小鼻の理想的なサイズは?
一般に理想的とされる小鼻のサイズとバランスの条件には、以下の2つがあります。
- 両目の目頭の間に小鼻が収まっているか、目と小鼻の幅が同じ
- 両側の小鼻と鼻のとがった部分が3等分の長さになっている
両目の幅と小鼻の幅、または左右の小鼻と鼻の中央が「1:1:1」になるバランスです。
小鼻が小さいと鼻の印象が薄くなり、いわゆる「忘れ鼻」と呼ばれる存在感のない鼻に近づきます。
ただし、小鼻は小さいほどきれいに見えるわけではなく、顔やほかのパーツとのバランスが重要です。
理想的な小鼻の条件はあっても、美しく見えるかどうかはそれぞれの顔立ちによって異なります。
小鼻縮小の4種類の手術方法
小鼻を縮小する手術方法のうち、代表的な方法は次の4種類です。
外側法
外側法は鼻の穴から小鼻の付け根に向かって切除し、糸で縫合する方法です。小鼻が付け根から外側に大きく張り出しているタイプに向いています。
内側法
内側法は鼻の穴の内側だけを切除し、糸で縫合します。小鼻の張り出しがなく広がって見えるタイプに向いており、外側を切除しないため傷跡が目立ちにくい方法です。
フラップ法
フラップ法はフラップと呼ばれる軟部組織の弁を鼻の根元に通し、左右の小鼻を引っ張るようにして目立たなくする方法です。
小鼻を縮小する際、従来は切除する軟部組織を残しながら皮膚を切除します。
鼻の根元でトンネルを作り軟部組織弁(フラップ)をトンネルに通すことで、小鼻の縮小効果が長持ちしやすくなります。
締め付け法(切らない小鼻縮小)
締め付け法は小鼻の脇から糸を通して縫い縮め、小鼻を小さくする方法です。
メスを使わない手術なので「切らない小鼻縮小」とも呼ばれます。小鼻が膨らんだり、広がったりするのが気になる人、ダウンタイムが少ない手術を選びたい人に向いています。
小鼻縮小で後悔?9つの失敗例
小鼻縮小の手術を受けた人の中には「失敗した」と後悔する人もいます。
小鼻縮小でよくある失敗にはどのようなものがあるのか、具体的な例と失敗の理由を紹介します。
不自然な小鼻になった
縮小した小鼻が顔に馴染まず、不自然な仕上がりになることがあります。
小鼻を小さくしようとするあまり鼻全体のバランスが崩れる、鼻の丸みがなくなる、極端に鼻の穴が小さくなることなどが原因です。
小鼻を小さくするだけでなく、鼻や顔とのバランスを意識すると失敗を防ぎやすくなります。
団子鼻になった
小鼻が目立たなくなることで鼻先の丸みが目立つようになり、団子鼻が強調されることがあります。
元々の鼻先の丸さが主な原因で、鼻先をシャープに見せる鼻尖形成術や鼻尖縮小術を同時におこなうことで解消しやすいでしょう。
事前にシミュレーションやカウンセリングを受け、納得できるまで医師と相談してください。
鼻が左右非対称になった
人の体は元々左右差がありますが、あまりに左右の違いがあると違和感が強くなります。
どんなに実績を積んだ医師でも完璧な左右対称は作れません。
事前のカウンセリングで小鼻の大きさだけでなく、全体的な鼻のイメージや理想を共有すると、失敗の予防に繋がります。
色素沈着が起きた
皮膚の外側を切開する外側法では、メスで小鼻の外側を切開するため、色素沈着が起こりやすい傾向があります。
色素沈着を予防するには、外側を切除しない内側法や締め付け法を選ぶか、外側の切除を最低限に抑えるとよいでしょう。
理想とする小鼻の形やサイズによって向いている手術方法が異なるため、事前に医師と相談することが大切です。
鼻につっぱるような違和感がある
特にメスを使った小鼻縮小手術を受けると、鼻の皮膚がつっぱる、引っ張られるような違和感を覚えることがあります。
皮膚の切除や縫合により、通常とは異なる状態であるのが主な原因です。
ダウンタイム中の腫れやむくみが落ち着くと、つっぱり感も改善されていきます。
ほうれい線が目立つようになった
小鼻が小さくなると、相対的にほうれい線が目立つことがあります。
小鼻の印象が薄く目立たなくなるため、ほうれい線が気になりやすくなるのが原因です。ほうれい線を改善しやすいリフトアップや注入治療を同時に受けると、ほうれい線の解消に繋がります。手術前にほうれい線が気になることを医師に伝え、複合的な治療をおこなうとよいでしょう。
傷口が開いた
ごくまれに、縫合した糸が緩んで傷口が開くことがあります。縫合の甘さや、術後鼻の周りに強い刺激を与えるのが主な原因です。
抜糸して術後の症状が落ち着くまでは、強く鼻をかむ、ゴシゴシ洗顔するなど、傷口を刺激する行動は避けましょう。傷口が開いた場合は通院日を待たず、すぐに手術したクリニックを受診してください。
傷跡が目立つ
メスで皮膚を切開すると、どうしても傷跡が残ります。
時間とともに目立たなくなっていきますが、術後の傷跡を完全に消すことはできません。
しかし、切開しない締め付け法や内側を切開する内側法を選ぶか、外側法でも切開の位置によって傷跡が目立たないようにできます。
小鼻縮小の症例数が多く、経験豊富な医師に相談してみましょう。
後戻りした
手術法によっては、小さくした小鼻が後戻りすることがあります。後戻りする可能性があるとされているのは、切開しない締め付け法や、外側を切開しない内側法です。後戻りが少ない外側法を選ぶと、術後の心配が減らせるでしょう。
小鼻縮小で失敗する原因3選
小鼻縮小で後悔しないためには、失敗が起こる主な原因を知ることが大切です。
この項目では小鼻縮小でよくある失敗のうち、3つの原因を紹介します。
鼻翼を切除する分量が多すぎた
小鼻を小さくしようとして、切除しすぎてしまうケースです。
小鼻や鼻の穴が極端に小さくなったり、鼻の丸みがなくなったりして、不自然な仕上がりになってしまいます。
いわゆる「整形鼻」にならないためには、小鼻だけでなく顔全体のバランスを意識したデザインが大切です。
適切なデザインと手術方法を提案してくれる医師に相談するとよいでしょう。
そもそも鼻翼縮小が向いていない鼻だった
元の鼻の形や大きさにより、小鼻縮小が向いていない場合があります。
鼻翼縮小が向いていない鼻の一例は以下のとおりです。
- 鼻の先端が丸い(団子鼻)
- 小鼻の皮膚が厚い
- 鼻の穴が小さい
ただし、このような鼻の形であっても、複数の手術を組み合わせたり、別の手術をおこなったりして理想的な鼻に近づけることは可能です。
なりたい鼻の形を明確にし、医師と相談しながら手術を受けるかどうか決めましょう。
術後のアフターケアを怠った
小鼻縮小の失敗を避けるには、術後の日常生活におけるアフターケアが欠かせません。
洗顔や鼻かみで傷口に刺激を与えたり、うつぶせ寝など鼻が潰れる行動を取ったりすると、鼻の仕上がりに影響が出やすくなります。
また、抜糸や経過観察の受診を怠らないことも大切です。
医師の指示には正しく従い、決められた受診日にはクリニックで検診を受けてください。
あなたはどっち?鼻翼縮小術に向いている鼻&不向きな鼻
小鼻の縮小に向いている鼻と不向きな鼻、それぞれの具体例を紹介します。
小鼻縮小術に向いている鼻
小鼻縮小術に向いているのは、両目頭から小鼻に向かってまっすぐ線を引いたとき、線から小鼻がはみ出している鼻です。
小鼻の形により、次の2種類に分けられます。
「張り出し型」の鼻
小鼻そのものの形が丸く膨らみ、横向きに張り出している鼻です。
あぐらをかいて座っている足のように見えることから、「あぐら鼻」と呼ばれることもあります。主に外側を切開する外側法が向いています。
「すそ野広がり型」の鼻
小鼻の膨らみが少なく、鼻の下に向かってすそ野広がりになっている鼻です。
張り出し型と比べ小鼻の付け根が広く、外側を切開しても小鼻の幅はほとんど変わりません。両側の小鼻を中央に向かって引き寄せる、内側法やフラップ法などが向いています。
小鼻縮小術に不向きな鼻
小鼻縮小術に向いていないのは次のようなタイプです。
鼻の穴が小さい
小鼻縮小術のうち、内側法では小鼻の縮小と同時に鼻の穴も小さくなります。そのため、元々鼻の穴が小さい人は極端に鼻の穴が小さくなることがあります。鼻の穴を小さくしない小鼻縮小術は外側法です。
小鼻の皮膚が分厚い
小鼻や鼻の穴周りの皮膚が分厚い場合、内側法だと鼻の穴が狭くなってしまいます。鼻の穴が小さい人と同じく、外側法が向いているケースです。鼻の形や理想によっては、小鼻の厚みを減らす手術を併用することもあります。
鼻が低く小鼻が横に広がっている
鼻の高さがなく、小鼻が横に広がっているタイプは、小鼻を縮小することで鼻の低さが目立つ可能性があります。そのため、小鼻縮小よりも鼻先を高くする手術がおすすめです。鼻先の高さを出すことで小鼻が引き上げられ、すっきりした印象を目指せます。
小鼻縮小で失敗した時の対処法
小鼻縮小で失敗したと感じたら、次のような対処法がおすすめです。
まずは経過をみる
術後しばらくは、ダウンタイムの影響で失敗したように見える可能性があります。
腫れや痛み、赤みなどが落ち着いてくると、鼻も自然な印象になっていくことがあるため、まずは経過をみましょう。
ダウンタイムが終わっても違和感がある、不自然に見える場合は、手術したクリニックに相談してください。
他院を受診する
手術したクリニックに不安を覚えた場合、セカンドオピニオンとして他院の受診がおすすめです。手術していない医師の診察を受け、失敗しているかどうか客観的に判断してもらいましょう。修正の手術を受けたいときは、他院修正の実績が豊富なクリニックや医師を選ぶことが大切です。
小鼻縮小で後悔したくない!クリニック選びの注意点
小鼻縮小で失敗・後悔しないためには、クリニック選びが重要です。
小鼻縮小のクリニックを探すときに注意したいポイントやコツを紹介します。
小鼻縮小の症例が豊富なクリニックを選ぶ
公式サイトや公式SNSで、小鼻縮小の症例が豊富に紹介されているクリニックを選びましょう。
鼻の形や理想的な鼻は人によって違うため、症例が多いほどさまざまな鼻に対応してもらえる可能性が高くなるからです。
カウンセリングで仕上がりイメージをしっかり伝える
小鼻縮小のカウンセリングでは、どんな鼻になりたいか、どこを変えたいのかなど、イメージを明確に伝えることが大切です。
具体的なイメージを医師と共有できないと、仕上がりに満足できない可能性が高くなります。
なりたい鼻に近い写真や画像を用意するほか、クリニックの症例写真から仕上がりのイメージを伝える方法もあります。
術後の経過観察が丁寧なクリニックを選ぶ
術後の経過観察やアフターケアをしっかりおこなうクリニックを選びましょう。
特にメスで切開する手術を受けた場合、傷口が化膿する、腫れが引かないといったトラブルが考えられます。
アフターフォロー体制が万全なクリニックなら、万が一のときにも安心できます。
クリニック選びに悩んだら、アフターフォロー窓口が利用できる美容ヒフコからのクリニック予約がおすすめです。
術後の悩みやクリニックに直接言いにくいことも、LINEで気軽に相談できます。
アフターフォローLINE窓口は、美容ヒフコ経由で予約した人専用です。
ぜひヒフコで自分にあったクリニックを探してみてください。
本当に小鼻縮小の必要があるのか?よく考える
最後に、小鼻縮小の手術が本当に必要なのか、改めて考えましょう。
小鼻縮小術で切除した皮膚は元に戻りません。
理想の鼻を目指しコンプレックスの解消に繋がる一方で、失敗するリスクもあります。
小鼻縮小のメリットとデメリットを正しく理解し、本当に手術が必要かどうか焦らずに考えてください。
美しい鼻のトレンドは“忘れ鼻”
忘れ鼻とは、パッと見たとき印象に残らない鼻のことです。
SNSを中心に話題となり、忘れ鼻が「美人の鼻」としてトレンドになりました。
鼻は顔の中心にあり、それなりの大きさがあるため、特徴があると見た人の印象に残ります。
一方、小鼻が小さくバランスが取れた忘れ鼻は、どんな鼻だったか思い出せず、存在感がありません。
忘れ鼻は小鼻縮小術などの美容整形手術で目指せるほか、メイクやスキンケアでも作ることができます。
忘れ鼻を作る第一歩として、クリニックで鼻周りのスキンケアを取り入れてもよいでしょう。
2023.10.13
2023.10.06
2021.11.29
2020.02.17
小鼻縮小のメリット・デメリット
小鼻縮小の手術方法や効果を踏まえ、小鼻縮小のメリットとデメリットをまとめて紹介します。
小鼻縮小のメリット
小鼻縮小の主なメリットは次の4つです。
- 小鼻や鼻の穴が小さくなり鼻がすっきりした印象になる
- 小鼻のコンプレックスが解消できる
- 切除する手術は効果が半永久的に続く
- 切除する手術は小鼻縮小の効果を実感しやすい
小鼻を小さくすると鼻がすっきりした印象になり、コンプレックスの解消に繋がります。
さらに、皮膚を切除する手術の効果は半永久的で、大きな効果を実感しやすいのが特徴です。
小鼻縮小のデメリット
小鼻縮小には、次のような4つのデメリットがあります。
- 切除すると元に戻せない
- 鼻が不自然になる可能性がある
- 切らない手術は後戻りする可能性がある
- 傷跡や色素沈着が残る可能性がある
皮膚を切除する方法は、理想的な形にならなくても元に戻すことはできません。
また、鼻の形や皮膚の状態にあわない手術をおこなうと、不自然な仕上がりになる可能性があります。
切除のリスクを考えて切らない小鼻縮小術を選んだ場合、時間とともに後戻りすることもあります。
術後のケアをしっかりしないと、傷跡や色素沈着が残ることもあるでしょう。
小鼻縮小の失敗を避けるには事前リサーチが大切
小鼻縮小術には大きく分けて4種類の手術方法があり、元の鼻の形によって向き不向きがあります。
理想的な鼻を目指すなら、仕上がりのイメージを明確にし、事前に医師とイメージをすり合わせておくことが大切です。
そのためには、自分に合ったクリニック選びが欠かせません。
小鼻縮小の症例数が豊富な医師や、アフターケアがしっかりしているクリニックを選ぶためにも、事前のリサーチには時間をかけましょう。
ぜひ、アフターフォロー特典が利用できる美容ヒフコのクリニック予約を活用してくださいね。