
逮捕。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)
複数の報道によると、警視庁は2025年1月24日、東京大学皮膚科教授の佐藤伸一氏(62)を逮捕したと発表した。佐藤氏の逮捕は収賄容疑。2023年以降に、性風俗店などの接待を頻繁に要求していたとされる。この辺りの経緯の詳細は、週刊文春が2025年3月に証拠の資料と共に報道していた。
警視庁によると、1月24日、佐藤氏の逮捕を受けた記者会見が警視庁で開催された。
警察発表によれば、佐藤氏は、「2023年4月、同医学研究科に設置された臨床カンナビノイド学講座の設置手続き、運営、研究内容の選定および実施など」の便宜を図ることに対して、謝礼及び今後も同様の取り計らいを受けたいとの趣旨の下、賄賂を受けたとされる。
同発表では、「2023年3月頃から2024年8月頃までの間、数十回、同講座の設置及び共同研究に関する契約を大学と締結していた一般社団法人の代表理事であるBから、合計約180万円相当の遊興の接待を受け、もって自己の職務に対して賄賂を収受した」と説明された。
裁判でも争い続く

東京大学皮膚科教授の佐藤伸一氏が美容のとらえ方について語る。2024年9月に撮影。(写真/編集部)
一方で、同協会と東京大学、佐藤氏らは裁判でも争っていた。
日本化粧品協会は、東京大学、佐藤氏、吉崎歩氏を相手取る民事訴訟について公表していた。
その公表文書によれば、佐藤氏らと進めていた共同研究をめぐり、不適切な接待を強要されたなどとして民事訴訟を起こしたという。同協会によれば、同協会は佐藤氏らと「臨床カンナビノイド学社会連携講座」という組織の下で共同研究を進めたが、大学に接待などの事実を報告したところ、共同研究の契約解除を宣告され、研究が中断されたという。
こうした経緯から、同協会は、共同研究の再開、総額約4239万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
公表文書では、既に同協会理事長が金銭の恐喝をされた件で刑事事件としても取り調べが進んでいると説明していた。今回、実際に佐藤氏の逮捕という事態に至ったことになる。
ヒフコNEWSで過去に報じているが、佐藤氏らは、美容関連の共同研究でも注目されていた。
参考文献
【26.1.8更新】臨床カンナビノイド学社会連携講座が廃止された旨の広告について
https://japan-ca.jp/media/%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/5152
美容はエビデンスによって選びやすくなる、リバースエイジングの研究が進む、東京大学皮膚科学の佐藤伸一教授が美容のとらえ方を語る
https://biyouhifuko.com/news/japan/9102/
