脱毛エステ老舗の「Be・Escort(ビー・エスコート)」運営会社の経営破たんに伴い、同業のストラッシュが特別なプランを発表した。
同社によると、対象は「ビー・エスコート」に契約中の会員。
特定の店舗で1回限り全身+VIO脱毛(背中を除く)を税込2000円で提供するという。
特別なプランの実施期間は2024年11月27日から12月26日までを予定。状況に応じて延長される可能性があると説明している。
対象店舗は全国16カ所。各店舗で30人までという制限がある。実施店は次の通り。同社ホームページから予約する。
- 神奈川エリア:横浜西口店
- 東京エリア:新宿西口店・町田店
- 東海エリア:名古屋栄店・豊田店・豊橋ミラまち店・一宮店・刈谷店
- 静岡エリア:静岡店・浜松店
- 関西エリア:草津駅前店
- 中国・四国エリア:福山店・岡山店
- 九州・沖縄エリア:大分駅前店・那覇アネックス店
同社は「脱毛を選んだことを後悔してほしくない」と述べ、業界イメージの向上に取り組む姿勢を強調している。
救済の動きが広がる可能性
ヒフコNEWSで伝えているが、脱毛エステ業界は広告費の増加と価格競争の激化により苦境にある。信販会社やクレジットカード会社による規制強化も影響している。
「ビー・エスコート」は23年の同業「銀座カラー」運営会社破綻の際、救済企業の一つとして注目されたが、自らも競争に飲み込まれた形となっていた。
東京商工リサーチの調査などを踏まえると、24年は脱毛エステの倒産件数が過去最高だった23年の件数に到達している。
昨年、銀座カラーの運営会社倒産時には、複数のサロンが類似の支援を行っており、医療脱毛でも救済に乗り出すところがあった。今後、同様な動きが広がる可能性もありそうだ。