ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸注射とは、製剤を気になる部位に注入することで肌に内側からふくらみを持たせる治療法で、ほうれい線の解消、鼻筋や涙袋の形成、たるんだ肌のリフトアップなどの目的で使用されます。
製剤によって硬さや持続期間、値段が異なります。
そのため、悩みや注入する部位などによって使用する製剤や注入方法を変えて施術を行うのが一般的です。施術時間は約5～10分で、直後のメイク、洗顔・シャワーも当日より可能です。持続は数か月～2年程度と、ヒアルロン酸の種類により異なります。
稀に注入部分に内出血、周辺部の赤みや腫れ、硬さが出現する可能性がありますが、2週間程度で解消されます。
引用：https://biyouhifuko.com/treatment_info/t0000021
ヒアルロン酸注射の失敗例
ボコボコになる
ヒアルロン酸注射を受けた後、ボコボコしたりブヨブヨになってしまうことがあります。 これらは、使用するヒアルロン酸の種類や注入箇所、注入する量、医師の注入技術等が関係していると考えられます。また、筋肉の動きや出血やむくみもあります。
硬さやしこりを感じる
ヒアルロン酸注射を受けた後、触ると硬さを感じる場合があります。 これは、注入したヒアルロン酸の注入部位が不適切であったり、肌の特徴に合っていなかったり、注入されたヒアルロン酸が凝固したり、塊状になったりしている可能性などが考えられます。
笑ったときに不自然に見える
ヒアルロン酸注射を受ける際、ヒアルロン酸を顔の筋肉の層に注入しすぎると、筋肉の動きが制限され、表情をつくりにくくなります。 その結果、笑顔が不自然になる、表情の変化が乏しくなることがあります。
むくんだように顔が膨らんで見える
ヒアルロン酸の注入量が多すぎると、顔全体がむくんだようにパンパンに腫れてしまうことがあります。 医師が患者の皮膚や筋肉について正しい判断ができず、必要以上にヒアルロン酸を注入してしまうと、このような症状が現れることがあります。
注入部位の肌の色が違って見える
ヒアルロン酸注射を受けた後、注入部位が青く見えることがあります。これは、ヒアルロン酸の特徴の一つである「チンダル現象」によるものです。
チンダル現象とは、ヒアルロン酸に太陽光が反射することで、青く見える現象です。特に、皮膚が薄い部位や目の下などに注入した場合に起こりやすくなります。 皮膚が薄い人や部位に対して、浅い層に注入してしまうと、チンダル現象によって青く見えたり、本来の皮膚と異なる色や質感に見えたりすることがあるため注意が必要です。
万が一チンダル現象が起きた場合も、ヒアルロン酸は時間とともに体内で吸収されていくため、徐々に目立たなくなっていきます。
内出血が起こる
ヒアルロン酸注射を受けた後、注入部位に内出血が起きることがあります。これは、注射針が毛細血管を傷つけ、血液が皮膚の近くにたまることが原因です。
内出血が起きると、注入部位が腫れて赤くなります。その後、内出血の色は時間とともに青色や緑色に変化し、最終的には茶色や黄色になって完全に治ります。 内出血は通常数日でおさまりますが、症状が長引く場合や、不安がある場合は、医師に相談しましょう。
ヒアルロン注射が失敗するのはなぜ？
ヒアルロン酸の量や注入箇所の間違い
注入量が多すぎると、腫れや不自然な仕上がりになることがあります。 また、注入する箇所が適切でない場合も様々なトラブルの原因になります。
ヒアルロン酸の種類の選択ミス
ヒアルロン酸には、粒子の大きさや濃度、硬さなどが異なる様々な種類があります。そのため、注入する部位や目的に合わせて、適切なヒアルロン酸を選択する必要があります。
例えば、唇に注入する場合は、柔らかく自然な仕上がりになるようなヒアルロン酸を選ぶ必要があります。 一方、鼻筋やあごなどの部位に注入する場合は、よりしっかりとしたヒアルロン酸が適しています。
適切な種類のヒアルロン酸を選択しないと、不自然な仕上がりになったり、腫れや凸凹が目立ったりすることがあるため注意が必要です。
ヒアルロン酸注射に失敗したらどうすればいい？
ヒアルロン酸は時間とともに体内で分解されていくため、腫れや内出血などの症状は徐々に改善していきます。数週間から数ヶ月様子を見ることも一つの選択肢です。
また、ヒアルロン酸を分解する酵素であるヒアルロニダーゼを注射することで、失敗したヒアルロン酸を溶かす方法もあります。これにより、腫れや不自然な仕上がりを改善できるでしょう。
これらの対処法は、自己判断せず、必ず医師に相談し、適切な方法を選択することが大切です。
ヒアルロン注射を失敗を避けるためのポイント
納得がいくまでカウンセリングを受ける
ヒアルロン酸注射を受ける際、失敗のリスクを最小限に抑えるためには、クリニック選びが非常に重要です。そして、ヒアルロン酸注射で失敗しないためには、施術前のカウンセリングがポイントです。
納得がいくまでカウンセリングを受けることで、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。 特に、自分が理想とする仕上がりのイメージや、施術に対する不安や懸念を医師に伝えることが大切です。
実績が豊富な医師に依頼する
施術を担当する医師の実績をクリニックのホームページや口コミサイトなどで、症例写真を確認しましょう。
自分の希望する仕上がりに近い症例を持つ医師を選ぶことが大切です。優れたクリニックは、患者の体質や顔の特徴を見極め、一人一人に合った治療法を提案してくれます。画一的な施術ではなく、オーダーメイドの治療計画を立ててくれるクリニックがおすすめです。
医師からは、ヒアルロン酸注射の手順、使用するヒアルロン酸の種類、期待される効果、リスクや副作用などについて説明をしっかり受けましょう。
アフターフォローの体制が整っているクリニックを選ぶ
ヒアルロン酸注射を受ける際は、アフターフォローの体制が整ったクリニックを選びましょう。
ヒアルロン酸注射は施術後のケアも重要です。万が一副作用が出た時に、すぐに相談でき、適切な処置やアドバイスがもらえるクリニックを選びましょう。定期的なフォローアップを行っているクリニックであれば、仕上がりの経過を見守ってもらえるため、安心して施術を受けられます。
ヒアルロン酸注射の失敗に関するよくある質問
ヒアルロン酸注射でできたしこりを放置するとどうなりますか？
ヒアルロン酸注射を受けた後、しこりが目立つ場合は、自然に解消されるまでに長い時間がかかる可能性があります。
その場合、自己判断で放置するのではなく、まずは医師に相談しましょう。特に額は他の部位と比べて、ヒアルロン酸が吸収されにくい特徴があります。
ヒアルロン注射後にできたボコボコが馴染むまでどのくらいかかりますか？
ヒアルロン酸が周囲の組織に馴染むまでには、約2週間ほどかかるとされています。次第にボコボコは目立ちにくくなり、自然で滑らかな仕上がりになります。
ただし、2週間以上経過しても、明らかなボコボコが残っている場合は、失敗している可能性があるので注意が必要です。この場合は、自己判断せずに、施術を受けた医師に相談しましょう。
まとめ：ヒアルロン酸注射の失敗を避けるために
ヒアルロン酸注射は人気の美容医療ですが、失敗例もあります。注入量や注入箇所を誤ると、腫れや不自然な仕上がりが起こります。
ヒアルロン酸注射を検討している方は、失敗のリスクや原因について理解した上で、信頼できる医師を選び、十分なカウンセリングを受けましょう。
