美白ケアといえばやっぱり美白化粧品!といきたいところですが、よく見ると「薬用化粧品」や「医薬部外品」と書いてある化粧品があります。普通の化粧品とはいったい何が違うのでしょうか。

美肌の決め手は「透明感」!透明美白肌を邪魔する皮膚トラブルとは?

テレビで見る女優やアイドル、SNSで見るインスタグラマーなど、今や透明美白肌が当たり前のような風潮になっているのに、何をやっても透明感のある美白肌になれないなんて言う悩みはありませんか?

ではなぜ透明感のある美白肌にならないのか。まずは美白肌を邪魔する、代表的な皮膚トラブルを学んでいきましょう。

皮膚トラブルの王者「シミ」

皮膚トラブルの王者と言えばやっぱり「シミ」です。シミは美白肌にとって最大の敵!シミの原因は様々ですが、代表的な原因はもちろん紫外線です。紫外線を浴びると、紫外線から肌を守ろうとしてメラニン色素を分泌します。本来であればお肌の代謝とともにメラニン色素は剥がれ落ちていきますが、代謝が衰えているとメラニン色素がお肌にとどまってしまい、シミになってしまうのです。
ほかにも肌荒れ、吹き出物、ニキビの跡が色素沈着を起こしてシミのように見えたり、ホルモンバランスの崩れなどが原因でシミができたりします。

いつの間にかできている「くすみ」

シミほど目立つものではないけれど、目立たないからこそいつの間にか出来ていているため対処がしづらい。それが「くすみ」です。くすみの原因もいくつかありますが、代表的なものが血行不良によるものと、代謝の衰えによる角質層の厚みです。

美白効果の違いはあるの?医薬部外品と化粧品

美白ケアといえばやっぱり美白化粧品!といきたいところですが、よく見ると「薬用化粧品」や「医薬部外品」と書いてある化粧品があります。普通の化粧品とはいったい何が違うのでしょうか。

薬用化粧品、医薬部外品、化粧品の違い

まず、化粧品などのルールを定めている「薬機法」では「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つの分類があります。「医薬品」はその名の通り「お薬」として使うもので、化粧品ではなく治療として皮膚に塗るものです。

「医薬部外品」「薬用」は実は同じで、薬用化粧品という言い方が医薬部外品として認められている表示名となります。

では、医薬部外品とは何を指すのかというと、厚生労働省が許可した効果・効能に有効とされる成分が、決められた濃度で配合されている化粧品ということになります。「薬」という漢字はつくものの、目的は「治療」ではなくあくまでも「予防・衛生」になります。医薬部外品の化粧品は、美白=日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ、ニキビを防ぐ、肌荒れを防ぐというように表記できる効果効能が限られているという特徴があります。

最近では、2016年にPOLAのリンクルショットが初めて「シワを改善する」という効果で医薬部外品として承認されました。

なぜ医薬部外品として承認を取るかというと、広告などで効果がきちんと書けるという利点があるからです。いくら美白やシワに効果的な独自成分を配合したとしても、厚労省による認可のない成分を配合した化粧品の場合は「美白」や「シワの改善」といった言葉は一切使えません。

では、化粧品はどうでしょうか?通常、医薬部外品ではない化粧品の目的は、清潔にする、健やかに保つものだと定められているため、効果効能が緩やかなことしか言えません。「保湿」や「肌にハリを与える」「肌のキメを整える」「透明感」などが化粧品でも言うことができる効果となります。

薬用化粧品=効果が高い…?

では薬用化粧品は一般化粧品よりも効果が高いのかというと、そういうわけでもありません。

前述した通り、薬用化粧品は「美白」という言葉を使用しても良いことになっていますが、薬機法の定める「美白」の定義は、「日焼けによるしみ、そばかすを防ぐ」となっています。美白というとしみ・そばかすを「消す」というのが一般的な認識かもしれませんが、美白化粧品は今あるシミを消すための化粧品ではないということになります。

よくインターネットの広告などで「しみをごっそり落として美白に!」という表現を見ますが、医薬部外品であっても「シミをごっそり落とす」とは言えませんし、化粧品であればなおさら言えない広告表現です。そのような広告を出すところは、法律を無視しているという点で信頼性が低くなってしまうため、商品を買う前には注意が必要です。

尚、新規成分を医薬部外品として申請するには多大なる労力と時間がかかるため、あえて申請せずに化粧品として発売されているものもあります。そのため、一概に医薬部外品の方が効果が高いとは言えませんが、安全性に対する保証があるのが医薬部外品だと言えます。

いきなり美白化粧品…ではなく、まずは洗顔から。

というわけで、いきなり美白化粧品!にはいかずに、普段のスキンケアを見直すことが大事です。自分のスキンケアをチェックしていきましょう。

スキンケアの基本!洗顔から見直す美白ケア

スキンケアの一番の基本はなんと言っても洗顔です。

どんなに高級な化粧品を使っても、洗顔がきちんとできていなければその効果は半減してしまうと言われるほどの大事なステップですが、洗顔そのものを変えることで美白肌に近づけることも可能です。
洗顔で大事なことは、以下の3点になります。

①メイク汚れや皮脂汚れを確実に落とす

②古い角質が溜まらないように角質ケアを行う

③毛穴の奥の汚れまできれいに落とす

①メイク汚れにはクレンジングを、落ちにくいアイメイクには専用のアイメイクリムーバーを、そして皮脂汚れには洗顔をというようにきちんと使い分けましょう。

W洗顔の必要なしというような洗顔料もありますが、汚れの種類によって効果のある成分も変わってくるため、クレンジングと洗顔を分けて行うことをおすすめします。ただし、皮脂は取りすぎてしまうと乾燥や肌荒れの原因となるため、洗浄力の強すぎるものには注意が必要です。また、洗顔中にゴシゴシと洗ってしまうことや、洗顔後にタオルで擦るように拭くことも肌への刺激となるので気をつけましょう。

②不要な角質は通常の洗顔だけで落とすことは難しいので、角質ケアに有効なAHA配合の洗顔料や酵素洗顔、ホームピーリングなどを定期的に使用することをおすすめします。ただし、角質ケアは毎日やりすぎると必要なバリア機能まで損ねてしまうリスクがあります。週に1〜2回程度の使用で十分ですので、使いすぎには注意しましょう。

③毛穴の汚れは美白肌には大敵ですが、なかなか落としにくいためホームケアだけでは難しいことも。ホームピーリングやスクラブ洗顔などを定期的に使用する方法もありますが、改善されないようであれば美容クリニックでのピーリングなどに頼るのも一つの手かもしれません。

生活習慣を見直してターンオーバーの周期を戻す必要性

紫外線によるしみは、お肌を守るために分泌されたメラニン色素が原因ですが、通常の状態であれば、代謝によるお肌の入れ替わり「ターンオーバー」で角質とともにメラニン色素も落ちていきます。

ところが食生活の乱れ、睡眠不足やストレスなどでお肌の代謝「ターンオーバー」が衰えてしまうと、本来は角質となって落ちるはずのメラニン色素が落ちずに、しみとなって残ってしまいます。

食事は和食がオススメ!

  • まめ(豆類)
  • ごま(ごまや木の実)
  • わかめ(海藻類)
  • やさい
  • さかな
  • しいたけ(きのこ類)
  • いも(いも類)

の頭文字をとった「まごわやさしい」食事が目安です。
バランスよく栄養を摂り、腸を整えることでターンオーバーが衰えないようにしましょう。

もちろん紫外線対策も欠かさないようにしましょう

忘れてはならないのが、基本の基本「紫外線対策」です。美白にとって天敵の紫外線。どれだけスキンケアに気を付けても、どれだけ生活習慣に気を付けていても、紫外線の対策を怠ってしまうと美白を目指すことはできません。

紫外線対策で大事なのは、なるべく日の光に当たらないこと。紫外線は夏場が一番強くなりますが、冬でも紫外線は降り注いでいます。日光が降り注いでいる中を移動するときは、帽子などを忘れずに着用するようにしましょう。

日焼け止めも忘れずにつけることが大切です。日焼け止めに書いてあるSPFの数字が大きいほど日焼け止めの効いている時間が長くなります。ですが、SPFの数字が大きいほどお肌への負担が大きい傾向があります。日焼け止めの効果自体が強くなるわけではないので、SPFの数字が小さい日焼け止めをこまめに塗ることをオススメします。

ちなみにSPFの数字に20分をかけた時間が日焼け止めの効く時間となります。SPF10の日焼け止めでも200分、つまり3時間半近くは日焼け止めの効果があるのです。

クリニックで処方されている美白のための塗り薬

美容クリニックでは美白のための「ハイドロキノン」という塗り薬があります。配合率が低いものは化粧品でもあるのですが、配合率が高いものは病院での処方が必要になります。

また効果が高い反面、肌への刺激も大きく、赤みが出たり肌荒れしたりしてしまうことも。使いすぎることによって色が白く抜けてしまう「色素脱失(白斑のような状態)」になってしまうリスクも有るため、興味がある場合は美容クリニックで医師と相談の上、ご使用になってください。

まとめ

透明感のある美白肌を手に入れるには、毎日のケアが大事。美白肌を作るのは魔法の薬などではなく、日々の生活習慣と日々のスキンケアです。粘り強く、しっかりとケアをしていってくださいね。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

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