡立ちが良い

デメリット:セラミドやアミノ酸などの保湿成分を多く流してしまう可能性あり

アミノ酸ベースの洗顔

メリット:石鹸ベースと比べて、セラミドやアミノ酸などの流失量がより少ない

デメリット:石鹸ベースに比べ洗浄力は弱い・泡立ちが弱い

以上の特徴があります。

洗浄力の弱い物が全員に合うわけではないですが、肌本来の保湿はしっかりと残しつつ、肌表面の皮脂汚れをしっかりと落とすようなアミノ酸ベースから始めてみるのがお勧めです。

アミノ酸ベースは今年流行なのかSUQQUshu uemuraなどからもリリースされてますね。

おすすめのアミノ酸洗顔

いくつかアミノ酸ベースの洗顔例を挙げさせていただきますが、自分に合う洗顔かどうかは以下の2つが重要になってくるかと思います。

  • 洗顔後の肌のツッパリ感が感じられるか?
  • ニキビ(特にTゾーン)などが出来ていないか?

仮に水のみで洗顔を行うと洗顔後のツッパリ感はほとんど感じないはずです。洗顔後に肌のツッパリ感ある場合は、原因の1つとして保湿成分を落とし過ぎる洗顔を使っている場合があります。今回は無香料でトライしやすい物を厳選してみました。 

 

さっぱり

しっとり

ドクターズコスメ

セルニュープラス

ウォッシングフォーム

セルニュープラス ウォッシングフォーム

ナビジョン DR

クレンジングフォーム(R

ナビジョン DR  クレンジングフォーム(R)

一般化粧品

カルテHD

モイスチュア ウォッシングフォーム 

なめらか本舗

薬用泡洗顔

なめらか本舗  薬用泡洗顔

MINON

ジェントルウォッシュ ホイップ

MINON ジェントルウォッシュ ホイップ

FANCL

ピュアモイスト

FANCL ピュアモイスト

夏場は皮脂量が増えますので、スッキリめから選ぶのが気持ちよく使えるかもしれません。人によって合うバランスは異なるので臨機応変に対応していきましょう。
逆に洗顔方法を変えてニキビや角栓などが出来るようになってしまった場合、それはその人によって皮脂の汚れが落とし切れていない可能性があります。その時はややスッキリめの洗顔に調整していくと良いと思います。

保湿に大事なのは…

そもそも保湿って何故1番大事なの?と聞かれます。結論は冒頭で話した通り、保湿されてない肌は周りから肌がきれいに映らないからです。周りからどう映って見えるか?美容を取り組むには皆さんの大事な所かと思います。肌の水分があるからこそ、生まれ変わるリズムや保湿・紫外線ダメージから肌を守る機能が効率よく働きます。つまり、これらが充分に発揮するには肌へ水分をキープしてあげることが重要です。ヒアルロン酸やグリセリンなども大事ですが、スキンケア初心者・難民の方は初めに肌本来の水分キープ力を整えてくれる「セラミド」を意識した化粧品を使ってみることをお勧めします。特に乾燥・敏感肌にはおススメです。

セラミド化粧品のお勧め

セラミドも様々な商品がありますが、迷ったら花王さんの化粧品を使用して見て下さい。夏でもしっとり化粧水希望であればキュレルエイジングケア、さっぱりであればディープモイスチャースプレーが使用しやすく快適です。
乳液であれば化粧水テクスチャーなのにしっとりするトゥベールのナノエマルジョンが朝もすっと馴染むので使いやすいと思います。特にインナードライの方にお勧めです。また、ドクターズコスメであればガウディスキンのインナーモイストTAローションは美白有効成分でトラネキサム酸も配合。夏の肌を休めるにはちょうど良い化粧水だと思います。

まとめ

皆さんが憧れる透明感コレを達成するには

  • 塗るより洗うを見直せ
  • つっぱらないクレンジング・洗顔
  • 保湿にまずセラミド

えっ、そんなにシンプルで良いの?と思われがちですが、初めは充分です。話題のレチノール・高濃度ビタミンC・ピーリング等はなくて結構。しっかり数か月かけて肌の土台を整えてから挑みましょう。また、どんなに良い化粧品・美容医療を受けても紫外線対策を怠ったら水の泡。実感が一番湧かないスキンケアですが長い目で見た時のあなたの魅力を最大限に引き出してくれます。積み立てNISAのように毎日コツコツ貯金していくつもりで取り組みましょう。

以上、スキンケアにおいて1番大事なことをお伝えさせていただきました。

このような機会をいただいたことに感謝しております。

今回お話を伺ったのは

薬剤師たかひろさん
薬学部卒業後、病院で救命科を7年務めるも新しい薬剤師像を目指し美容界に転身。薬剤師業界として初のスキンケア外来を叶えた。また美容界の発展のため、幅広い分野で活躍。現在、白金ビークリニック本院に勤務。

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