「痩せたい部位ナンバーワン」にあげられるのがお腹周り。最もつきやすく落としにくい部位と言われています。
今回はその原因やメカニズム、セルフケア法から美容治療まで、撃退法を徹底解析していきましょう。

お腹の脂肪はクリニックで!効率と結果重視の「医療ダイエット」という選択肢

夏が近づくにつれ、多くの女性の心に重くのしかかるのが「痩せなくちゃ」の呪縛。突如発生した新型コロナ対策で長いステイホームに入り、ついつい食べてしまうお菓子と運動不足が相まって、パンツがきつくなった! なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか? 

なかでも「痩せたい部位ナンバーワン」にあげられるのがお腹周り。最もつきやすく落としにくい部位と言われています。
今回はその原因やメカニズム、セルフケア法から美容治療まで、撃退法を徹底解析していきましょう。

どうしてお腹に脂肪がつきやすいの?

どうしてお腹に脂肪がつきやすいの?

お腹に脂肪がつきやすい背景には、いくつかの原因があります。まず挙げられるのが構造上の問題。
お腹は骨のない部位であるため、脂肪と筋肉が骨の代わりに内臓をガードする必要があります。ガード役を脂肪と筋肉で賄えば、結果的に筋肉量が少ない人は脂肪が多くなるのです。
特に女性の場合、男性に比べ筋肉量が少ないうえに、冷やしてはいけない卵巣や子宮が下腹部に集中しているため、より脂肪がつきやすいといえます。
また、女性ホルモンのエストロゲンが脂肪蓄積と深く関係しており、生理周期や出産後、閉経後のエストロゲン減少時に、脂肪が蓄積されやすくなります。得に産後は骨盤が開き、身体を休めようと代謝も低下するので、注意が必要です。

40代くらいからお腹周りに脂肪がつきだす、いわゆる「中年太り」は、代謝の低下と筋肉量の減少が主な原因です。
わたしたちの身体は、加齢に伴い、細胞の活性化がゆるやかになり、基礎代謝が低下します。基礎代謝が落ちると摂取カロリーを消費することができず、余ったエネルギーを内臓脂肪としてお腹に蓄積することになるのです。若い頃と同じ食生活をただ続けていると、中年太りになってしまうというわけです。
また、加齢とともにお腹の筋肉量が減ると、胃や腸が下垂してポッコリお腹を作る原因にもなります。

お腹だけ痩せるのが難しい理由とは

お腹だけ痩せるのが難しい理由とは

理想のボディに近づくために「お腹周りだけでも落としたい」と、部分痩せを望む声は少なくありません。実際、巷には多くの部分痩せの情報が溢れています。
ですが残念ながら、実際には、人の身体は「部分痩せ」が出来ないと言われています。
体の一部分だけの脂肪を燃焼させて痩せることは、基本的に不可能なのです。

脂肪を燃焼するためには、有酸素運動を行い、脂肪をエネルギーとして消費する必要があります。有酸素運動は主に全身運動です。全身にある脂肪をまんべんなくエネルギーとして消費しますので、「優先的にこの部分だけを燃焼する」といった器用な仕組みにはなっていないのです。

また、痩せたい場所を使うほど、その部分だけどんどん痩せていくというイメージがあると思いますが、使った部分の皮下脂肪から優先的に使われるという仕組みもありません。ですが、マッサージでむくみを取ったり、筋トレでその部分を引き締めることは可能です。マッサージや筋トレなどのセルフケアは、部分的に脂肪量を減らすことは難しいですが、サイズダウンにはとても効果的です。

自宅で出来るお腹痩せセルフケア

自宅で出来るお腹痩せセルフケア

先述した通り、お腹だけを痩せさせるのは至難の業。ですが、痩せる順位を最下位から上げることは可能です。脂肪を柔らかくするマッサージや、お腹を引き締めるエクササイズなどを行って、痩せやすいお腹づくりを始めてみてはいかがでしょう。

セルライトを「痛いくらい揉みつぶす」はNG

硬い脂肪と柔らかい脂肪、落ちやすいのはダンゼン柔らかい脂肪です。お腹周りやお尻、太ももなど脂肪の多い部位は老廃物がたまりやすく、脂肪細胞が肥大化してセルライトが出来やすくなっています。セルライト化した脂肪は硬くなっているため、落とす前に「まず柔らかくしてから」というワンステップが追加されます。
セルフケアの場合、注意しなければならないのがマッサージの方法。以前はよく「セルライトは痛いくらい揉みつぶした方がいい」と言われ、痣ができるほどお肉をつねることを推奨した記事などもありました。が、実はこれは大きな間違い。強い揉みつぶしは、むしろ毛細血管や皮膚組織を傷つけてしまい、新たなセルライトを作ってしまう可能性も。

セルライトの正体は溜まった脂肪と老廃物。潰すのではなく流してあげることが大切です。特におすすめなのがリンパマッサージ。入浴で身体をよく温めてから、オイルやクリームを使って優しく流すのが効果的です。
施術法などは難しく考えず、身体の各末端から最寄りのリンパ節に向かって流すように、手で優しく撫でるだけでリンパは流れてくれます。鎖骨、わきの下、足の付け根、膝の裏、に主となる大きなリンパ節があります。お腹周りの場合は、お臍から上は鎖骨に向かって、下は鼠径部(足の付け根)に向かって撫でるように流していきましょう。

美しい腹筋と体幹を鍛えるなら腹筋運動よりもプランク1分

お腹に筋肉をつけることは、胃や腸の下垂を防ぎポッコリお腹の防止ができるだけでなく、筋肉量を増やすことで代謝が上がり、脂肪が燃えやすい身体づくりにも効果的です。

腹筋と言えば、仰向けで膝を立て、頭の後ろで手を組んで起き上がる運動がポピュラーですが、実はこの運動はお臍よりも上の筋肉が主に使われているため、ぽっこりが気になる下腹部にはあまり効果がありません。
さらに腰に負担がかかるデメリットが大きく、昨今ではあまり推奨されなくなってきました。これに対等するように最近注目されているのが「プランク」。
腹直筋を鍛えながら体幹トレーニングも出来る、実に理にかなったエクササイズです。やり方は簡単。肩幅に広げたつま先と両肘を床につき、頭から踵までを出来るだけ真っ直ぐにした状態でキープするだけ。このときしっかりお腹を意識して、「お腹で身体を真っ直ぐにしている感覚」になることが大切です。
きつい場合はつま先でなく膝をついた状態で始めてください。まずは1分。慣れてきたら時間をのばしていきましょう。

医療ダイエットなら部分痩せが綺麗にできる

医療ダイエットなら部分痩せが綺麗にできる

もっとラクに、より理想的な部分痩せを求めるならば、医療ダイエットという方法があります。
これまで医療痩身の部分痩せと言えば脂肪吸引が主流でしたが、ダイエットがエステなどから医療へと大きく移り変わるにつれ、その方法も多岐に進化しています。
いくつかご紹介していきますので、比較検討しながら、ご自身に合った治療法を探してみてはいかがでしょう。

エムスカルプト(脂肪燃焼+筋肉運動)

部分痩身=脂肪除去 の概念を覆し、脂肪だけでなく筋肉へのアプローチを強化した治療法。高密度焦点式磁力(HIFEM)が、運動や一般的なEМSでは到達できなかった皮下7㎝の筋肉全体を均一に収縮させ、30分間寝ているだけで、約2万回の筋肉運動をしたのと同じ効果が期待できます。脂肪除去だけでは不可能だった、代謝アップや筋力アップ、体質改善が可能になり、バランスのとれた理想的なボディづくりが可能だと言われています。

  • 施術時間 130
  • ダウンタイム ほとんどなし
  • 料金相場 110万円~
  • 主なリスク 軽度の筋肉痛

メリット 

  • 筋肉を増やしながら脂肪を除去できる
  • 代謝が上がり体質改善が可能
  • 痛みとダウンタイムがほぼない
  • 施術時間30

デメリット

  • 効果を得るためには数回の施術が必要
  • 施術可能な部位が限られている
  • 強力な磁力を使用するため金属インプラントなどが入っていると施術不可
  • 術後に筋肉痛のような痛みがある

クールスカルプティング(脂肪冷却)

メスや注射を使用せず、脂肪を冷却して破壊する医療痩身術。脂肪が気になる部位ごとに専用のアプリケーターがあり、理想的な部分痩せが可能だと言われています。破壊された脂肪細胞は施術後数週間から数か月かけて体外に排出されます。通常ダイエットでは不可能な、脂肪細胞の数を減少させることでサイズダウンを促すため、術後もリバウンドが起きにくいとされています。

  • 施術時間 最短35分(部位により異なる)
  • ダウンタイム ほとんどなし
  • 料金相場 1部位約4万円~
  • 主なリスク 治療後の赤み、稀に内出血、筋肉痛のような痛み

 メリット

  • 脂肪細胞の数を減らせるためリバウンドがおきにくいと言われている
  • ダウンタイムがほとんどない
  • 一回の施術で効果が期待できる
  • 細かな部位が設定できる

デメリット

  • 赤みや内出血が出ることがある
  • 施術後効果が表れるまで少し時間がかかる
  • 施術後1ヶ月程度は施術部位にチリチリした痛みや鈍痛が起こることがある
  • 皮膚が弱い人には不向き

リポセル(HIFU痩身機)

HIFU(高密度焦点式超音波)という、深部の皮下脂肪に点状の熱を与える超音波で、肌の表面を傷つけずに皮下脂肪の破壊を目的とした医療痩身機器です。脂肪細胞そのものを集中的に破壊して体外へ排出するため、一回の施術で高い痩身効果が得られ、リバウンドしにくいと言われています。さらに、照射時の熱エネルギーによってコラーゲン生成を促進し、たるみの改善にも効果が期待できます。

  • 施術時間 60分程度(部位、照射数により異なる)
  • ダウンタイム ほとんどなし
  • 料金相場 10ショット約10万円~
  • 主なリスク 稀に内出血、筋肉痛のような痛み

メリット

  • 脂肪細胞の数を減らせるためリバウンドがおきにくい
  • たるみ改善の効果も期待できる
  • 一回の施術で効果が得られる
  • 細かな部位が設定できる

 デメリット

  • 施術後数日間じんじんとした痛みが出る
  • 赤みや内出血が出ることがある
  • 施術後効果が表れるまで少し時間がかかる

まとめ

いかがだったでしょうか? 昨今、ダイエットに医療が介入するようになり、ダイエットは、より効率的で、確実で、かつ安全で健康的に行えるようになりつつあります。痩せにくいと諦めていたお腹周りの部分痩せも、自分の体質に合わない方法を選んで失敗したり身体を壊したりせずに解決できるようになりました。
今回紹介した以外にも、優れた技術がどんどん誕生しています。ぜひご自身でたくさん調べてみてください。ご自身の身体に合った施術法がきっと見つかります。

とはいえまだまだ高額なので、日ごろからセルフケアを行いながら、ライフワークダイエットもゆるく楽しみながら、納得のゆく「綺麗なお腹」を目指していきましょう。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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