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【2025年ランキング】最新研究カテゴリーで注目度の高かった記事、1位は膣フィラー施術後の死亡事例報告、集計期間2025年1月1日~12月31日

カレンダー2026.1.2 フォルダー最新研究
ランキング。画像はイメージ。(写真/Adobe Stock)

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 2025年に閲覧数が多かった記事を振り返る。最新研究カテゴリーで注目された記事とは?

上位5つの記事は?

 最新研究カテゴリーで注目された記事のランキングは次の通りだった。

順位 タイトル リンク
1位 膣フィラー施術直後に女性2人が死亡、韓国で初の解剖報告、38歳と35歳の女性が施術直後に失神、産科婦人科での適用外使用で生命のリスク注意 https://biyouhifuko.com/news/research/12111/
2位 まぶたの手術後に視力障害の報告、海外論文で複数確認、「脱脂で失明」のSNS投稿で不安広がる、目の奥の出血や麻酔の影響などが問題に https://biyouhifuko.com/news/research/15393/
3位 重いニキビ薬の薬イソトレチノインで甲状腺に影響の可能性、女性や長期使用、自己免疫疾患の人で影響目立つ、定期的検査や内分泌科への相談を重視 https://biyouhifuko.com/news/research/13823/
4位 バイオスティミュレーター、合併症の6割が1カ月以降に出現、顔面・しこりが最多、治療成功は1割未満、製剤増加の中で安全性の情報蓄積は急務に https://biyouhifuko.com/news/research/12074/
5位 眼瞼下垂の人にメンタルヘルスの問題が多い傾向、うつ病や不安症、双極症、統合失調症などが多い、米国の2つの研究グループが続いて研究報告 https://biyouhifuko.com/news/research/13622/

膣フィラーのリスク浮き彫りに

 ランキングの1位となった記事は、膣フィラー施術直後の死亡事例の報告だった。

 2025年4月に公開されたこの研究では、韓国で膣へのフィラー注入を受けた30代の女性2人が施術後に急変し、死亡に至った症例が医学誌に報告されたものだった。いずれの症例も、施術直後に失神や酸素飽和度低下が起き、その後救命措置が試みられたものの死亡に至った。

 この報告は、膣フィラーが本来承認されていない適応外使用である点にも着目し、非血栓性肺塞栓症(NTPE)など命に関わるリスクへの注意喚起が促された。デリケートゾーン領域への施術が重大な合併症を引き起こす可能性を具体的に示した意義が大きい。

 2位は、まぶたの手術後の視力障害の報告。海外で行われた複数の論文に基づいて、まぶた(眼瞼)周りの手術後に視力障害が起きる症例が報告された。SNS上で「脱脂で失明」という投稿が広がり、不安が高まっている中で注目された。

 3位は、重症ニキビ治療薬であるイソトレチノインの長期使用が甲状腺ホルモンバランスに影響を及ぼす可能性を指摘した研究報告。特に女性や長期使用者、自己免疫疾患を持つ人でホルモンの変化が目立つ傾向があるとされた。定期的な血液検査や場合によっては皮膚科と内分泌科の連携が推奨された。

 4位は、バイオスティミュレーターの合併症と治療の現状。コラーゲン再生を促すバイオスティミュレーター注入による合併症の実態を報告した研究だった。合併症の多くが注入から1カ月以上経ってから発現し、最も多いものはしこりで、次いで浮腫や感染が見られた。

 5位は、眼瞼下垂とメンタルヘルスの関連。眼瞼下垂を持つ人は、メンタルヘルス上の問題(うつ病、不安症など)を抱える傾向が高いことを示した研究だった。

 引き続きヒフコNEWSは、新しい発見や分析結果などの最新研究に注目する。

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Author

ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表 獣医師/ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。

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