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日本人はまぶたの皮膚が厚く、皮下脂肪が発達しているといわれています。また、目元の血行が悪くなって凝りや老廃物が溜まると、むくんだり、脂肪が付きやすくなったりします。体重の増減が顔に出やすい人は、まぶたにも脂肪がつきやすいそう…。まぶたの厚みの悩みは、マッサージや美容医療施術で解決できる可能性があります。今回はまぶたの厚みを解消する方法についてご紹介します。

まぶた,脂肪

日本人は、まぶたの皮膚が厚く、皮下脂肪が発達しています。これは、日本人の遠い祖先が極寒のシベリアに住んでおり、水分の多い目を寒さから守るために進化したからだと言われています。

そのため、日本人には一重まぶたの方の割合が高いのです。まぶたの脂肪が厚いことを悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、まぶたの脂肪を減らして目元をすっきりとさせるための対策についてご紹介します。

まぶたのシワについて悩んでいる方は以下のコラムをご覧ください。

まぶたが腫れぼったく見える原因

まぶたが腫れぼったく見える原因

もともと発達している皮下脂肪に加えて、目の周りの皮膚にたるみが生じると、まぶたが腫れぼったくなり、眠たそうに見えてしまいます。また、目元の血行が悪くなって凝りや老廃物が溜まると、むくんだりしやすくなったりします。

体重の増減が顔に出やすい人は、まぶたにも脂肪がつきやすいことがあるようです。他には、塩分やアルコールを摂りすぎる、睡眠不足による一時的なむくみなどにより、まぶたの脂肪が厚く見えることがあります。

脂肪溶解注射の治療が受けられる東京都内の美容クリニック一覧

まぶたの脂肪が厚い悩みの解決方法

まぶたの脂肪が厚い悩みを解決する方法

 

手軽にすぐできる目元をスッキリ見せる方法は、マッサージです。目元の皮膚に過度な摩擦などの負担がかからないようにアイクリームを使い、やさしく全体のコリをほぐす感覚でマッサージしていきましょう。

むくみとりマッサージ

目の周りのリンパマッサージです。マッサージで血行やリンパの流れが良くなることで、余分な水分や老廃物の排出が促進されます。目元が腫れぼったく見える原因の一つであるむくみが解消され、結果的に目の周りがスッキリします。

  • 準備として、血行を良くするためにホットタオルで目元を温めます。
  • まゆ毛の下の骨の際を、目頭から目尻側へ、親指の腹を使って軽く押していきます。
  • 人差し指と親指でまゆ毛をはさみ、縦に動かす、横に動かす、ぐるぐる回す、を各10回行う。外側に位置をずらして、眉尻までマッサージします。

つぼ刺激マッサージ

上記のマッサージに加えて、目の周りの血行を促進するツボを刺激することも効果的です。

①攅竹(さんちく)

つぼ刺激マッサージ

眉頭の少し下にあるくぼみ。親指、または人差し指のはらで、上に持ち上げるように優しく押します。

②瞳子髎(どうしりょう)

つぼ刺激マッサージ

目尻から、親指の幅半分ほど外側にある、骨の際のわずかなくぼみ。

③四白(しはく)

つぼ刺激マッサージ

瞳の真下の骨から、指一本分(約1cm)下がったところ。瞳子髎を人さし指で、四白を中指で同時に刺激します。

上記のツボを、気持ちよく感じる程度の強さでそれぞれ5秒ずつ×3回ほど刺激しましょう。

眼輪筋エクササイズ

目の周りを囲っているドーナツ状の筋肉・眼輪筋のエクササイズで、凝りをほぐし、老廃物を流し、すっきりとした目元を目指しましょう

①目を見開いて5秒キープ

おでこを軽く抑え、額や眉がつられて上がらないように注意しながら、まぶたを大きく開きます。そのまま5秒キープしたら、目の力を緩めてリラックスしましょう。

これを数回繰り返します。眼輪筋より額の筋肉の方が大きいため、まぶたを大きく開けようとすると、同時に額も上がってしまいがちです。これでは眼輪筋への刺激になりませんし、額にシワが入りやすくなってしまうというリスクもあります。筋肉を使っている場所や正しい目の開け方の感覚を覚えるまで、鏡の前で練習しましょう。

②目を上下左右に動かす

額を上げずに目を見開くのに慣れたら、次のステップです。目を大きく開いたら、首を動かさずに右方向を見て10秒数えます。同様に、左を見て10秒、上を見て10秒、下を見て10秒数えます。意識して繰り返し続けていくことで、まぶたが厚い悩みに対してよりアプローチできるでしょう。

クリニックでの脂肪除去

マッサージやエクササイズだけでは効果に不満がある場合、また、むくみではなく脂肪そのものが原因の場合は、美容クリニックへの相談もひとつの方法です。以下にクリニックで受けられる施術をご紹介します。

全切開法

メスでまぶたを1.5~3cmほど切開して、脂肪を取る方法です。同時に皮膚のたるみも改善することができます。切開のため術後は縫合し、4~7日後に抜糸します。手術後にまぶたが腫れる、キズができてしまうのがデメリットです。

しかし、大きな腫れは手術後およそ2~4日で引いていきます。ただし、浮腫みは1~2週間気になる場合があります。全切開を行ってすぐは腫れの他に、赤みが出る、まぶたに違和感を感じることがあるかもしれません。これらは時間の経過とともに緩和します。

脂肪溶解注射

脂肪を分解・代謝する作用のある成分をまぶたに注入する方法です。溶け出した脂肪は血管を通り、汗や尿となって自然と体外に排出されます。皮膚を切らずに注射するだけなので、施術時間も短く、腫れや熱感などがほとんどないことが大きな特徴です。

薬剤によって溶解された脂肪は、時間をかけて徐々に排出されます。そのため効果が実感できるまで最短でも3日間ほどかかります。また、1回の治療では効果が実感しづらく、3〜5回程度の施術が一般的なようです。

まとめ

脂肪が少なくすっきりとした目元は、アイメイクも映え、誰もが憧れます。地道なマッサージや眼輪筋エクササイズですっきりさせるのもいい方法ですが、即効性を求めるならば美容クリニックの医師に相談してみるのもひとつの方法です。

記事監修

細井孝祐
細井 孝祐 先生
表参道スキンクリニック大阪院
0120383690

藤田保健衛生大学医学部医学科卒業後、市中病院の形成外科を経て、表参道スキンクリニック大阪院院長に就任。スキンケア治療のみならず、形成外科としても活躍し、患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ、総合的な診療を行う。 InstagramTwitter

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