長年紫外線を浴びることによって起こる肌トラブルは光老化といわれ、直接光を浴びる部分の肌トラブルの約8割を占めるのだそう。
光老化と加齢による自然老化は別モノですから、たるみを含む肌トラブルを避けるためにも紫外線対策には、日々力を入れたほうがよさそうです。

顔のたるみ改善 今すぐ始められるセルフケアから最新美容医療をご紹介

30代を過ぎて気づく、ほうれい線が深くなってきた…フェイスラインがぼやけてきた…などの肌トラブル。これは顔の皮膚が下がって起こる、「顔のたるみ」が原因です。根本的なたるみの原因は多くの方が加齢と考え、対策は難しいと思いがちですが、何の対策も取らずにいるとたるみはどんどん加速していく一方です。

少しでも顔のたるみに気づいたらすぐに対策をはじめることで、たるみを止めることはできなくても、進行をゆっくりにする、目立たなくすることができます。

顔のたるみの原因

顔のたるみの原因

顔のたるみの原因のひとつは加齢です。加齢によって筋力が低下したり皮膚成分が減少したり、骨格が変化したりすることで重力に従って皮膚が垂れ下がっていくのです。

肌の老化は8割が紫外線の影響

肌トラブルの原因を探っていくと、その多くは紫外線の影響に行き当たるそうです。紫外線の影響については、近年大きく取り上げられるようになり、紫外線対策に日焼け止めを使っている方も多いことでしょう。

肌のハリを保つには、コラーゲンやエラスチンが充分に生成されることが必要ですが、これは加齢によって減る以上に、紫外線によっても破壊されてしまいます。

長年紫外線を浴びることによって起こる肌トラブルは光老化といわれ、直接光を浴びる部分の肌トラブルの約8割を占めるのだそう。光老化と加齢による自然老化は別モノですから、たるみを含む肌トラブルを避けるためにも紫外線対策には、日々力を入れたほうがよさそうです。

こんなトラブルもたるみが原因

こんなトラブルもたるみが原因

たるみとは一見関係なさそうに見える次のようなトラブルも、顔のたるみが要因になっていることがあります。

目の下の目袋がくっきりしてきた、まぶたがたるんできた

眼球をぐるりと囲む「眼輪筋」の衰えによって、その下にある眼窩脂肪が前に押し出されることで、目袋が膨らんできます。また、まぶたを引き上げる筋肉である「眼けん挙筋」の筋力が加齢の影響を受け低下することで、まぶたがたるんでしまい目が開けづらくなる「眼瞼下垂」を引き起こします。スマホやPCを使うときは数時間おきに目を休めましょう。アイメイクを落とすときに、強くこすりすぎないことも大切です。

なお、眼瞼下垂の場合は保険適用で手術を受けられますので、目が半分以下しか開かないようであれば一度医療機関を受診してください。

くっきりしたほうれい線やマリオネットライン

ほうれい線は、笑ったときに鼻の端から口角に向けてできるシワのこと。笑っていないときも残るようになると要注意です。俗にブルドッグ顔などといわれるのは、ほうれい線がくっきり出た顔の状態のこと。

一方、マリオネットラインは、口角からアゴに向けてできるシワのこと。40代に入ったころできはじめ、50代後半になるとくっきりしてくるので、40代と50代を見分けるポイントとも言われているのだそうです。

どちらの場合もキレイに消すことは難しいですが、顔や頭部のコリがシワを深くしていることもあります。この場合、マッサージでコリをほぐしてあげることで、多少の改善が見られるかもしれません。

毛穴が黒ずんできた、ファンデが毛穴落ちする

30代を過ぎて毛穴の黒ずみが気になってきた…という場合、黒ずみではなくたるみ毛穴の場合があります。たるみ毛穴は頬に多くでき、縦長だったり涙型に開いたりするのが特徴です。残念ながら一度開いた毛穴をセルフケアで閉じる方法はありません。進行を緩やかにするためには、保湿に力を入れるとよいでしょう。

顔がたるみやすい人の行動

顔がたるみやすい人の行動

見た目年齢がそれぞれ違うようにたるみの程度も人それぞれで、たるみやすい人・たるみにくい人がいるようです。自分の顔はたるみやすいと思っている方は、普段のちょっとした行動で変えられるかもしれません。

ダイエットをしている

急激なダイエットで痩せたのはいいけど、顔のしわがくっきりした、頬が垂れ下がった、といった経験はありませんか?年齢を経ると、ダイエットで脂肪が落ちたとしてもその脂肪を包み込んで伸びきっていた皮膚はすぐに戻らないため、たるみとなって現れてしまうことも少なくありません。このダイエットによるたるみでは、特にほうれい線やマリオネットラインといったたるみが原因のしわが深くなる傾向にあります。せっかくキレイになるために痩せたのに、逆に老けて見えるようになるなんて本末転倒。たるみが気になる年齢になってきたら、急激なダイエットは控えたほうがよさそうです。

肌が乾燥しやすい

スキンケアに必須なのが保湿ですが、最近では、肌表面は潤っていたりべたついたりするのに肌内部は乾燥しているといったインナードライ肌の方も増えています。常に肌が乾燥していると、肌のターンオーバーのリズムを崩しバリア機能が低下し、ハリが失われる要因になってしまいます。

  • 洗顔は、力を入れずやさしく行う
  • クレンジングは洗浄力の強すぎないタイプを使う(皮脂を取りすぎない)
  • スキンケア時、化粧水をたっぷり使った後は、クリームなど油分のあるものでしっかり保湿する

以上に気をつけてみてください。

なお、たるみやシワに効果のある成分として、レチノールや幹細胞コスメなど、どんどん新商品が出ているので、自分のお悩みに合った化粧品を探してみるのもいいかもしれません。

顔の表情が硬い

顔の表情を、普段あまり動かさずに過ごしている方は、たるみが起こりやすいそうです。たるみは顔の筋力の低下もひとつの原因。顔の筋肉を鍛えることで皮膚をその位置に保つだけでなく、線維芽細胞という肌のハリを保つ細胞にも働きかけるので、たるみの進行を緩やかにしてくれるでしょう。

自宅で出来る、たるみケアに効くツボ&マッサージ

 

自宅で出来る、たるみケアに効くツボ&マッサージ

たるみの原因のひとつには、老化による筋力の衰えがありました。また、ある程度の年齢になると血流やリンパの流れも滞りがちになるため、皮膚の弾力に影響を与えます。マッサージやツボ押しで血流をアップさせ、代謝のよい身体にしておきましょう。以下にたるみの改善に効果が見込めるマッサージやツボをご紹介します。

「あいうえお」ストレッチ

どこでもできるこのストレッチ。「あ、い、う、え、お」の形に、大きく口をあけるだけなので気軽にできます。思いっきり大きく開けるのがコツです。

側頭筋をほぐす

側頭筋は耳の上、こめかみ周辺にあり、口の脇にある咬筋を支えています。側頭筋が凝ると頬を引き上げられずにたるみが起こります。マッサージは、入浴後など身体が温まっているときに行うと効果的です。人差し指、中指、薬指を3本合わせて側頭筋にあて、指を押しつけながら内から外に円を描くように動かしましょう。位置を少しずつずらしながら柔らかくなるまでほぐしてください。

耳たぶ回し

耳たぶをつまんで、後ろに向けて回しましょう。このとき、軽い力で行ってください。耳にはリンパやツボが多く集まっているので、刺激を与えることで血行を改善し、顔のたるみの軽減に役立ちます。

たるみに効果的なツボ

ツボ押しも、顔のたるみ改善に効果が見込めます。ツボを押すときは強すぎない力で、5秒程度押すことを数回繰り返しましょう。

①頬車(きょうしゃ)

フェイスラインのたるみには頬車(きょうしゃ)を刺激しましょう。場所は、歯を食いしばったときに飛び出る部分。あごのエラの角から、指1本ほど手前あたりです。たるみのほか二重あごの軽減にも役立ちます。

②巨りょう(こりょう)

ほうれい線を薄くするのに効果を期待できるのが巨りょう(こりょう)のツボ。黒目をまっすぐにおり、小鼻の下のラインと交わったところにあります。

たるみ解消グッズを使う

家庭用美顔器などを使うのもよいでしょう。超音波を使うものは引き締め効果、イオン導入できるタイプは保湿効果を高めてくれるため、結果的にたるみの軽減につながります。

試してみたい美容医療でのケア

自宅で出来る、たるみケアに効くツボ&マッサージ

たるみをセルフケアで対策するのは、効果が薄い、効果がないと感じる方も少なくありません。セルフケアでは、進行を緩やかにする、目立たなくすることしかできませんが、理想を言えば「すべて消してなかったことにしたい」というのが多くの方の望みではないでしょうか。これを叶えてくれるのが美容医療です。

美容皮膚科でできるたるみ改善

魔法のようになかったことにしてくれる、美容医療。実際にやったことはなくても、興味がある方もいらっしゃるでしょう。切るのは怖い…と考える方は多いですが、光をあてたり注射をしたりなどのリフトアップ術も多くあり、最近では痛みが少なくダウンタイムも短くなってきています。また、エステサロンに通うよりも効果が期待でき、何度も通う必要がないため、結果的に見るとコストパフォーマンスが高いようです。

サーマクール

高周波(RF)エネルギーを使用したたるみ治療機。高周波が真皮〜皮下組織までを強力に加熱することで、即時的にはコラーゲンの収縮による引き締め効果が、長期的にはダメージを受けたコラーゲンが再構築されることによる肌のハリ感の復活と引き上げ効果が得られます。肌表面は冷却により守られるため、ダウンタイムが全くないというのも嬉しいポイント。

サーマクールが登場した当初は、施術には強い痛みが伴いましたが、メーカーによる機器の改良により、照射の際の振動が追加されたり、熱の皮内での広がり方が変わったりしたことで、痛みが緩和されました。その革新的な技術と高い効果で、サーマクールは切らないたるみ治療機の代名詞とも言われています。

HIFU:ハイフ

HIFU(高密度焦点式超音波)テクノロジーを使用したリフトアップ機器。超音波が皮膚の土台であるSMAS筋膜まで届き、緩んだ筋膜を熱で収縮することで、根本からのリフトアップが可能です。また、脂肪層や真皮層など狙った部位に照射し、コラーゲンやエラスチンの新規産生を促進することで、肌にハリを取り戻します。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸製剤を、注射で加齢によって凹んだ部分に注入することで、加齢によって失われた曲線が復活し、若々しい印象のお顔へと仕上がります。また、ほうれい線やマリオネットラインなど、深く刻まれたしわに直接注入して、しわを薄くするといった効果もあります。

スレッドリフト

糸を皮膚の内部に入れ、たるみを引き上げるリフトアップ術。糸には返しや棘のようなものがついているため、皮膚内部の組織に引っかかることで物理的に引き上げる効果と、肌内部に留まった糸によって、細胞が活性化されコラーゲンなどが増生されることで、ピンとしたハリ感も得られます。溶ける糸と溶けない糸がありますが、溶けない糸は将来的に加齢が進んだ際にトラブルになることが多いため、溶ける糸の方が主流となっています。

いずれの治療を受けたとしても、治療後は永遠にたるまないわけではありません。効果の持続期間は施術内容や病院によっても変わりますが、6カ月~2年ほどの場合が多いようです。通常のスキンケアも併用することで、ピンと張った肌を保つことができます。

糖化を防いで美肌を保つ

糖化を防いで美肌を保つ

わたしたちの身体は、毎日食べるものから作られていますが、食事の仕方、食べるものによって老化を進行させる場合があります。

肌老化を進行させる糖化

余分な糖分が、身体の中でタンパク質と結びつき老化タンパク質「AGEs」を作り出すそうです。これは、身体の代謝を滞らせ、肌のたるみも引き起こすとも言われています。この対策のひとつが、野菜を先に食べることです。野菜の食物繊維が糖の吸収を緩やかにしてくれるのだとか。野菜の抗酸化成分はAGEsを排出してくれるため、積極的に摂取するとよいでしょう。

オメガ6系オイルはほどほどに

最近健康や美容を気遣う方に人気のオメガ系のオイルですが、オメガ6系のオイルについては摂りすぎに注意したほうがよさそうです。オメガ6系オイルを摂取しすぎると、炎症を起こしやすくなり、皮膚の乾燥を招き、肌のハリを保つエラスチンやコラーゲンが破壊されてしまうのです。

食用油のほとんどはオメガ6系ですし、風味豊かなごま油などは、おいしいのでついつい使いすぎてしまいますから難しいですが、摂りすぎた場合はオメガ3系オイルを摂取すると打ち消すことができるとも言われています。

美容・健康のためにはほどほどに使うようにし、使いすぎてしまったときには夕食に青魚を取り入れたり、サバ缶やえごまの葉を活用してみたりするとよいでしょう。

 

まとめ

顔のたるみは、年齢を経れば誰しも公平に訪れますが、同年代でも見た目年齢が全く違う方がいることを考えると、多少の抵抗はできそうです。ちょっとした工夫を取り入れて老化に対抗して、たるみの少ない肌を保っていきましょう。

記事監修

doctor_miyake
三宅真紀(みやけまき) 先生
表参道美容皮膚科
0120035252 もしくは 0334013355

クリニック紹介
表参道美容皮膚科では診察、レーザー治療のほとんどを相澤院長・三宅副院長の医師2名が行っています。
2名とも、当院開院前は日本でトップレベルの有名美容皮膚科で約10年間、最新の美容治療に携わってきた皮膚科・レーザー治療歴は国内でトップレベルの美容皮膚科治療経験数を持つエキスパートです。
時間をかけて診察し、どうすれば患者様の希望する結果を出していけるかを一緒に考え、最善の方針を提案します。
現在の肌の状態をひとつずつ説明し、治療の選択肢、治療にかかる費用、経過、治療時の痛みの程度、最終的な結果の予測について丁寧に説明いたします。
三宅真紀副院長紹介
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。
4万例以上の美容皮膚科治療実績を持ち、医師の指導・教育も多数行う。
患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングを行う。
豊富な経験から患者様ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。
そのため、多くの患者様から厚い支持・信頼を得ている。
レーザー治療はもちろん、高い技術とセンスが必要とされる注入治療(ヒアルロン酸やボトックス注射など)も得意としている。
美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。
テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

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