スキンケアやマッサージ、食事などに気を付けるのは、たるみ予防やたるみを悪化させないためには有効ですが、すでにたるんでいる顔を戻すには効果が薄いか、多くの時間がかかりそう。
時間をかけず今すぐたるみを改善したい、という場合には、美容医療を考えてみてはいかがでしょうか。

顔のたるみを改善したい!シャープなすっきり顔を目指す方法

30代も半ばを過ぎると顕著になる肌悩み。シワや毛穴が目立ってきたりフェイスラインがぼんやりしてきたり、目元メイクが決まらなくなってきたり…。こんな肌トラブルの原因の多くは、年齢による顔のたるみが原因です。

年齢による肌の衰えに対抗するには、早めのケアがいちばんです。たるみが改善できないか少しでも気になりだした今こそ、すぐに対策をはじめましょう。

 

顔のたるみの原因

顔のたるみの原因

 

顔のたるみは年齢によるものとよく言われますが、詳しく探ってみるといろいろな要因が隠れています。なかには普段の行動を見直すことで解決できる可能性も。根本的な原因を知って、まずはできるところから改善していきましょう。

姿勢、表情筋の衰え

年齢を経ると、全身の筋肉も衰えはじめるのは多くのかたが知っていますが、顔の表情をつくっている表情筋や姿勢にも変化が起こります。

表情筋とは

表情筋とは、顔の表情をつくるときに使われる、あちこちの筋肉の総称。その数はなんと30種類にも及びます。たるみにも関係する表情筋をいくつかチェックしておきましょう。

  • 前頭筋

名前のとおり頭の前側、額あたりにある筋肉のこと。この筋肉が衰えたり緊張が続いたりすることで、おでこのシワを誘発します。

  • 眼輪筋

まぶたを開閉させるために使う筋肉で、目を囲むように存在しています。目元のたるみ全般に影響します。

  • 口輪筋

口をぐるっと囲むように存在する筋肉です。口を閉じるときや突き出すようにするときに使う筋肉で、口輪筋が衰えると口元がたるみ、深いしわにつながります。

  • 頤筋

頤とは“おとがい”といい、顎の先のこと。頤筋は唇の下からあご先にかけてのびています。あごの中心にできるいわゆる梅干しジワや二重あごに関係する筋肉です。

姿勢の変化

老年になると腰が曲がり身長も低くなるのは、身近な親族の方と接することで理解している方も多いかと思いますが、姿勢の変化は年齢に関係なく起こっています。

近年では、スマートフォンやPCを、仕事や日常生活で多くの方が使うようになりましたが、画面を見ることに集中していると前屈みになったり顎を突き出すような姿勢になったり口がへの字になっていたりすることが多いのではないでしょうか。

 

人の身体はこういった姿勢になると、首の後ろの筋肉が縮みます。このとき、頭の後ろの筋肉とともに顔の筋肉までも下に引っ張られてしまいます。この状態が長時間続くことで、顔のたるみにつながってしまうのです。

スマホ顔、スマホブスといった言葉が聞かれるようになったのは、こういった姿勢が原因となって、年齢にかかわらず顔に変化が起こりはじめているためのようです。

肌の弾力の低下

たるみを引き起こす肌老化のひとつが、肌の弾力性の衰え。これは、肌の弾力を保つコラーゲンが減少することにより、ばねのような役割が失われてしまったため。

コラーゲン量は、40代を迎えるころから急激に低下しはじめますが、そればかりではありません。分解スピードが遅く体内に留まる時間が長いコラーゲンは、血液中の糖と結合して、糖化という反応を起こし、少なくなったコラーゲンをさらに破壊してしまうのです。この現象も40代を過ぎるごろから進行してきます。

この糖化で産生されるAGEsという物質は、コラーゲン同士を結合させるので、弾力性を低下させてたるみを加速させます。血管や内臓にも影響を与えて健康へも害を与えますから、日ごろから気を付けておきたいものです。代謝能力を高めたり、糖分を取りすぎないことで、でAGEsが過剰に蓄積されるのを防げますから、軽い運動を日々の生活に取り入れるとよいでしょう。

その他の原因

先に挙げた以外にも、たるみを引き起こす要因はあります。

  • 顔面骨密度

40代ころに起こる身体の変化に女性ホルモンの減少がありますが、これも顔のたるみを引き起こす要因のひとつ。女性ホルモンのエストロゲンが減ることで、コラーゲンやエラスチンを変性させ、機能を低下させてしまいます。

また、エストロゲンの減少は骨密度の低下も招きます。顔の骨にも間違いなく影響するので、骨にのっている筋肉や脂肪に影響を及ぼし、たるみにつながります。

骨粗しょう症というと、老齢になって気になる症状のひとつと思われていた方が多いと思いますが、顔の骨への影響は身体の骨より早い段階で起こるという研究結果も出ています。たるみ対策には骨粗しょう症対策も加えておくとよさそうです。

習慣化したい、たるみを改善する方法

習慣化したい、たるみを改善する方法

 

むくみ対策のマッサージというと、直接顔の肌にはたらきかける方法が多いもの。しかし身体の皮膚はすべてつながっており、筋肉もお互いが支えあって正常を保っています。

たるみ&肩こりマッサージ

肩甲骨周辺にある僧帽筋は、顔の皮膚や筋肉と深くかかわっています。いつも肩が凝っている、というかた、たるみ進行が早まるかもしれません。いつでもどこでも手軽にできるマッサージで、肩こりもたるみも解消しておきましょう。

  • 鎖骨の内側を、位置を変えて押してみます。特に痛みを感じた部分で止め鎖骨を押す指はそのままにして、顔を上下に5回、左右に5回振ることを2回繰り返します。
  • グラスを持つような形にした手を、そのまま上にあげ、首の側面をつかむようにあてます。親指を手前、残りの指は首の後ろの骨にあてます。この状態で顔を上下に5回、左右に5回振りましょう。親指の位置を変え、繰り返します。5セットほど行いましょう。

頭皮マッサージでたるみ改善

顔の皮膚と頭の皮膚はつながっています。頭皮ももちろん老化によってたるみ、これによって目尻が3mmも下がるのだとか。サロンでヘッドスパがお気に入りという方、これからはぜひ自宅でもセルフケアをしてみてはいかがでしょうか。

  • 手の指を折り曲げ、親指以外の第一関節を耳の裏側にあてます。4つの指を動かしながら、登頂に向かって揉み解します。耳の上の側頭筋はより丁寧に。フェイスラインや頬のたるみに効果的です。同じ指で、後頭部、頭頂部もそれぞれマッサージし、指を広げて頭をつかむようにし、もちあげるようにしてから離します。位置を変えて、頭全体に行いましょう。

たるみを改善させるスキンケア、ケアグッズ

たるみを改善させるスキンケア、ケアグッズ

たるみ対策には、毎日のスキンケアを念入りに。効果的な成分を使ったたるみケアコスメや効率よくケアできるグッズも多くあります。

 

たるみに効果的な美容液

SK-Ⅱ R.N.A.パワー ラディカルニューエイジユースエッセンス

SK-Ⅱ R.N.A.パワー ラディカルニューエイジユースエッセンス

 

たるみによってできるたるみ毛穴を目立たなくさせる、即効性の高い美容液。キメも整え、しっかり保湿もできる名品です。

引用元:https://www.sk-ii.jp/product/serum/rna-power-radical-new-age-youth-essence

 

クレ・ド・ポー ボーテ セラムラフェルミサン S

クレ・ド・ポー ボーテ セラムラフェルミサン S

 

その名も、4Dはり美容液。つけたとたんハリを実感するうえ、見ためにもなめらかピンッ。内と外からたるみを持ち上げてくれるうえ、しっかり保湿で小じわも目立たなくなります。

引用元:https://www.cledepeau-beaute.com/jp/A14301_jp.html

 

たるみ解消グッズ

MTG MDNA SKIN オニキスブラック

MTG MDNA SKIN オニキスブラック

 

世界的に著名な女性アーティスト、マドンナがプロデュースした美顔器。炭素からのじんわりした温かさが効果のほどを予感させてくれます。

引用元:https://www.mdnaskin.com/jpn/products/onyx_black.html

 

ヤーマンWAVY

 

ヤーマンWAVY

 

ローラーの形状に特許を取得。オリジナルの形が立体面でもまんべんなく刺激を与えてくれます。EMSで肌内部の筋肉も刺激。内からと外から、Wで効果を発揮します。

引用元:https://www.ya-man.com/brand/yaman/products/forbody/wavy.html

たるみを改善する食事

たるみには、コラーゲンやエラスチンが関係していると述べましたが、これをサプリなどで直接摂り入れても、顔のたるみに直接効くわけではありません。たるみには糖化やAGEsが関係していましたが、これを防ぐ食事をする方が効果的かもしれません。

食後血糖に注意

AGEsは、糖化した食品を直接食べることでも、身体に溜まってしまいます。特に、肉や魚などのタンパク質を高温で調理したメニューに多いので、摂りすぎには注意しましょう。また、食後の血糖値が高い状態のときに、糖化が起こります。ということは、血糖値を急激に上げないことも重要です。

低GI値を摂り入れる

血糖値を急激に上昇させないためには、低GI値の食品を選ぶとよいでしょう。GI値とは、グリセミック・インデックスといい、血糖上昇率を食品ごとに数値化したもの。ダイエットや糖尿病患者さんによく使われていますが、まだガイドラインは存在せず、調理法等によっても数値が変わるそうです。

手っ取り早く、すっきりフェイスラインを手に入れる

手っ取り早く、すっきりフェイスラインを手に入れる

 

スキンケアやマッサージ、食事などに気を付けるのは、たるみ予防やたるみを悪化させないためには有効ですが、すでにたるんでいる顔を戻すには効果が薄いか、多くの時間がかかりそう。

時間をかけず今すぐたるみを改善したい、という場合には、美容医療を考えてみてはいかがでしょうか。

美容医療でたるみを改善する治療方法

 タイタン ジェネシス

赤外線とレーザーを組み合わせた治療方法。真皮層に熱収縮を与え、欠乏したコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成させ、ふっくら肌に戻します。ターンオーバーを整える効果も期待できます。

ハイフ(HIFU)

肌の奥深くの筋膜という部分に、超音波で熱を加えて治療する機器。米国食品医薬局(FDA)の承認を得ている方法です。治療後、皮膚内部でコラーゲンが増加し、皮膚に弾力が生まれることで、リフトアップします。治療機器により、ウルセラ、ダブロ、ウルトラセルなどの種類があります。

まとめ

たるみと一言でいっても、いろいろな原因によることがわかりました。たるみを改善するためにひとつひとつに対処するのはとてもたいへんです。美容皮膚科の施術なら、比較的短時間で効果が見えてきます。当日終わる施術ばかりなので、仕事を休む必要もなく、すっきりシャープなフェイスラインがよみがえるでしょう。

 

記事監修

東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院 皮膚科・美容皮膚科を開設。副院長として勤務しています。
麻酔科標榜医、麻酔科認定医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本レーザー医学会会員
日本抗加齢医学会会員
点滴療法研究会マスターズクラブ会員
日本美容皮膚科学会会員

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

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