乾燥から肌を守るため保湿も欠かせませんが、暖かくなって汗や皮脂の分泌が盛んになり、更に花粉なども付着しやすい春の肌は、冬のこってりクリームでは皮脂詰まりを起こしかねないのでもう少し軽いものを。

毎年春になると肌が荒れて憂鬱な気分になる、という方はいらっしゃいませんか?春は年間を通して肌トラブルを起こしやすい条件が揃っている季節でもあります。春特有の肌荒れの原因を知って、今年こそ肌トラブルに悩まされず、綺麗な肌で過ごすためのスキンケアのポイントをご紹介いたします。

春に肌トラブルが多いわけ

主に次の4つの原因が考えられます。

1つ目は「新しい生活の始まり」

春は就職や異動、引っ越し等で生活環境が大きく変化する方が多い季節ですね。季節の変わり目であることに加えて、こういった生活環境の変化は無意識のうちにストレスがどんどん溜まってしまいます。それが引き金となり、皮膚の代謝やバリア機能が低下してしまうため、肌が一時的に不安定になる「ゆらぎ肌」状態になり、ちょっとした刺激で肌荒れしてしまう方は珍しくありません。

2つ目は「寒暖差と乾燥」

冬から春にかけての急激な気温の変化は自律神経の働きにも大きな影響を与え、肌の代謝を低下させてしまいます。梅雨までは湿度が60%を切る日が多く肌の水分が蒸発して乾燥肌になりやすくなり、角質層が剥がれてちょっとした刺激にも反応してしまいます。

3つ目は「花粉、黄砂、ほこり、PM2.5」

花粉症と聞くと鼻水や目のかゆみの症状が強いかもしれませんが、花粉が原因の「花粉皮膚炎」という皮膚トラブルもあります。また頻繁に鼻をかむ、目をこすることで、肌の赤みやかゆみは助長されます。花粉のほかにも黄砂、ほこり、PM2.5などといったアレルゲンによる刺激は、肌の内部に活性酸素を発生しやすい状態に。活性酸素が過剰にできると、酸化によってコラーゲンやエラスチンが破壊され、シワやたるみ、肌の老化につながってしまいます。

4つ目は「紫外線の増加」

春は紫外線が急増する時期です。紫外線にはUVAとUVBの2種類がありますが、UVA は4月から一気に増加し、真夏とほとんど変わらなくなります。美肌のためには、春でもしっかり紫外線対策することが大切ですね。

春に気をつけるべきスキンケアのポイント

春の肌は、「冬並みの乾燥」と「夏並みの紫外線」のダブルパンチ状態。では日々のスキンケアでは何に気を付けたらよいのでしょうか?クレンジングは肌が敏感になっているので、こすってしまうふき取り系はNG。刺激の少ないミルクやオイルのクレンジングで優しく汚れを落としてください。洗顔は、洗顔料をしっかりと泡立てて泡で洗顔するイメージでやさしく洗います。最後は体温程度のぬるま湯で、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流してあげましょう。

乾燥から肌を守るため保湿も欠かせませんが、暖かくなって汗や皮脂の分泌が盛んになり、更に花粉なども付着しやすい春の肌は、冬のこってりクリームでは皮脂詰まりを起こしかねないのでもう少し軽いものを。乾燥がひどい場合はヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、尿素などの保湿成分が含まれたパックや化粧水をたっぷりコットンに含ませて、肌にじんわりと馴染ませてあげるのもおすすめです。

ただし肌荒れ時には、刺激の強いピーリング、拭き取り化粧水、エイジングケアをはじめとする高栄養な成分がたっぷり入った美容液は、逆に症状を悪化させてしまいかねないので、お肌が元気になるまでひとまずお休みしましょう。

紫外線対策として、UVA は窓も透過してしまうため、室内にいる時でも日焼け止めを塗ることをおすすめします。外出する際には、うっかり忘れてしまいがちな首の後ろやデコルテに注意し、特に日に焼けやすい頬の高い部分や鼻などには念のため重ね付けを。春の日差しだからといって、油断しているとシミやシワの原因になってしまいますよ。

そして日焼け止めを選ぶときはSPFとPAの表示にも注目。SPF…1~50+と表示され、数字が大きいほどシミやそばかすの原因となるUVB から肌を守る効果が高い。PA…PA+~PA++++と4段階で表示され「+」の数が増えるにつれシワやたるみの原因となるUVAに対する防御効果が高い。

日焼け止めの強さを選ぶポイントは

  • 日常生活(散歩・買い物等)           SPF10~20         PA+~PA++
  • 屋外で軽いスポーツなど SPF20~30         PA++~PA+++
  • 日差しの強い屋外に長時間           SPF30~50         PA++~PA++++

適切な強さの日焼け止めをうまく使い分けることで、肌への負担を抑えながら紫外線から肌を守ってあげましょう。

早めのメンテナンス

春は肌荒れの季節ではありますが、放っておくとメイクのノリが悪くなるのはもちろん、かゆみや湿疹などの症状をさらに悪化させてしまうことも…肌荒れは様々な原因によって起こっているため、自己判断せずに早めに医師に相談してみましょう。肌の状態や要望なども聞いて貰いながら治療方法を相談することができ、症状によっては保険が適用されることもありますので、いざという時のかかりつけのクリニックを見つけておくと安心ですね。花粉症でマスクをつけている人も多いこの時期に、早めの治療を受けることで目立つことなく綺麗な肌を取り戻していきましょう。

まとめ

春は肌トラブルが出やすくなる季節ですが、ポイントを押さえればきっと肌は応えてくれるはず。綺麗な肌で自分に自信をつけて思いっきり春を満喫するためにも、今年はお洋服の準備と一緒に早めの肌メンテナンスを始めてみませんか?

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

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