長かったステイホーム期間。最近では少しずつお出かけする機会が増えて来ましたね。それなのに・・・気づいたら太っていた、ウェストがきつい、という方も多いはず。そこで、今回は健康的に無理なく「自粛太り」を解消するポイントをお伝えします。今すぐ体重を戻したい!という方、ぜひ参考にしてみてください。
「自粛太り」「コロナ太り」の原因
感染症の影響で当たり前の日常がいろいろな面で変化しました。行動面や衛生面でも神経質にならざるを得ない状況は、少なからず誰にとってもストレスになっていることでしょう。ストレスを食べることで紛らわしている、食べることしか楽しみがない、という人もいるかもしれません。ついつい間食が増えてしまった、偏食になっているという人も多いのではないでしょうか?
また、自粛期間中は運動量が大幅に減ったという方がほとんどです。ジムや趣味で体を動かしていた人は、その機会を失ってしまいました。通勤で駅まで歩く、階段を上るなど、会社勤めは案外適度に体を動かしているものです。在宅勤務になって、ほとんど動いていないという日はありませんか?
【自粛太りの原因】
- 運動不足
- 偏食、間食
- ストレス
- 体重や容姿を気にしない生活
自粛太りを解消するには
「生活習慣」を整える
まず太ってしまった期間を振り返り「生活習慣」を見直してみましょう。予定がないからとついつい夜更かししていませんか?ダイエットと睡眠には深い関係があります。
寝ている間に分泌される成長ホルモンは脂肪を溶解する働きもあります。成長ホルモンが多く分泌されるのは就寝後の3時間。眠りが浅い、なかなか寝付けなくてゴロゴロしている、という状態は良くありません。朝きちんと早く起きることで、夜の寝つきもよくなります。7時起床23時就寝など、規則正しい生活パターンに戻しましょう。
太ってしまったからと言って、食事を抜くのは逆効果です。ダイエットしている時こそバランスの取れた食事を意識し、特に筋肉の材料となるタンパク質は不足しないように気を付けましょう。
しっかりたんぱく質を摂ると、満腹ホルモンの分泌が増加するといわれています。朝昼晩3度の食事ごとにタンパク質を取れば、1日にわたって間食が少なくて済む効果もあります。
肉・魚のイメージが強いタンパク質ですが、大豆や乳製品にも多く含まれています。朝食時にはそういった食品やプロテインなどをうまく活用するのもおすすめです。
「運動」する習慣をつくる
なんといっても積極的に運動することが、自粛太り解消のカギです。普段の生活の中でなるべく体を動かすように工夫してみましょう。
エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う、近くの移動には自転車を使わない、家の掃除をするといったことでも、カロリーは消費されます。
さらに効率よく痩せるには、体の中で筋肉量が一番多い太ももを鍛えるエクササイズがおすすめです。自宅で簡単にでき、無理なく続けられるメニューがいいでしょう。もともと運動する習慣がない人でも、今は手軽に始められるコンテンツがたくさんあるので、これを機会にぜひ頑張って続けてみてください。
YouTube、無料アプリを使って気軽にエクササイズ
YouTubeには、運動は苦手という人でも気軽に始められるエクササイズがたくさんあります。寝転がって足をパカパカ動かす「足パカ」や、「痩せるスクワット」が最近話題になっているようです。楽しくダンスしながら痩せるダンスエクササイズはストレス発散効果もありそうです。
また、携帯の無料アプリを使う方法もあります。エクササイズの目的、鍛えたい部位や時間を入力すると、条件に合ったエクササイズをアニメーション付きで表示してくれます。エクササイズ開始のアラーム設定ができる、エクササイズを行った日がカレンダーに表示されるなど、管理機能までついたアプリもあります。無料版でも十分活用できる優秀なアプリがたくさん出ているので、ぜひ活用してみてください。
500円から始められるオンラインフィットネス
いつでもできる、無料だとついついさぼってしまって続かないという方は、オンラインフィットネスはいかがでしょう。好きなレッスンを好きな時間に選んで視聴するタイプのものから、家にいながら集団レッスンの雰囲気を味わえる双方向のライブレッスン型のものまであるので、一度チャレンジしてみてください。1レッスン500円程度で気軽に始められるコースもあるので、これまでジム通いをしたかったけれど続けられるか不安だったという方にもおすすめです。
効率と効果を求めるなら美容クリニックの痩身治療も
ダイエットを考えている人であれば誰しも楽して痩せたいと思うことでしょう。ダイエットの効率と効果を求めるなら、美容クリニックでの痩身治療もおすすめです。
これまで何度もダイエットを試してきたけどその度にリバウンドを経験してきたという方は特に、クリニックに頼ってみることも一つの方法かもしれません。外出しにくい現在の状況でも、比較的手軽に始められるメニューを紹介しますので参考にしてみてください。
ダイエットサプリメント(BBX、サノレックスなど)
食欲抑制に加え、脂肪の吸収を抑制、代謝を促進する効果があるBBX、摂食中枢に直接作用して食欲を抑制するサノレックスなど、食欲が抑えられない方や代謝が悪い方向けのサプリメントです。必ず医師の処方のもと正しく服用する必要があるため、類似品を含め、個人がネットなどで入手して服用することはやめましょう。
GLP-1ダイエット
GLP-1とは、食後に小腸から出るホルモンの一つです。膵臓に作用して血糖をコントロールする役割以外にも、食欲中枢に働きかけて食欲を抑える、基礎代謝を上げる、脂肪を分解させやすくするという働きがあり、痩せホルモンとも呼ばれています。
GLP-1ダイエットとは、このGLP-1に似た構造の薬剤を注射で体内に取り込む施術です。痩せホルモンが増えることにより、自然と痩せる体質に変わっていくという効果が期待できます。もともと体内にあるホルモンを増やすので、安全性が高く副作用もほとんどありません。注射薬は数種類あり、薬によって注射の接種頻度が異なります。クリニックに通院して接種することもできますが、通院せず自宅で自己接種することも可能です。今は初診からオンラインで対応しているクリニックもあります。
GLP-1は、日本においては糖尿病に対する効果・治療として製造販売承認されています。本来の用途ではない痩身目的の処方に対して、現在日本医師会から注意喚起が出ていますが、健康被害などの報告はないとされています。
ダイエット点滴
αリポ酸やL-カルニチンなど、体脂肪の増加を抑えて効率よく燃焼させる効果がある成分を点滴で注入します。継続して点滴することで痩せやすい体質に改善される効果が期待できます。特に運動前などに点滴を行うと、新陳代謝が上がり脂肪燃焼効果が高まります。
脂肪溶解マシン(リポセル、クールスカルプティング)
リポセルはHIFU(ハイフ)という痩身マシンを使用し超音波で皮下脂肪を破壊する施術です。破壊された脂肪細胞は数週間かけて体外へ排出されます。皮膚表面を冷却しながら施術するので痛みはほとんどないと言われています。1回の施術で高い痩身効果が期待できるため、複数回通う必要がないという点でも人気の治療です。
クールスカルプティングは専用の機器を使用して、脂肪を冷却して破壊する治療です。破壊された脂肪細胞は数週間から数か月かけて体外へ排出されます。1回の施術で十分効果が感じられるようですが、2~3か月に1度、3回程繰り返し施術するとより高い効果が出るようです。
リポセル、クールスカルプティング、どちらの治療も脂肪細胞の数そのものを減らす効果があるため、リバウンドする心配がほぼないというのが大きな魅力です。
脂肪溶解注射メソセラピー
脂肪溶解注射(メソセラピー)は、気になる部位に脂肪溶解効果のある薬剤を直接注入する治療法です。脂肪細胞自体を溶かして小さくするため、リバウンドしにくいというメリットがあります。ダイエットでは落ちにくいお腹まわりの脂肪や、セルライトにも効果があるといわれています。ただし、一度に注射できる薬の量に限りがあるため、複数回にわたって治療を受ける必要があります。薬の種類や脂肪量によっても回数や費用が変わるので、カウンセリングの際にきちんと確認することが重要です。
まとめ
いかがでしたか。新型コロナの感染拡大で、健康を維持することの大切さを実感するようになりました。おうち時間が長い今だからこそ、普段の生活習慣を振り返ってみましょう。ダイエットを始めるには今がいいタイミングかもしれません。太りやすい、すぐリバウンドしてしまうなど、ダイエットに失敗した経験がある方は取り組み方を見直してみて下さい。健康的に効率よく痩せて、事態が収束した時には思い切り外出やおしゃれを楽しみましょう。