新しいリニアカートリッジは、輪郭周囲の脂肪減少を目的としており、効率的に脂肪をボリュームダウンしながら引き締めることで、フェイスラインのたるみ改善や小顔効果などが期待できます。
このリニアカートリッジの人気の秘密を探るため、仕組みや効果を詳しく見ていきましょう。

今、美容医療に関心の高い人たちの間で「切らないリフトアップ治療」として注目されているハイフ。効果が実感しやすく、ダウンタイムが殆どないこと、さらにSNSのインフルエンサーもハイフ治療をおすすめしていることもあり、徐々に人気が高まってきています。
ハイフとは、超音波を狙った深さにピンポイントに照射することができる技術を用いた医療用マシンで、肌表面に傷つけること無く、肌の奥深くにあるSMAS層という筋膜までアプローチができるリフトアップ治療機です。
ウルセラという機種が世界で最初にハイフの技術を美容医療に応用して開発され、その後数多くのハイフ機器が開発されてきました。

当初はリフトアップやたるみ治療目的だったハイフですが、その後様々なカートリッジが発売され、SMAS4.5mm)より更に深い脂肪層(最大13mm)まで届くボディの痩身目的のハイフや、逆に浅い部分に広く照射することで肌質を改善するハイフシャワーなどが新たに登場しました。

そして、注目を集めているのが「ウルトラセルQプラス」が2019年に新たに発売した、新しい照射方式である「リニア(Linear)カートリッジ」です。

「ウルトラセルQプラス」とは韓国MFDS、ヨーロッパのCEマークの承認を取得したハイフ機器で、本家ウルセラよりリフトアップ効果は弱いものの、ハイフ特有の強い痛みも少なく、施術費用もお手頃ということで年代を問わず人気を集めています。

新しいリニアカートリッジは、輪郭周囲の脂肪減少を目的としており、効率的に脂肪をボリュームダウンしながら引き締めることで、フェイスラインのたるみ改善や小顔効果などが期待できます。

このリニアカートリッジの人気の秘密を探るため、仕組みや効果を詳しく見ていきましょう。

新しいリニアカートリッジとは?

新しいリニアカートリッジとは?

一般的にハイフ治療で使用されているカートリッジの照射方式は「ドット式」と呼ばれ、超音波の熱エネルギーを虫眼鏡のように1点に集中させて、ピンポイントで「点状」に照射します。狙った深度の細胞に点状に熱ダメージを与えて破壊することで、即時的にはコラーゲンを収縮してリフトアップを、長期的にはコラーゲンの新規産生によるハリ感アップといった効果が得られると言われています。

照射方式

ドット式 

リニア式 

照射イメージ

  

 点照射(ONOFFを繰り返す)

  

 線照射(ONのまま)

それに対して新たに加わったリニアカートリッジは、新しい照射方式の「リニア(線状)式」を用いて、名前の通り途切れることなく、一直線に「線状」で超音波を照射します。線状に熱を集めるリニア式には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

リニア式はこれまでのドット式と何が違うの?   

リニア式はこれまでのドット式と何が違うの?

 

ドット式 

リニア式 

照射範囲

4m/Line

ピンポイントに強い熱を加える

(局所加熱)

23m/Line
広範囲に熱を加える

(広域加熱・バルクヒーティング)

照射温度

65

58

照射スピード

施術時間

1.5/1ショット

400ショットで約10分

0.7/1ショット

400ショットで約4.5分

期待される効果

<リフトアップ&タイトニング>

顔全体の引き締め、目元のシワ・たるみ

コラーゲン組織の再生

~筋膜の引き締め・引き上げに効果的~

<コントアリング&タイトニング>

脂肪除去、引き締め

肌質改善、ブライトニング

~脂肪の効率的な溶解・排出に効果的~

施術間隔

半年に1回(3~6か月程度あける)

2週間ごとに3回の施術が1クールとされる

(ボディは3~4週間に1回の施術を3回)

広範囲に熱を与えることができ、照射スピードも速くなった

照射方式が点状から線状になったことで、1ショットでドット式の約6倍の広範囲を加熱できるようになりました。照射スピードも1ショット約1.5秒から約0.7秒と、約1/2にまでスピードアップ。広域加熱のため周囲へ熱が放散しやすく、照射温度もドット式の65℃よりもやや低い58℃となったため、ハイフ治療のネックであった強い痛みも更に軽減されマイルドになったと言われています。「骨に近いところがパチッとなるくらいで我慢できる程度」「顔がぽかぽかして、気持ちが良かった」との感想も見受けられます。

脂肪溶解に対する効果がアップ

リニア式は加熱できる面積が広くなったため、より脂肪融解を促すことができ効率的にボリューム減少へと導き、シルエットを整えていきます。脂肪層をターゲットとして照射すると、熱エネルギーによって脂肪細胞壁が破壊されます。するとアポトーシスという細胞の自然死が起こり、脂肪が溶解します。溶けた脂肪は血管やリンパ管を通じて13か月かけて自然に体外へ排出されるため、誰にも気付かれることなく、ゆっくりとボリュームダウン。嬉しいことに一度破壊された脂肪細胞は再生されないため、リバウンドも起こりにくいとされています。

施術間隔が短い

一般的にハイフ治療は、ダメージ回復のため施術後数か月は同じ部位への照射を控える必要がありましたが、リニア式は2週間後にも照射が可能です。そのため推奨されている2週間おきに3回で1クールの施術でも、およそ1か月半程度という短期間。そのためドット式よりも早く効果が期待できると言われています。

カートリッジの種類が増えたことで、より効率的に様々なお悩みに対応

カートリッジ

ドット式

リニア式

顔 用

1.5mm

皮膚表面の引き締め、目尻のシワ

首のシワ、毛穴

 

2.0mm

眉間、眉下、眼瞼、細いシワ

肌質改善、ブライトニング

3.0mm

たるみ改善、フェイスライン

タイトニング、首のシワ

 

4.5mm

深いシワ、たるみ改善、

フェイスライン、リフトアップ

脂肪融解、タイトニング、小顔効果

頬下顎下のもたつき、二重顎

ボディ用

6.0mm

 

ボディの部分痩身

(二の腕、膝上、脇のハミ肉など)

9.0mm

 

ボディの部分痩身

(二の腕、膝上、脇のハミ肉など)

(※202010月現在)

ウルトラセルQプラスのカートリッジは、ドット式の1.5mm2mm3.0mm4.5mm、リニア式の2.0mm4.5mm6.0mm9.0mm8種類が、国内で展開されていますこのドット式とリニア式は同時施術が可能なため、組み合わせて使用することで、より効果が高まるコンビネーション治療ができるようになりました。例えば小顔にしたい場合、ドット式1.5mmで皮膚表面を引き締め、4.5mで肌の土台となる深いSMAS層からのタイトニングとコラーゲン増生を促します。さらにドット式よりも効率的に脂肪減少ができるようになったリニア式の4.5mmで、頬下やアゴ下の脂肪を減らしボリュームを抑えることで、以前よりもぐっと高い効果が期待できると言われています。2種類のエネルギー伝達方法が登場したことで、単独使用よりもより効率的に短時間でタイトニング+コラーゲンの増生+脂肪減少ができ、皮膚たるみから脂肪たるみまで様々な症状に対応しながら効果も高いところが人気のようです。ただしウルトラセルQプラスは韓国のJeisys Medical社より医師の個人輸入によって入手されるため、クリニックによって所有されているカートリッジの種類が異なりますのでご注意ください。

リニア式はどこに効くの?効果は?   

リニア式はどこに効くの?効果は?

 

ドット式 

リニア式 

施術部位

      

   

              

費用相場

全顔 79,800178,000

 

・医師施術の場合は費用が異なる場合あり

全顔 60,000140,000

ボディ 50,000100,000

1クール3回セットのコースもあり

・医師施術の場合は費用が異なる場合あり

顔全体をターゲットとしていたドット式に対し、リニア式は特に脂肪が溜まりやすい頬下やアゴ下、フェイスラインを対象にすることが多く、コントアリングやタイトニングに力を発揮すると言われています。コントアリングとは脂肪を除去して顔やボディの輪郭、シルエットを立体的に整えること。例えば若い人に多い、たるみというよりも脂肪が多めでぽっちゃりしているために丸顔だと感じている方に対して、脂肪を減らして引き締めることで、小顔効果が得られスッキリした印象に。口回りのもたつき、ほうれい線の重たい感じなどにも効果があると言われています。1回の施術でも「顔小さくなった?痩せた?と友人に言われた」「顔周りの脂肪が減ったのがわかる」「照射直後からほうれい線が薄くなっているのが分かった」と効果を実感したという方もいらっしゃるようです。

ボディ用

意外と人目につきやすく気にしている方も多い、二の腕、ブラファット(ブラからはみ出ている脇の肉)、膝の上に乗った肉、お尻の下など、ダイエットでは落としにくい部位も、広域加熱することでドット式よりも効率的な部分痩せが期待できます。施術範囲が広いボディでも、リニア式は照射スピードがとても早いため、施術時間が10~15分程度とちょっとした空き時間や仕事帰りにも受けることができるのも嬉しいですね。

他にも切らないで小顔になる治療はある?

他にも切らないで小顔になる治療はある?

脂肪溶解注射

注射なので軽度の痛みや施術後の腫れ、内出血など多少のダウンタイムがあるかもしれません。また、使われる薬剤によっても術後のダウンタイムは変わるようです。顔への施術は、ほうれい線付近の頬、下頬部、側頬部、オトガイ下部などが適応部位となっています。脂肪溶解注射は肌にハリがあるうちは有効ですが、弾力が低下している場合は皮膚が余り、逆にたるみやシワが目立ってしまうこともあるようなので注意が必要です。

ボツリヌス注射

ボツリヌス・トキシン製剤は筋肉の収縮を弱くする効果を使った施術のため、エラ張りなど筋肉が原因の場合には効果がありますが、脂肪が多い場合は脂肪溶解注射などとの併用が必要になるようです。

クールスカルプティング

脂肪細胞は低温に弱いという性質を利用し、皮膚や血管などにはダメージを与えず脂肪細胞のみを冷却して破壊し、老廃物として体外へ排出する医療痩身機器です。顔の場合はアゴ下用の最も小さいアプリケーター「クールミニ」を使用し、およそ45分間の冷却時間が必要となります。個人差はありますが、術後に痛みや赤み、内出血や筋肉痛のような痛みが出る場合もあるようです。

まとめ

ある程度年齢を重ねた方のたるみ改善やリフトアップの施術に使用されるイメージのあったハイフ治療ですが、リニアカートリッジの登場により皮下脂肪を減らす事ができるという可能性が飛躍的にアップしたことで、小顔になりたい若い世代から新たな支持を集めているようです。
切らない脂肪除去としての効果が期待されますが、ハイフは皮下組織を高温で加熱することで顔の形状を変えることを目的とした治療なので、リスクを減らし効果を最大限に引き出すためには、施術者の専門的な知識や技術は必要不可欠です。信頼のおける医療機関で医師と相談しながら施術を受けることをおすすめします。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

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