太っていなくても、どうしても太くなりやすい二の腕。猫背や血行不良、加齢などが原因で、二の腕は痩せにくい部分です。きっと部分痩せで二の腕ダイエットをしても、全く効果がなかった方も多いのではないでしょうか?
そんな二の腕を確実に細くしてくれるのが、「脂肪溶解注射」という施術です!とても簡単に部分痩せできるので、世代問わず人気があります。この記事では、二の腕の脂肪溶解注射について解説していきます。
施術の流れやメリットなどを知って、あなたもすっきり二の腕を手に入れましょう。
二の腕を細くする脂肪溶解注射とは?
脂肪溶解注射とは、二の腕の皮下脂肪に直接薬剤を注入し、脂肪を溶かす施術です。溶けた脂肪は、尿や汗となって体外に排出されるため、効率よく二の腕だけを細くすることができます。使っている薬剤は、クリニックによって異なります。
しかし、脂肪を溶かすのに有効なデオキシコール酸やホスファチジルコリンなどが入った薬剤が使われることが多いです。
施術時間は5分~10分ほどで終わり、とても手軽に行えるのが特徴。気になる費用と脂肪溶解注射の量もご紹介します。
費用と必要な脂肪溶解注射の量
脂肪溶解注射の費用は、注射の本数で決まります。使われる製剤によって必要な注入量と1本の金額が違うため、効果やダウンタイム、ドクターの経歴などをしっかりと確認した上で予約を入れるほうが良いでしょう。
特に金額に関しては、1本の料金なのか、1ccなのかによっても合計金額が変わるので、調べる際には注意が必要です。例えば、1本が5000円と書かれていても、二の腕の部分痩せには20本程度必要となれば、合計金額は10万円程度となります。二の腕は範囲が広いため、1〜2本では効果が出ず、どの薬剤を使用するとしてもある程度の金額は必要になることは、予め知っておいたほうがいいでしょう。
脂肪溶解注射で二の腕を細くするメリットを4つ解説
ここからは、二の腕を脂肪溶解注射で細くするメリットを解説します。このメリットを知ったら、あなたも脂肪溶解注射をやってみたくなるでしょう。
難しい部分痩せが簡単にできる
ダイエットを経験したことがある女性なら、部分痩せが難しいのは誰もが共感できると思います。特に、二の腕は胸とも関係が深い場所なので、
- 二の腕が痩せずに胸だけサイズダウンしてしまった
- 二の腕は全く変わっていないけど体重は落ちた
などの経験があるはずです。自力だと難しい二の腕も、脂肪溶解注射なら簡単に部分痩せできるというのはとても大きなメリットです。
自然な仕上がり
周りの人に、施術で痩せたと思われたくないと思う方も多いです。そんな悩みも、脂肪溶解注射なら気にしなくてOK。施術で痩せたと全くバレないほど、自然な仕上がりもメリットの一つです。
二の腕に脂肪溶解注射をすると、急激に細くなるのではなく、自然にダイエットが成功したくらい緩やかに効果が現れます。そのため、いきなり痩せたと思われずに、すっきりした二の腕を手に入れられるのです。
半永久的な効果
脂肪溶解注射自体が、脂肪を溶かして体外へ排出する作用で、脂肪細胞の数自体を減らすため、リバウンドのない半永久的な効果が得られるといわれています。とはいえ、バカ食いをして急激に太ってしまえばせっかく痩せた二の腕も太く戻ってしまいますが、普通の生活をしている上では二の腕に脂肪がつくという心配がほとんど無くなるというメリットもあります。
費用的には高いと感じるかもしれませんが、リバウンドせずに半永久的な効果が得られるなら、お得に感じることでしょう。
ダウンタイムが少ない
脂肪溶解注射のダウンタイムは、まれに1カ⽉ほど赤みや腫れが残ってしまうような薬剤もありますが、近年どんどん新製品が開発され、痛みやダウンタイムがほとんどないものが主流になりつつあります。
注射による赤みや腫れが出ても、通常1日~3日の間には治まります。また、赤みや腫れが出たとしても、外出できないほどのものではありません。
脂肪溶解注射で二の腕を細くする注意点を解説
脂肪溶解注射には、素晴らしいメリットが多いです。しかし、注意点もあるので、確認しておきましょう。
体質によって効果に差がある
二の腕の脂肪溶解注射は、効果に個人差があります。平均の量で十分な効果が出る方もいれば、量が足りなくて注射の本数を足したり、何度か通うことになる方もいるのです。
注射の本数や通院が増えれば、費用もさらにかかることになるため、事前のカウンセリングである程度の必要本数を確認しておくことが重要です。
内出血する可能性がある
注射なので、針の刺入による内出血の可能性があります。自然に1週間ほどで消退します。
菌に感染することがある
まれに注射をしたところから菌に感染し、膿む、腫れるなどの症状が出ることがあります。ほとんどの方はなりませんが、もし菌に感染して症状がひどい場合は、クリニックに相談をしてください。
筋肉には効かない
脂肪溶解注射は、皮下脂肪を溶かして痩せる施術です。二の腕が太い理由には、皮下脂肪ではなく筋肉が原因の場合もあります。脂肪溶解注射では、そんな筋肉を落とすことはできませんので、筋肉太りの方には効果がありません。
自分の二の腕が皮下脂肪で太いのか、筋肉で太いのかを見分ける方法は、つまめるかどうかを確かめます。二の腕をつまんでみて、つまめる部分が多い方は皮下脂肪。つまめない硬い部分が多い方は、筋肉です。
赤みや腫れが残ることがある
施術部位の赤みや腫れが、1カ⽉ほど残る方もいます。これはデオキシコール酸の濃度が高い薬剤を使用した際には起こる副作用となりますので、ダウンタイムの有無については事前カウンセリングでしっかりと確認することをおすすめします。
脂肪溶解注射の二の腕施術の流れ
最後は、脂肪溶解注射で二の腕を細くする施術の流れをご紹介します。脂肪溶解注射はとても簡単な施術なので、工程も少ないです。どのような流れか、参考にしてみてください。
カウンセリング
まずは、医師によるカウンセリングや、施術を受けられる状態かの診断があります。
- 妊娠中や授乳中
- 高血圧
- 糖尿病
- 肝臓や腎臓の疾患のある方
- 大豆アレルギー
などをお持ちの方は、脂肪溶解注射ができません。このカウンセリングで、施術を断られることもあるかもしれません。心配な方は、事前に問い合わせてみるとスムーズです。
また、カウンセリングでは医師が施術内容をしっかりと説明してくれるか?良いことだけでなく、注意点なども隠さずに伝えてくれているかを確認してください。
信用のできるクリニックではないと、思い通りの仕上がりにならなかったり、予算以上に費用がかかったりすることがあるのでご注意ください。もし不安だと感じたら、施術は受けずに1度考える時間をもらうのもいいでしょう。
マーキング・麻酔(オプション)
カウンセリングに納得ができたら、脂肪を減らしたい部分をマーキングして、施術部位を決定していきます。使用される薬剤によっては事前に麻酔を行う医療機関もあります。
また、痛みに弱い場合などは、その旨をカウンセリングで伝えておくといいかもしれません。麻酔の種類にはクリーム麻酔、笑気麻酔(ガス)などがあります。
施術
施術が行われます。時間は5分~10分と短く、小さな針をサッと刺して終わりのようなイメージ。とても簡単に終わるので、これだけなのかと拍子抜けする方も多いですよ。
止血とマッサージ
施術が終わると、軽く止血が行われ、薬剤が二の腕内によく行きわたるようマッサージをして終了です。
まとめ
二の腕を、脂肪溶解注射で細くする施術はいかがでしたか?脂肪溶解注射は、簡単に皮下脂肪を溶かして細くする他に、リバウンドせずに半永久的な効果が得られるというメリットもあります。
費用は安くありませんが、二の腕をこれだけ簡単に細くするなら支払う価値はあるでしょう。施術内容もとても簡単で、短時間で終了します。より効果を得たい方は数回通うことがありますが、1回でも効果は見込めるため、まずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?すっきりした二の腕を手に入れて、ノースリーブも綺麗に着こなしてください。
記事監修
- 中崎恵美 先生
- emiスキンクリニック松濤
- 0334683711
2000年東京医科大学皮膚科入局。2006年皮膚科専門医取得。2007年より皮膚科・美容皮膚科クリニックに勤務しながら、北里大学東洋医学研究所にて3年間漢方医学を研修。2016年渋谷にemiスキンクリニック松濤を開院。趣味はフラメンコ。Attractive agingをモットーに、ナチュラルでより魅力的な美しさを提供しています。