人中とは?
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人中は、鼻と上唇の間にある溝のことです。日本人の人中の平均長さは1.5cmで、下唇から顎の1/2の長さが黄金比と言われています。人中は目や鼻のように目立つ部位ではありませんが、実は顔全体の印象を大きく左右するパーツなのです。
人中を短くしたい人が増えている
K-POPアイドルの影響もあってか、時代は空前の人中短縮ブーム!人中が短くプックリ可愛らしい口元に憧れて、「人中を短くしたい!」と望む女性が増えています。
- 老け顔とサヨナラしたい
- 可愛らしい印象になりたい
- 小顔に見せたい
このような方は、人中を短くすることで顔の印象をガラリと変えられるかもしれません。
人中が短い方が美人にみえる理由
ではなぜ、人中が短いと美人に見えるのでしょうか?その理由を詳しくみていきましょう。
小顔な印象にみえるのはなぜ?
顔のサイズが同じでも、人中の長さで印象はガラリと変わります。人中が長い人はのっぺり間延びした顔立ちに見えますが、人中が短い人は顔全体がキュッと引き締まった小顔な印象を与えます。
凹凸のある顔立ちに見えるのはなぜ?
人中を短縮すると口元がプックリ上向きになり、顔の凹凸が際立ちます。人中が平たく伸びている人と比べると、人中が短い人の方がハッキリ整った顔に見えるでしょう。
人中が長くなる原因
人中が長くなる原因は、先天的なものと後天的なものに分けられます。
遺伝
人中が長くなる原因の一つは遺伝です。顔の中でも、特に鼻は遺伝子の影響を受けやすいと言われており、母親or父親の人中が長い、もしくは両親とも人中が長い場合は、子にも遺伝する可能性があります。「物心ついた時から人中が長めだった。」という人は、これに該当するでしょう。
加齢による表情筋の衰え
加齢による表情筋の衰えも、人中を間延びさせる大きな原因です。「口輪筋=口周りの筋肉」が衰えると、口元がたるんでシワが目立つようになり、その結果人中も伸びてしまいます。「年齢と共に人中が長くなった。」という人は、加齢が原因と言えるでしょう。
歯並びや舌の位置の問題
意外ですが、歯並びや舌の位置も人中の長さに関係しています。例えば、いわゆる出っ歯の場合、鼻の下の皮膚が伸びるため人中が長くなります。口が閉じにくいせいで口元の筋肉が衰え、人中が伸びてしまうこともあるようです。
また、舌の位置が下がっていると、口周りの筋肉が発達せず鼻の下が伸びてしまいます。舌の位置は顔のバランスに大きな影響を与えるため、注意が必要です。
人中を短くする方法は?
人中を物理的に短くするには、人中短縮手術を行う必要があります。
人中短縮手術(リップリフト)
人中短縮手術は鼻の下の余分な皮膚を切り取り、上唇を持ち上げて人中を物理的に短くする手術です。小鼻に沿って皮膚を切除して縫い縮めると、切除した分だけ唇が引っ張られるため、人中を短くすることができます。
人中短縮手術(リップリフト)のメリット・デメリット
人中短縮手術のメリット |
人中短縮手術のデメリット |
・人中の長さを半永久的にキープできる ・若々しい顔になれる ・顔のバランスが整う ・顔に凹凸が生まれる ・唇にボリュームが出る
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・ダウンタイムがある ・元に戻すのが難しい ・傷跡が目立つことがある ・術後に痛みを感じることがある ・デザインを誤ると希望通りに仕上がらない |
人中短縮手術のメリット・デメリットは、表裏一体。皮膚を切除するため半永久的に人中の長さをキープできる反面、手術前の状態に戻すのは難しいのです。「仕上がりが気に入らないから元に戻す!」ということができないため、手術に踏み切る前に本当に人中を切除すべきかよく考えましょう。
また、術後の仕上がりは担当医師の技量にかかっています。デザインを誤ると鼻の穴が大きく見えたり、ガミースマイルになったりすることもあるようです。このようなトラブルを防ぐためにも、人中短縮手術の経験が豊富な医師に相談しましょう。
人中短縮手術(リップリフト)の流れ
人中短縮手術は、医師の診察を受けるところから始まります。改善したい点やデザインを相談し、手術の適応がある場合は日程を決定します。
手術日当日は、以下のような流れです。約30~60分程度で終了します。
①洗顔&着替え
顔を洗い手術をするための専用着に着替えます。
②入念にマーキング
希望のデザインになるように、医師が骨格などを確認しながら丁寧にマーキングを行います。
③麻酔
手術は麻酔で痛みを感じないようにしてから行います。人中短縮手術は基本的に局所麻酔で行われますが、希望すれば静脈麻酔で眠ったまま手術ができるクリニックもあるようです。
④皮膚を切除して縫合
デザインに従い余分な皮膚を数ミリ切除して縫合します。縫合は鼻の中に傷が隠れるように丁寧に行われます。同時に小鼻縮小術などが行われることもあるようです。
なお、シャワーは当日から、入浴は3日~1週間後より可能です。
⑤術後5~7日後に抜糸
術後5~7日後に抜糸を行います。抜糸後は経過観察のために数回受診が必要な場合もあります。
人中短縮手術(リップリフト)のダウンタイム
皮膚を切開するため、注入治療に比べるとダウンタイムは長めです。個人差はありますが、術後1週間程度は腫れや内出血が生じる可能性があります。また、傷跡が消えるまでには1~3ヶ月ほどかかる場合もあるようです。
人中を短く“見せる”方法もある
「手術は怖い。」、「ダウンタイムがとれない。」という人のために人中を短く“見せる”方法を3つご紹介します。
人中短縮ボトックス
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口輪筋にボトックス を打ち、筋肉の収縮を緩める治療です。上唇が上を向くことで、人中を短く見せる効果が期待できます。注入した直後は変化がありませんが、約1週間後から効果を実感できる場合が多いです。
人中短縮ボトックスのメリット・デメリット
人中短縮ボトックスのメリット |
人中短縮ボトックスのデメリット |
・ダウンタイムがほぼない ・自然な仕上がり ・気軽な気持ちで受けられる ・唇のリフトアップ効果が期待できる |
・効果が限定的で継続的な治療が必要 ・一時的に唇に違和感を覚えることも ・即効性がない |
人中短縮ボトックスは、ダウンタイムがほぼないため気軽な気持ちで受けられます。仕上がりも自然なので、周囲にバレることなく人中を短く見せることが可能です。また、唇のリフトアップ効果も期待できるので、プックリ上向きリップが楽しめます。
ただし、ボトックスの効果は限定的なため、継続的に治療しなければいずれ元に戻ります。3ヶ月~半年に1回の治療で効果を持続させることが可能です。
人中短縮ボトックスの流れ
人中短縮ボトックスの流れは以下の通りです。約10分程度で終了します。
①医師によるカウンセリング
まずは医師の診察を受けます。この時、悩みや希望のデザインを詳しく伝えましょう。
②麻酔
通常ボトックスに麻酔は必要ありませんが、痛みに弱い人は麻酔クリームを塗布する場合もあるようです。その場合、麻酔が効くまで30分程度待ちます。
③注入
医師が触診しながら適切な箇所にボトックスを注入していきます。片側5~10箇所に注入する場合が多いようです。
人中短縮ボトックスのダウンタイム
人中短縮ボトックスはダウンタイムがほぼありません。腫れや内出血が出る場合がありますが、1~2週間で消失することがほとんどです。
ヒアルロン酸注入
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上唇にヒアルロン酸を注入してボリュームアップさせることで、人中を短く見せることが可能です。施術直後から変化を実感できます。
ヒアルロン酸注入のメリット・デメリット
ヒアルロン酸注入のメリット |
ヒアルロン酸注入のデメリット |
・唇にハリツヤが出る ・即効性がある ・仕上がりが自然 ・溶解注射で元に戻すことができる ・人中短縮ボトックスと組み合わせることでデザインの幅が広がる
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・効果が限定的で継続的な治療が必要 ・塞栓ができることがある |
ヒアルロン酸注入は量や部位でデザインを自在に変えられるため、自然な仕上がりが目指せます。しかも、万が一気に入らない時には溶解注射で元に戻せるので安心です。また、人中短縮ボトックスと組み合わせることで、デザインの幅がさらに広がります。
ただし、ヒアルロン酸は半年~1年で体に吸収されるため、その効果は限定的です。理想の口元を維持するには、半年~1年に1回のペースで治療を継続する必要があります。
ヒアルロン酸注入の流れ
ヒアルロン酸注入の流れは以下の通りです。約10分程度で終了します。
①医師によるカウンセリング
まずは医師の診察を受けます。この時、悩みや希望のデザインを詳しく伝えましょう。
②麻酔
唇は痛みを感じやすいため、ヒアルロン酸を注入する際には麻酔テープや麻酔クリーム、笑気麻酔などを使用することが多いようです。
③注入
ヒアルロン酸を注入していきます。クリニックによっては、鏡を用いて患者に確認をとりながら注入を行うところもあるようです。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
ヒアルロン酸注入はダウンタイムがほぼありません。腫れや内出血が起きる場合がありますが、数日で治まることがほとんどです。
歯列矯正
歯列矯正で“出っ歯”が改善されると、人中が短く見えることがあります。
歯列矯正のメリット・デメリット
歯列矯正のメリット |
歯列矯正のデメリット |
・口元や横顔がきれいになる ・咀嚼機能が向上する ・虫歯になりにくくなる ・羽を見せて笑えるようになる ・出っ歯改善で人中が短く見えることがある |
・時間が掛かる ・装置を装着後鈍い痛みを感じる ・必ずしも人中が短く見えるわけではない |
歯列矯正で歯並びが整うことで、人中が縮んだように見えることもあるようです。ただし、必ずしも人中が短く見えるわけではありません。矯正の仕方や抜歯の有無などに影響され、かえって人中が伸びて見えるケースもあるのです。
歯列矯正は歯並びを整えるのが目的で、人中を短縮するためのものではありません。歯列矯正をお考えの方で、人中が伸びるか縮むか気になる人は、一度歯科医師に相談することをおすすめします。
歯列矯正の流れ
歯列矯正は、大きく以下のような流れで進みます。
- 初診相談
- 精密検査
- 診断および治療計画の説明
- 装置をつけるための前準備
- 矯正装置装着
歯列矯正を行うことで人中がどう変化するか気になる場合は、初診相談の段階で歯科医師に相談しましょう。
人中短縮の美容整形は後戻りする?
人中短縮の美容整形で、後戻りがないのは人中短縮手術のみです。
人中短縮ボトックスやヒアルロン酸注入は後戻りあり
お伝えしたように、人中短縮ボトックスやヒアルロン酸注入は、継続的な治療をしなければ元の状態に戻ってしまいます。
- 人中短縮ボトックス:3ヶ月~半年に1回の治療がおすすめ
- ヒアルロン酸注入:半年~1年に1回の治療がおすすめ
定期的な治療を継続して、理想の口元を維持しましょう。
ちなみに、元の状態に戻るのは決して悪いことではありません。打ち方や量を変えて様々な口元を楽しむことができますし、人中短縮手術を行う前の“お試し”としても最適です。
人中短縮手術は後戻りなし
人中短縮手術は物理的に皮膚を数ミリ切除するため、ほとんど後戻りすることがないと言われています。「もう人中の悩みから解放されたい!」という人は、思い切って人中短縮手術に踏み切る人も多いようです。
ただし、後戻りしないということは、手術前の状態には戻せないということを意味します。術後に後悔することがないよう、手術前に理想のデザインを入念に打ち合わせましょう。「元に戻せないのは不安…。」という人は、まずはヒアルロン酸注入や人中短縮ボトックスから始めてみてはいかがでしょうか?
自力で人中を短くする!表情筋トレーニングの方法
トレーニングなどで表情筋の衰えを改善できれば、ある程度人中を短縮する効果が期待できます。ただし、遺伝で生まれつき人中が長い方や、肌の衰えで人中が間延びしている方などには、あまり効果がありません。
表情筋のトレーニング
顔の筋肉を鍛えることで、人中を短縮する効果が期待できます。
【チークアップエクササイズ】
①両目の下に人差し指を当て頬の筋肉を動かす
②頬の筋肉の動きを指で確認しながら20回繰り返す
参考:https://i-voce.jp/feed/1596/
メイク
メイクを工夫することで、ある程度人中を短く見せることができます。
- シェーディング用のフェイスカラーを鼻の下になじませる
- 唇の色に近いリップライナーでオーバーぎみに上唇の輪郭をなぞる
など、鼻下や上唇に自然な立体感をつけることを意識しましょう。
自分に合う方法をみつけて“人中美人”を目指そう
人中は物理的に短くする方法と、短く“見せる”方法があります。人中の状態はもちろん、遺伝や加齢など人中が伸びた原因によっても治療方法は変わるので、まずはクリニックを受診して自分に合う方法をみつけましょう。
「手術が怖い…。」、「切るのは嫌!」という人は、人中短縮ボトックス&ヒアルロン酸が得意な以下のクリニックがおすすめです。