
警察。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)
2025年2月13日、兵庫県警は、無資格の母娘が美容施術を行っていた容疑で逮捕されたことを発表した。
この事件で問題となった施設は、ウェブサイトの見た目が通常のクリニックと見間違うようなもので、来院者にとって見分けがつきにくいことが特筆すべき点といえる。いわば「偽クリニック」であり、日本の美容医療が抱える問題の一端を象徴する事件といえる。
神戸市元町のビル7階で堂々と営業

逮捕。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)
兵庫県警によると、神戸市元町のビル7階に、「美滴+クリニック」を開設し、無資格の経営者が看護師に指示して、点滴などの美容施術を行っていた。本来、医師の指示の下で看護師が実施すべきところ、医師が不在の状態で運営されていた。
このたび逮捕されたのは、神戸市灘区に在住する経営者の母娘で、関連する施設は医師の在籍があり、元々診療所として登録されていたが、医師は離脱し、2024年4月に廃止されていた。しかし、その後も美容施術を続けていた。継続的に実質的な施設の支配者は母娘だったと見られている。
逮捕の容疑は、2023年10月から2024年5月の間、13回にわたって6人に対して、無資格であるにもかかわらず、5人の看護師に指示し、点滴や静脈注射を実施させていたというもの。これが医師法違反の疑いとなっている。
これまであまりなかった日本人摘発のケース

摘発。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)
従来、無資格の美容施術は日本国内では、中国籍、ベトナム国籍、フィリピン国籍の人物がエステなどで無資格の美容施術を行い、摘発されるケースが多かったが、今回のケースは、それらとは異なり、日本人が行っていた点が特徴的だ。
また、その施設は、少なくともウェブサイト上では一般的なクリニックと見間違うようなもので、来院者には一般的なクリニックと区別がつかないという点でも異質と考えられる。実態は「偽クリニック」だった。
ヒフコNEWSでは、引き続きこの件について記事を発信する。
