ヒフコ
今日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。テレビや雑誌で拝見していた真崎先生にお会いできて、とても嬉しいです。先日も、ローランドさんとの共演YoutubeがSNSでバズっていました!
真崎先生
ローランドは、とてもイイ奴で、仲良くしています。この前は、この部屋でサントリーの烏龍茶のCMで美容点滴をするシーンを撮影して、私も出演したんですよ(笑)。このクリニックは、芸能人を始め、世界中のセレブリティにお越しいただいています。守秘義務があるので、名前は言えないのですが…VIPからリクエストがあれば、このお部屋で診察から施術まで対応することもできますし、滞在していただく時間を貸し切りにすることもできます。
ヒフコ
こんな素敵なクリニックは初めてです!クリニックというより、ラグジュアリーホテルのようですね。
真崎先生
このクリニックは、青木淳さんという著名な建築家にお願いしました。国内外のルイ・ヴィトンの店舗建築を手がけている、日本を代表する建築家なんですよ。東京だけではなく、世界中から長時間かけていらっしゃる方も多いので、リラックスしていただける空間を追及しました。
ヒフコ
真崎先生は、日本の美容医療のレジェンドのような存在ですが、美容医療の世界に入ったきっかけを教えていただけますか?
真崎先生
医学部を卒業した段階では、何を専門にするか決めかねていたので、最初は「全ての科を見れる麻酔科がいい」と勧められ、順天堂大学の麻酔科に入局しました。
当時の日本では、美容医療を志す医師はほとんどいなかったのですが、アメリカでは美容医療の医師はエリートで、ステータスもとても高く、人気がありました。だから、日本でも美容医療は将来的にはアメリカのようなポジションになるだろうと確信したんです。そのため、30歳くらいのときに、美容医療の世界に飛び込みました。綺麗になったら、本当に、その方の人生が変わります。その瞬間に立ち会える美容医療は、とても意義のある仕事ですね。
ヒフコ
今のように美容医療が普及していなかったんですね。
真崎先生
そうなんです、周囲からは大学病院を辞めることを大反対されました(笑)。でも、そこから美容外科クリニックで学び、共立美容外科・歯科を立ち上げ、日本有数のクリニックに成長させることができた。あのとき飛び込んだから、今、美容外科医として30年以上の経験があり、二重手術では世界中から認められるようになれたと思っています。
今は、美容医療が人気なので、美容医療が専門ではないアルバイトの医師もたくさんいるようです。特に美容皮膚科は美容整形のようにメスを使って「切る施術」ではなく、ヒアルロン酸やボトックスを注入する”だけ”だから、誰でも同じように簡単に施術できると思って、値段重視でクリニックを選ぶ方も増えたようです。
でも、本当は、注入のような”目で確認できない”施術は難しいんです。美容医療が普及して、どこでも安く施術を受けられる時代になったからこそ、きちんと情報収集をして、医師を選ぶ必要性が高まっていると思います。
ヒフコ
そうなんですね!美容外科の施術の方が怖いと思っていました。
真崎先生
医師の感覚では、目で確認できる方が安心ですね…
他にもたとえば、ヒアルロン酸の膨らみ方も、1人1人違うので、どの程度注入するかは医師の経験次第なんです。だから、数日経って、もう少し足したいと思うこともあると思います。だから、真崎医院では部位によっては2〜3週間後に足りない部分のタッチアップを行なっています。施術して思い通りにならなかった嫌でしょう。やっぱり、綺麗になったと思っていただきたいから。
ヒフコ
特に気を付けた方がいい施術はありますか?
真崎先生
注入系で特に難しいのは、鼻やほうれい線です。特にほうれい線や鼻のヒアルロン酸注入は、鼻が壊死したり、失明する症例も多数報告されているので、注意が必要です。
動脈にヒアルロン酸が入らないように、必ず生理食塩水で血液のバックフロー(逆流)をチェックをするというひと手間を加える必要があるのですが、これが全てのクリニックで徹底されていないのが現状です。私のクリニックでは、必ず確認していますので、安心して施術していただけますよ。
また、注入する針も、内出血が起きにくい鈍針(カニューラ)を採用しています。鋭針だと、動脈にヒアルロン酸を入れる事故が起きにくい代わりに内出血が起きやすくなるのですが、カニューラは施術は難しいものの内出血が起きにくいため、仕上がりも綺麗になります。このような一つ一つの積み重ねで、リスクが減らせるだけではなく、仕上がりも全く変わってきます。
ヒフコ
真崎先生が目指す”綺麗な女性像”を教えていただけますか?
真崎先生
ハリウッドスターのオードリー・ヘップバーンとエリザベス・テイラーは、若いころ、絶世の美女と言われていましたよね。でも、2人の美に対する考え方は全然違います。オードリー・ヘップバーンは、自然に抵抗しないでそのまま歳を取っていこうとしたけれども、エリザベス・テイラーは、ありとあらゆる整形をして、若さを保とうとした。その結果として、オードリー・ヘップバーンは自然に綺麗に歳をとったけど、エリザベス・テイラーは人工的な美しさになってしまった。美容医療をやりすぎないで、素敵に歳を取ってほしい。アンチエイジングとよく言いますが、私は、抵抗しすぎるとダメだと思っています。もっと綺麗になりたい!という欲はどうしても出ると思うけど、医師が「その施術はする必要がないから、ここまでにしよう」と言ったときは、聞いてほしいですね。
真崎先生
また、以前BBCの「美」をテーマにした特別連続報道番組で「オリエンタルビューティーとウェスタンビューティーの見るポイントの違い」についてインタビューを受けたことがあります。東洋人は、西洋的な美しさに惹かれますが、西洋人はいわゆる”ポカホンタス顔”が美しいと思っている。皆、地球の反対側を美しいと思うんです。自分の良さを活かしてほしいですね。
ヒフコ
ちなみに、先生はご自身では施術はなさっているんですか?若々しくて、肌もとても綺麗ですが…
真崎先生
私は、プラセンタ注射を週2回はしています。プラセンタは成長因子の宝庫だから。でも、プラセンタを打つと、輸血できなくなるから、若い方には勧めませんが。
あと、サプリメントは毎朝10個くらい飲んでいますね。でも、ちゃんと遊ぶことが、若さの秘訣かな(笑)。
ヒフコ
最後に、美容ヒフコ読者に、メッセージをお願いします!
真崎先生
ヒアルロン酸やボトックスの注入は、安価でどこのクリニックでもできますが、簡単な施術ではありません。なぜ、その皺やたるみがなぜできるのか考えて、適切な施術ができる医師を選んでください。
あと、美容皮膚科と美容外科の施術を、上手く使い分けられれば、効果は絶大ですよ。
クリニックに来る前に、画像相談もできます。ご自身の理想の状態に最短で近づける施術をご提案します。いつでもご相談ください!
- このインタビューのクリニックは…
- 真崎医院
- 東京都渋谷区猿楽町9-8 URBAN PARK代官山 Ⅰ 101
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※この記事には個人的感想が含まれています。