医療痩身

「太い足を夏までに細くしたい!脂肪溶解注射に興味あるけど効果あるかな?」
脂肪溶解注射は手軽さで人気の痩身施術ですが、どんな治療法なのか、効果は確かなのか、リスクなどについても知りたい!という方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、脂肪溶解注射について徹底解説!
脂肪溶解注射に使用する薬剤の種類やかかる費用、脂肪吸引と何が違うのかなど、脂肪溶解注射で失敗しないための知識や心得をご紹介します。

目次

 

脂肪溶解注射とは?

ダイエット注射とは?

脂肪溶解注射とは、脂肪を溶かす有効成分が含まれた薬剤を注入することで、脂肪の細胞膜を破壊し、脂肪細胞そのものを減少させる施術方法のことです。破壊された脂肪細胞は代謝によって尿や汗などの老廃物として体外に排出されます。

一般的なダイエットでは全身の脂肪が燃焼されるため、部分痩せをすることは不可能ですが、脂肪溶解注射であれば、気になる部位だけを部分痩せをすることが可能です。

薬剤の濃度が高いほど効果は高まりますが、その分ダウンタイムも重くなるといった特徴があります。1回の施術だけでは十分な効果は得られにくいため、複数にわたって何回か施術を受ける必要があるでしょう。

手術を必要とせず、極細の注射針で打つだけの脂肪溶解注射は、切らずに効率的に部分痩せをしたいという方におすすめの痩身施術法と言えます。

太ももの脂肪溶解注射は失敗が多い?実態を徹底調査

“太ももの脂肪溶解注射は失敗が多い”という噂をちらほら耳にしたりしますが、実際のところはどうなのでしょうか。

【ヒフコアンケート調査】脂肪溶解注射は金ドブ治療1位!

美容ヒフコのインスタ3.5万のフォロワーを対象に『今まで金ドブだと感じた治療は何か』というアンケート調査を行ったところ、なんと1位が脂肪溶解注射でした。

金ドブだと感じてしまう要因としては、「施術者に技術や知識が足りない」「続けることができない」「効果の期待が高すぎる」などが考えられます。

実際のところ、脂肪溶解注射の施術というのは太ももへの効果は期待できるのでしょうか。

太ももの劇的な痩身は期待できない

結論からいいますと、太ももへの痩身効果は期待できないと言えます。

脂肪溶解注射は、フェイスラインやアゴ下、目の周辺や鼻といった狭い範囲で脂肪を取り除きたい場合には優れた効果を発揮します。しかし、太ももやお腹といった広範囲の脂肪を除去する場合は、効果を発揮しにくいというのが本当のところです。

1ccの脂肪を分解するのに必要な脂肪溶解注射の量は10ccですが、太ももやお腹など広範囲の部分で痩身効果を実感するには、1,000ccもの脂肪を除去する必要があります。そうなると膨大な薬剤の量が必要ですし、通う回数も期間もかかってしまうでしょう。

脂肪溶解注射によって溶かされた脂肪は、尿を通じて体外に排出されます。この代謝を行うのが腎臓ですが、薬剤の量が増えることで腎臓に大きな負担をかけることになります。実際に脂肪溶解注射を大量投与した方が腎不全となり、その後人工透析が必要となったという例もあると報告されています。

期待できる効果だけでなく、安全性の面を考えてみても、脂肪溶解注射で太ももの脂肪を除去するというのはあまりおすすめできません。

太ももは脂肪吸引が向いている

太ももやお腹など広範囲の脂肪を取り除きたいなら、脂肪溶解注射よりも脂肪吸引の方が向いています。

脂肪吸引であれば、一度の施術で広範囲の脂肪を取り除くことができますし、お腹のくびれや太ももの細さなど、ボディラインのイメージを大きく変えることが可能だからです。

脂肪溶解注射と脂肪吸引、どちらも脂肪細胞を除去して部分痩せができるという点は共通していますが、それぞれの強みを発揮できるフィールドが異なります。アプローチする部位によって使い分けをした方が良いでしょう。

太もも内側を少しスッキリさせることは可能

太ももやお腹など広範囲の脂肪を劇的に減らすことは難しいとされる脂肪溶解注射ですが、太ももの内側を少しスッキリさせたいということであれば可能です。

ただ、一度に投与される薬剤の量は制限されているため、複数にわたり薬剤を注入していく必要があるため、何回か継続的に通うことになります。

「脂肪吸引のように大きな手術まで考えていない」「大胆なサイズダウンまで求めていない」という方は、脂肪溶解注射を受けるという選択もありではないでしょうか。

脂肪溶解注射で痩せる仕組みを解説

なぜ、脂肪溶解注射で部分痩せが実現できるのでしょうか。ここでは、脂肪溶解注射で痩せる仕組みについて解説したいと思います。

脂肪細胞の数が減る

脂肪溶解注射に含まれる薬剤が脂肪細胞を溶かして、細胞の数そのものを減少させる力があります。

脂肪細胞の数というのは成人までにほぼ決定しており、数自体を増減させることはできません。太る原因というのは脂肪細胞の数が増えるからではなく、一つひとつの脂肪細胞が肥大化してしまうことで起こります。

しかし、脂肪溶解注射によって脂肪細胞そのものの数を減らすことができれば、治療した部分は太りにくい状態が続きます。

痩せたい部位の脂肪をダイレクトに溶かせる

脂肪溶解注射は、痩せたい部分だけピンポイントで脂肪を落とすことができます。

体重を落とすダイエットの場合、バストや顔など自分が痩せたくない部分まで脂肪が落ちてしまうことがあります。しかし、脂肪溶解注射であれば、狙った範囲の脂肪だけをピンポイントで落とすことが可能です。

リバウンドが抑えられる

脂肪溶解注射は、脂肪細胞の数を減らす働きがあるため、リバウンドが起こりにくいです。

脂肪溶解注射によって脂肪細胞が破壊され、体外に排出されていきます。排出された脂肪細胞が元に戻ることはありません。

リバウンドの原因となる脂肪細胞自体の数が減るため、よっぽどの暴飲暴食をしない限り、施術した部位は細い状態をキープすることができるでしょう。

脂肪溶解注射の薬剤と特徴

脂肪溶解注射の成分

脂肪溶解注射には、植物など天然由来を主成分とするもの、デオキシコール酸を主成分とするものなどがあります。薬剤の種類によって作用メカニズムや効果の出方もさまざまです。ここでは、脂肪溶解注射の代表的な薬剤とその特徴について解説いたしましょう。

PPC

 

PPC(フォスファチジルコリン)は大豆に含まれるアミノ酸の一種。脂肪細胞を破壊し、溶解させる作用があり、溶解された脂肪は血管やリンパ管を通り、尿とともに体外に排出されます。

脂肪溶解の効果だけでなく、脂肪燃焼を促進する作用もあります。また肝機能を向上する働きもあると言われています。

一回の施術では効果が現れにくいため、何回か繰り返すことで徐々に効果が現れてきあす。刺激のある薬剤を主成分としているため、腫れや赤み、痛みというのがデメリットです。大豆が主成分なので、アレルギーのある方は事前に医師に相談した方が良いでしょう。

BNLS

引用:https://biyouhifuko.com/machine_info/k0000145

BNLS注射は、顔の脂肪にアプローチする脂肪溶解注射です。脂肪分解作用、肌の引き締め効果、リンパ循環の改善作用によって従来のフォスファチジルコリンを中心とした脂肪溶解注射よりも迅速な効果が出ると言われています。
効果には個人差がありますが、最短で3日くらい、一般的には1週間ほどで効果を実感することが多いです。

主成分は植物由来ということもあり、体への負担が少なく、他の脂肪溶解注射に比べて施術後の腫れや痛みといったダウンタイムが少ないといった特徴があります。そのため、施術翌日から通常通りの生活をしたい方に向いています。

BNLS neo

引用: https://biyouhifuko.com/machine_info/k0000144

植物から抽出された成分が主成分だった従来のBNLSにデオキシコール酸を加えて効果をパワーアップさせたのが、BNLS Neoです。デオキシコール酸は、米国FDAで脂肪溶解効果が認められた医薬成分で、脂肪を溶かす効果に優れています。

ファイスラインやアゴ下など気になる脂肪を減らすことが可能で、すっきりとした小顔や顔痩せ効果があります。
また、鼻の脂肪にもアプローチできるため、鼻筋や小鼻をすっきりとさせたいという悩みにも対応できます。Vシェイプ、ウルトラアクセントDeep、スマスアップ、テノールDeepとの併用治療をするとより高い効果が期待できます。

BNLS Ultimate(アルティメット)

引用: https://biyouhifuko.com/machine_info/k0000330

BNLS アルティメットは、BNLS neoからさらに進化した製剤です。デオキシコール酸をさらに増量し、その他にも脂肪燃焼のL-カルニチンやアーティチョーク、エネルギー産生を助けるコエンザイムQ10が新しく配合されており、従来と比べて脂肪溶解効果がよりパワーアップしています。
このような面からみてもBNLSアルティメットは、脂肪溶解注射BNLSシリーズの中でも最も高い痩身効果が期待できると言えます。

BNLSアルティメットの効果は早くて3日ほどです。腫れなどのダウンタイムがほとんどないため、ファイスラインやアゴ下、鼻などの顔の治療に良く用いられています。

施術後すぐにメイクをすることも可能です。痛みや腫れが気になる人におすすめの施術法と言えます。植物由来の成分を配合しているため、アレルギーのある人は利用できません。

Kabelline(カベリン/カべルライン)

引用: https://biyouhifuko.com/machine_info/k0000149

カベリンの主成分はデオキシコール酸で0.6%と高濃度に含まれています。腫れや痛みを抑えながら結果を出すことを両立させるべく開発されました。
デオキシコール酸は効果が高い分、腫れやすいというデメリットがありましたが、カベリンは適正濃度で調整することで腫れを抑えることができます。また、L-カルニチンやアーティチョークエキスといった痛みや腫れを抑える成分も配合されています。

翌日には腫れが引いているので、休みがなかなか取りにくい方やファイスラインやアゴ下、鼻といった顔の部分痩せには最適な施術法と言えるでしょう。

FatX core(ファットエックス コア)

引用: https://biyouhifuko.com/machine_info/k0000366

FatX core(ファットエックスコア)は、FatXが進化した薬剤です。デオキシコール酸が1%と最も高濃度に配合されているため、高い脂肪分解効果が見込まれます。主成分であるデオキシコール酸の他にNAIS complexという抗炎症作用や抗浮腫作用のある成分も配合されています。

従来のFat Xにはなかった抗炎症・抗浮腫作用のあるNAIS complexを加えたことで、以前のものよりは痛みや腫れが軽減されたものの、脂肪溶解注射の中ではダウンタイムが長い製剤となります。ダウンタイムに比例して脂肪減少効果が高いため、これまで脂肪溶解注射で満足する結果が得られなかった人にもおすすめとなります。

REVITAL CELLUFORM(リバイタルセルフォーム)

引用:https://biyouhifuko.com/machine_info/k0000304

大豆由来成分の「フォスファチジルコリン(5%)」と「デオキシコール酸(2.4%)が主成分の脂肪溶解注射です。皮下脂肪に注射することで脂肪細胞を破壊して脂肪細胞の数自体を減らすことができるとされています。

そのほかにも脂肪燃焼や脂肪蓄積抑制に関わるアミノ酸や抗酸化作用など、さまざまな成分が配合されており、これらの多彩な有効成分によって、脂肪細胞の除去や排出に働きかけます。
大豆から抽出されたアミノ酸の一種からなる薬剤ということもあり、大豆アレルギーの方は使用できないので注意してください。

脂肪溶解注射は顔痩せに最適!フェイスライン・頬・アゴ下・鼻に効果的

脂肪溶解注射は、フェイスラインをはじめ、顎やアゴ下、鼻といった部位をほっそりさせることが得意です。脂肪溶解注射が、顔痩せに効果的である理由を以下にまとめてみました。

フェイスラインや顔のバランスを整える

脂肪溶解注射を使用するのに最も適した部位は、フェイスラインとアゴ下です。脂肪溶解注射は小さい脂肪細胞を溶かすのが得意なため、フェイスラインやアゴ下をシャープにするのに非常に適しています。

また、顔の左右のバランスを整えることも得意です。たとえば、顔の右側だけふっくらしていたり、左側だけもたついていたりと顔の左右がアンバランスな場合、顔のバランスを整わせるのに脂肪溶解注射の効果を発揮できるでしょう。

紫斑ができないため生活に支障が少ない

薬剤によっては注射部位が腫れることもありますが、脂肪吸引を受けた時のような派手なダウンタイムの心配はほとんどありません。

施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがありますが、脂肪吸引と比べると紫斑もできにくいため、日常生活に支障をきたすことは少ないと考えられます。

鼻の形を整える効果も!

脂肪溶解注射は鼻整形としても使えることができます。たとえば、小鼻の大きさが気になっている方は、脂肪溶解注射によって小さくすることができます。他にも鼻筋が太い方は、鼻筋をシュッと細くさせることもできますし、だんご鼻の方は鼻先を軽くとがらせることも可能です。

脂肪が原因の鼻の悩みを解決するのに効果的なため、鼻にそれほど脂肪がついていない場合は効果を感じにくいかも知れません。逆に鼻の皮膚が厚い方や脂肪がついている方には効果を実感しやすいでしょう。

脂肪溶解注射の費用相場

脂肪溶解注射を受けるにあたって気になるのが施術費用です。ここでは脂肪溶解注射でかかる費用相場についてまとめてみました。

脂肪溶解注射の費用相場は5~20万円程度

脂肪溶解注射の費用相場を調べてみたところ、クリニックや使用する薬剤によって大きな開きがあることが分かりました。

一般的には、1本15,000~20,000円程度で料金設定されているクリニックが多いようですが、痩せたい部位によって1回の本数が違ってきます。

施術回数も5回以上が効果的とされているので、総額にすると脂肪溶解注射の費用相場は5~20万円程度と高額になってしまうこともあります。

薬剤によって効果の出方やダウンタイムにも違いがあるため、安さだけで比較するのではなく、必要な回数や術後の様子等の詳細を事前に確認しておくことが大事です。

引用: https://biyouhifuko.com/column/1781/

薬剤・施術部位・回数によって金額は変動する

脂肪溶解注射にかかる費用は、薬剤の量、施術を希望する部位、施術回数によって違ってきます。
使用する薬剤の量や施術の回数は、皮下脂肪の量や部位によって変わってきます。施術部位が広範囲の場合や複数の部位を希望すれば、当然ながら費用も高くなるため、注意が必要です。

クリニックによって、注射の本数や使用する薬剤の量などに違いがあるため、カウンセリングを利用して聞いてみた方がいいでしょう。

脂肪溶解注射で失敗しないために!患者側の8つの心得

痩せたくて脂肪溶解注射をしても「効果がなかった」という声もありますが、思うような効果を感じられなかったのには、いくつかの要因が考えられます。ここでは、脂肪溶解注射で失敗や後悔しないための患者側の心得を紹介します。

「痩せる」ではなく「ラインを整える」と考える

脂肪溶解注射の効果は脂肪細胞を破壊し、ボディラインを整えることです。施術を受けたからといって見違えるほど体重が減らせることはできません。

私たちの身体には300億個の脂肪細胞が存在すると言われていますが、脂肪溶解注射で痩せるほどの大量の薬剤を使用することは不可能です。

どんな製剤でも、脂肪溶解注射では「痩せる」ほど大量に脂肪は減らないため、「ラインを整える」ことを目的にしてください。

継続できないなら最初からやらない

脂肪溶解注射は1回の施術で減少する脂肪量が限られているため、数回にわたり定期的に施術を受ける必要があります。施術回数を重ねるほど、脂肪細胞は減っていくからです。
もし、継続的に通うことができない、金銭的に難しいというのであれば、最初から脂肪溶解注射の施術は受けない方が良いでしょう。

引用:https://biyouhifuko.com/column/14644/

薬剤の種類を選ぶ

脂肪溶解注射にはさまざまな製剤がありますが、腫れが出にくいタイプの製剤は一般的に効果が出にくいとされています。

脂肪溶解注射で効果を感じたいのであれば、脂肪溶解に高い効果を発揮するデオキシコール酸という薬剤を配合した施術を受けることをおすすめします。

デオキシコール酸はアメリカのFDA承認の脂肪溶解成分で脂肪細胞の細胞膜を破壊し分解する作用があります。脂肪溶解に高い効果を発揮することが期待でき、濃度が高いほど効果が高くなります。
濃度が高い分、腫れや痛みなどのダウンタイムも出やすいため、他の薬剤に配合して使用されています。

デオキシコール酸は、もともと人の体内に存在する胆汁に含まれる成分なので安全性が高く、身体だけでなく顔にも安心して使用することができます。

脂肪溶解注射は1回では効果なし

脂肪溶解注射は1回だけの治療では目に見えた効果を得ることは難しいです

脂肪溶解注射は、1回の施術で減少する脂肪の量が限られています。たとえば、BNLS neo 1本(1瓶=10cc)で落とすことができる脂肪量はおよそ1cc程度です。たった、1cc脂肪を落としたところで痩せたと感じることはまずないでしょう。

脂肪吸引のように1回の手術で落としたい脂肪を取り除くというイメージでいると効果が得られないと感じてしまうかも知れません。脂肪溶解注射は1回だけで効果が得られる施術ではないということを自覚しておくことが大切です。

仕上がりにムラが出ることがある

脂肪溶解注射は、顔など狭い範囲で効果を発揮しやすい施術ということもあり、太ももやお腹など広い範囲での施術の場合、薬剤が均等に作用しないこともあり得ます。

たとえば、お腹の場合ですと上腹部、下腹部、脇腹といった具合に3カ所に分けて複数施術することになります。そのため、効果が均一に現れにくく、仕上がりにムラが出てしまう可能性があります。

広い範囲での施術には適していないということと、医師の技術によって効果が左右されてしまうということを知っておいてください。

ダウンタイムがゼロではない

脂肪溶解注射では、ダウンタイムがほとんどないと言われますが、全くないというわけではありません。
注射をした部位に腫れや内出血などが出る場合もありますが2~3日程度で落ち着きます。薬剤によっては1~3週間ほど腫れが長引く可能性があったりします。

メスを使わない施術なのでダウンタイムは比較的軽い方ではありますが、全くゼロではないということを覚えておきましょう。

脂肪溶解注射は“狭い範囲”で効果的なのを自覚する

脂肪溶解注射は、太ももやお腹周りといったボディの治療より、フェイスラインやアゴ下など少しの脂肪減少でも変化を実感しやすい顔周りがおすすめです。

脂肪を溶かして体外に排出する注射ということで多少の腫れや痛みは出ますが、脂肪吸引に比べるとダウンタイムは比較的軽いです。皮膚の上から麻酔クリームを塗って、極細針で気になる部分に薬剤を投与するということで、特に目の周辺や鼻、アゴ下などの狭い範囲の脂肪を取り除きたい場合に効果を発揮します。

腎臓に負担がかかる場合がある

脂肪溶解注射は、腎臓への負担リスクがあります。脂肪溶解注射によって溶かされた脂肪は、尿と一緒に体外に排出されるわけですが、この代謝を行うのが腎臓です。使用する薬剤の量に比例して、腎臓への負担も大きくなってしまいます。

落としたい脂肪の量によって使用する薬剤の量は異なりますが、程度の差はあっても腎臓に負担をかけてしまうことは覚えておいた方が良いでしょう。

【注意】脂肪“吸引”注射と脂肪“溶解”注射は別物!

最近では、痩身施術の一つとして、脂肪吸引注射というものも出てきています。

脂肪溶解注射では薬剤を注入することで脂肪を溶かして老廃物と一緒に体外に排出しますが、脂肪吸引注射は、細い管をつかって直接脂肪を吸い出して物理的に脂肪を取り除くという施術です。脂肪溶解注射と同じく、注射器をつかう施術なので切開の必要がありません。

脂肪吸引注射は注射器で直接脂肪を取り除くため、施術したあとすぐに効果を感じやすいです。
ただ、脂肪溶解注射と比べると、腫れや内出血などの症状がでやすいというデメリットがあります。

“脂肪吸引”という名前がついていることから脂肪吸引と同じくらいの効果が見込めると思われがちですが、脂肪吸引注射で除去できる脂肪の量はおよそ20cc程度。脂肪吸引よりもはるかに取り除ける脂肪量は少ないため、脂肪吸引のような劇的な効果は得られにくいです。

脂肪溶解注射で信頼できるクリニックの選び方

脂肪溶解注射ができるクリニックは数多く存在していますが、その中でも失敗しない信頼できるクリニックを選ぶにはどんなところに気をつけるべきなのでしょうか。

ここでは信頼できるクリニックを選ぶためのポイントをまとめてみましたのでクリニック選びの参考にしてください。

脂肪溶解注射だけではなく脂肪吸引もできるクリニックを選ぶ

痩身施術にもいくつかの種類がありますが、脂肪溶解注射だけでなく、脂肪吸引も行えるクリニックを選ぶことをおすすめします。

「脂肪溶解注射をやりたい」という希望があっても、脂肪を取りたい部位や脂肪量によっては脂肪溶解注射ではなく、脂肪吸引の方が適している場合もあります。

しかし、選択肢が一つしかない場合は、選びようにも選べません。最適な施術方法を選択しなければ、納得できる効果は得られないでしょう。

やはり、脂肪溶解注射だけでなく、脂肪吸引の手術も対応できるクリニックで、双方のメリットとデメリットを正しく伝えてよりよい選択を提案してくれるところが安心でしょう。

患者の悩みに合わせた治療を提案してくれるクリニックを選ぶ

患者さん一人ひとりの悩みやニーズをしっかりと理解し、的確な治療法を提案してくれるかどうかも重要です。

どこの部位の脂肪をどれくらい取り除きたいのか、求めている効果はどの程度か、どれくらいの予算でどれくらいの期間までに脂肪を落としたいのかをしっかりと伝えましょう。そして、患者側の希望に沿った治療を提供してくれるクリニックを選ぶことが大事です。

逆にいえば、患者さんにとって必要ない治療には、「この施術法はあなたにはおすすめできません」とはっきりと伝えてくれる医師のいるクリニックであれば、信頼できます。

営業色が強いクリニックは避ける

「脂肪溶解注射で太ももが細くなります」「どんな部位でも脂肪溶解注射で痩せます」など、営業色が強いクリニックは避けた方がいいです。

そもそも脂肪溶解注射は、顔など狭い範囲の脂肪を取るのには向いていますが、太ももやお腹など広範囲の部位には適しておらず、どんな部位でも細くなるというのは現実的ではありません。

脂肪吸引の手術というのは決して簡単なものではなく、確かな技術が必要です。

脂肪溶解注射は脂肪吸引よりも技術という面で簡単なため、医師を育てる手間なく売り上げをアップさせることができます。
営業色の強いクリニックは、簡単な治療にシフトして売り上げを上げていこうという考えがあるのかも知れません。

ヒフコおすすめ!脂肪溶解注射が得意なクリニック3選

美容ヒフコがおすすめする脂肪溶解注射がおすすめのクリニックを3つご紹介します。

オザキクリニックLUXE新宿院

<オザキクリニックLUXE新宿院のおすすめポイント>

・女性医師が在籍!デリケートな女性特有の悩みが相談しやすい!
・顔痩せにはカベリン、身体の部分痩せにはリバイタルセルフォームを導入
・チーム医療でより安心で最良の医療を提供している

開業から25周年のオザキクリニックLUXE新宿院は、美容皮膚科から美容外科、再生医療まで多角的な美容医療を提供しているクリニックです。脂肪溶解注射においては、顔痩せにはカベリン、身体の部分痩せにはバイタルセルフォームを導入し。担当医制度を導入し、一人の医師が診察、施術、そして術後の結果観察まで責任を持って対応してくれるので安心です。また、クリニック全体がチームプレーでお客さまのお悩みが解決するまで徹底サポートしてくれるところにも信頼が持てるクリニックです。

料金(税込)

脂肪溶解注射(カベリン)

1本 18,700円

脂肪溶解注射(リバイタルセルフォーム)

1本   30,800円

初回カウンセリング

あり

サービス

初めての方も安心の無料サービス

(カウンセリング、ドクター診療、再診料、治療見積り)

 

プリズムビューティークリニック

<プリズムビューティークリニックのおすすめポイント>

・美肌系の施術から外科施術まで施術メニューが豊富!
・脂肪溶解注射だけでなく、顔の脂肪吸引の施術も可能
・院長においては顔の脂肪吸引の技術力は日本トップレベル!

院長は年間2000件もの脂肪吸引をしてきた小顔のプロ。顔の脂肪吸引の技術力は日本トップレベルと評判です。脂肪溶解注射では、デオキシコール酸を0.5% とBNLS Neoの約5000倍の濃度で配合されている『ネオベラ』を導入。「先生はもちろん、カウンセラーやナースの方が優しくて丁寧」「適していない施術には向いていないと納得の行く様に説明してくれた」と口コミでも好評。技術や施術の高さはもちろんですが、その他の面でも患者さんから評判の良いクリニックです。

料金(税込)

脂肪溶解注射(ネオベラ)

 1ccあたり 4,980円

 8cc 39,840円

16cc 79,680円(モニター料金55,770円)

初回カウンセリング

あり

サービス

モニター料金制度を導入

 

自由が丘クリニック

<自由が丘クリニックのおすすめポイント>

・一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術に定評あり
・『チンセラプラス』でしっかり痩せ効果を実現
・植物由来の脂肪溶解注射もあるため、ダウンタイムが心配な人も安心

ラグジュアリーで広く落ち着いた雰囲気の自由が丘クリニック。美容医療の専門家が多く在籍しており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術が定評です。デオキシコール酸を高濃度で配合した『チンセラプラス』で脂肪を効率よく取り除きます。植物由来が主成分の脂肪溶解注射『BNLSアルティメット』もあるため、ダウンタイムや痛みが心配という方でも安心です。脂肪溶解注射だけでなく、脂肪吸引の施術可能!どちらの施術を受けるか迷っている方におすすめのクリニックです。

 

料金(税込)

脂肪溶解注射(チンセラプラス)

ノーマル

6cc 1回 88,000円

3回 198,000円

ストロング

8cc 1回 110,000円

3回 231,000円

脂肪溶解注射(BNLSアルティメット)

頬 or あご下

5cc 1回 60,500円

3回 163,350円

5回 242,000円

初回カウンセリング

あり

サービス

医師の指名制度あり

 

脂肪溶解注射のよくある質問

脂肪溶解注射の施術を検討されている方は、脂肪溶解注射についてもっと詳しく知りたいはず。そこで脂肪溶解注射のよくある質問について回答していきます。

太ももの脂肪溶解注射は何回で効果が出ますか?

脂肪溶解注射は1回の施術で劇的な変化を期待することは難しく、数回にわたって施術していくことで効果が実感されていくというのが一般的です。
使用する薬剤の量や施術の回数というのは、皮下脂肪の量や部位によって変わってきます。クリニックによって単位が違いますので、カウンセリングを利用して聞いてみることをおすすめします。

脂肪溶解注射の1本の範囲は、一般的に手の平サイズですので、気になる部位に手の平を当ててみれば、大体の本数の検討がつきます。一般的には、上腹部、下腹部は1回2~4本、脇腹は両側で2~4本、腹部全体で4~8本です。施術の回数は皮下脂肪の量にもよりますが、5~10回が効果的なようです。

引用:https://biyouhifuko.com/column/1781/

太ももの脂肪溶解注射は痛い?

脂肪溶解注射をした後に筋肉痛のような痛みを伴うことがあります。この痛みというのは、脂肪が分解されていくときに起こる現象です。だいたい1週間くらいで落ち着くケースが多いようです。

ただし、施術から数日たっても強い痛みが続いている場合は我慢は禁物です。施術したクリニックに早めに連絡し、受診することをおすすめします。

太ももの脂肪溶解注射の費用は?

一般的には、1本15,000~20,000円程度で料金設定されているクリニックが多いようです。ただし、痩せたい部位によって1回の本数が違ってきます。

クリニックや使用する薬剤によっても価格は違いますし、太ももの脂肪量は個人差が大きいです。
脂肪溶解注射の費用は決して安くはありません。クリニックのカウンセリングを利用してどれくらいの費用がかかるのか、しっかりと確認しておいた方がいいでしょう。

脂肪溶解注射のダウンタイムは?

腫れや赤み、筋肉痛のような痛みや内出血などが出る場合がありますが、大体2~3日程度で落ち着くようです。ただし、薬剤の種類によっては、1~3週間ほど腫れが続いてしまうこともあるようです。

薬剤の種類によってダウンタイムは違いますので、カウンセリング時に自分が受けたい施術では、どの程度のダウンタイムがあるかを確認しておくと安心です。

脂肪溶解注射がおすすめできないのはどんな人?

脂肪溶解注射で効果を実感しやすいのは、顔のフェイスラインやアゴ下など狭い範囲の脂肪を取りたい場合です。お腹周りをほっそりしたいとか、太ももをスリムにしたいなど、劇的な痩身効果を求めている方には向いていないでしょう。

妊娠、授乳中の方、糖尿病など血管障害のある方、肝臓や腎臓などの病気をお持ちの方などは、脂肪溶解注射を受けることがでません。
また、アレルギー疾患の方も要注意です。たとえば、大豆アレルギーを持っている方は、大豆が主成分であるフォスファチジルコリン(PPC)による施術は受けられません。また、BNLSも植物由来成分となっているため、海藻やナッツの対するアレルギーのある方は施術を受けられないようです。
持病をお持ちの方やアレルギー疾患のある方は、カウンセリング時にしっかりと自分の持病や体質を伝えておくことをおすすめします。

引用:https://biyouhifuko.com/column/1781/

どのような方に脂肪溶解注射は向いていますか?

脂肪吸引など手術まで検討していないけど、手軽にちょっとした脂肪を取りたいという方向けです。大胆に脂肪を取り除くというよりは、少しだけ見た目をスッキリと整えたい人にはもってこいの施術ではないでしょうか。

顔でいうならば、フェイスラインやアゴ下をシャープに整えたい、目の周りや鼻などでしょうか。身体であれば、太ももの内側のみスッキリさせたい、二の腕の付け根部分の脂肪を少し取りたい、膝周りのだぼついた肉を取り除きたいという方におすすめです。

脂肪溶解注射で気になる脂肪をスッキリさせよう!

脂肪溶解注射は、太ももを劇的にほっそりさせたいという場合はあまり効果がみられないかも知れませんが、太ももの内側をスッキリさせたい、フェイスラインをシャープにしたい、鼻やアゴ下の脂肪を取りたいという方には非常に優れた効果をもたらしてくれます。

気になる脂肪やたるみは放っておくと悪化していくばかりです。夏に向けて脂肪をスッキリさせたいと思った時こそチャンスです!まずは、カウンセリングだけでも予約してみましょう。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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