その他

鼻を高くしたいけど手術をするのは怖いと感じる人でも挑戦しやすいのが、メスを使わない「切らない鼻整形」です。
顔にメスを入れることなく理想的な鼻を目指せる切らない鼻整形には、ヒアルロン酸を注入する施術と鼻に医療用の糸を挿入する施術があります。
本記事では、切らない鼻整形の施術の内容とメリット・デメリット、注意したいリスクについて詳しく解説します。
切らない鼻整形を考えている、ダウンタイムの少ない鼻整形をしたい人はぜひ参考にしてください。

 

切らない鼻整形とは?

切らない鼻整形とは、メスを使わず医療用の糸を使用した施術のことを指します。
鼻先から医療用糸を挿入し、鼻先に高さを出したり鼻筋をすっきりさせたりします。
メスを使わないため、ダウンタイムや施術にかかる時間が短いのが特徴です。

切らない鼻整形の種類と施術方法

切らない鼻整形には医療用糸を使った施術のほかに、ヒアルロン酸を注入する施術があります。
それぞれの方法について、次の項目から詳しく説明します。

ヒアルロン酸を用いた隆鼻術

ヒアルロン酸を用いた隆鼻術は、ヒアルロン酸を鼻筋や鼻の根元に注入し、高さを出したり鼻筋を整えたりする施術です。
注射器でヒアルロン酸を注入するだけの施術で、ダウンタイムがほとんどなく、自然な仕上がりを作りやすい特徴があります。
施術にかかる時間は5~10分程度です。

糸を用いた小鼻縮小

細い糸を小鼻(鼻翼)の付け根から挿入し、糸を引っ張ることで小鼻を小さくする施術です。
小鼻の際から針で糸を挿入するため傷跡が目立ちにくく、体内で吸収される医療用の糸を使用するため抜糸の必要がありません。
施術にかかる時間は10~15分程度です。

糸を用いた隆鼻術

鼻先から糸を挿入し、鼻の高さを出す施術です。
なりたい鼻の形や出したい高さに合わせて、鼻筋に糸を通す方法と、鼻中隔の付け根に向かって糸を通す方法の2種類が主に用いられます。
コグと呼ばれる返しが付いた糸を使うため、内出血や赤み、痛み、つっぱり感などのダウンタイムが3日~1週間程度続くことがあります。
施術にかかる時間は15~20分程度です。

糸+ヒアルロン酸を組み合わせた施術も

理想の鼻の形や高さによっては、糸とヒアルロン酸を組み合わせた施術が導入されることもあります。
例えば、糸で小鼻縮小をしながらヒアルロン酸を注入して鼻筋を整える、といった場合です。
ただし、患者が施術方法を決めてしまうと、理想通りの鼻にならない可能性があります。
どんな施術が向いているかは、必ず医師と相談しながら決めましょう。

切らない鼻整形はこんな人におすすめ

切らない鼻整形がおすすめなのは、次のような人です。

手術しないで鼻の整形をしたい
周りにバレないように鼻の形を整えたい
できるだけダウンタイムが少ない鼻整形をしたい
自然な仕上がりにしたい

ヒアルロン酸と糸、どちらを使った方法も顔にメスを入れないため、ダウンタイムが少なく大がかりな手術は必要ありません。
施術時間が短く通院の回数も少なく済むため、仕事などで長期的な休みが取りにくい人にも向いています。
また、どちらの方法も自然な仕上がりが得意で、周りに鼻整形したことがバレにくいのも特徴の1つです。

鼻整形比較表!切る鼻整形との違いは?

切らない鼻整形と切る鼻整形にはどのような違いがあるのか、表でわかりやすくまとめました。
ヒアルロン酸、切らない鼻中隔延長、プロテーゼをそれぞれ比較します。

ヒアルロン酸

切らない鼻中隔延長

プロテーゼ

施術方法

注射

針で糸を挿入

切開

使用する製剤など

ヒアルロン酸製剤

体内で溶ける医療用糸

医療用シリコン

施術時間

5~10分程度

15~20分程度

1時間程度

ダウンタイム

ほとんどなし

3日~1週間程度

1~2週間程度

リスク・副作用

・わずかな注射跡の傷

・腫れ、内出血

・腫れ、内出血

・つっぱり感

・痛み

・腫れ、内出血

効果の持続性

6ヶ月~1年半程度

1年程度

半永久的

効果の実感度

 

切らない鼻整形はダウンタイムやリスク・副作用が少ない分、効果の持続性は限られています。

一方、プロテーゼ挿入には切開が必要ですが、シリコン製のプロテーゼを使用するため体内に吸収されることがなく、効果は半永久的です。
いずれもメリット・デメリットがあるため、なりたい鼻の形にあわせて施術を選べるよう、医師としっかり相談してください。

切らない鼻整形のメリット・デメリット

ヒアルロン酸や糸を使った切らない鼻整形にはメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。

切らない鼻整形のメリット

切らない鼻整形の主なメリットは、次の4つです。

傷跡が目立たない

メスを使わず、注射や針だけで施術できるため、切る鼻整形と比べると傷跡が目立ちません。
鼻先に糸を挿入する施術の場合は目立つ場所に傷跡ができますが、切開の傷跡と比べると目立ちにくく、傷の治りも早めです。

ダウンタイムが短い

メスを使わず注射や糸の挿入だけで終わるため、ダウンタイムは短時間です。
ヒアルロン酸注入ならダウンタイムはほとんどなく、糸による施術でも3日~1週間程度で症状は治まっていきます。

切る鼻整形に比べて安価

切る鼻整形の場合、施術によっては数十万円の費用がかかりますが、切らない鼻整形は数万円程度で受けられます。
ヒアルロン酸なら1万円台から受けられるクリニックもあり、費用を抑えながら鼻を整形したい人に向いているといえるでしょう。

自然な変化で周囲にバレにくい

切らない鼻整形は劇的な変化を感じにくい反面、自然な仕上がりで周囲の人に整形したことがバレにくいのが特徴です。
周囲に整形したと知られることなく、自然に鼻を理想の形に近づけられます。

切らない鼻整形のデメリット

切らない鼻整形の主なデメリットは次の2つです。

効果が限定的

ヒアルロン酸や糸を使った鼻整形は、効果の持続が半年から1年半程度と限定的です。
元々体内にあるヒアルロン酸も鼻整形に用いる医療用の糸も、時間が経つと体内に吸収されてしまいます。
また、糸を使った施術の場合、激しい運動や鼻への強い刺激により糸が切れて、元に戻ることも考えられます。
ただ、効果が長続きしない分、ヒアルロン酸や糸を取り除けば元に戻せる点はメリットにもなるでしょう。

大きな変化は出せない

ヒアルロン酸や糸による鼻整形は、大きな変化が出せない施術です。
今よりも大幅に鼻を高くしたい、大きくラインを変えたいという場合、切らない鼻整形は向いていません。
その分、少しの変化で自然な仕上がりを目指す人には、切らない鼻整形が向いています。

【注意】切らない鼻整形はリスクもある

メリットが多く、メスを使った手術を必要としない切らない鼻整形ですが、注意しておきたいリスクもあります。
切らない鼻整形で考えられる主なリスクは、次の4つです。

術後の違和感

切らない鼻整形では鼻にヒアルロン酸や体内で溶ける糸を入れるため、違和感・異物感が生じることがあります。
主に挿入した糸で引っ張られる、ヒアルロン酸によって皮膚が盛り上がっているような感覚です。
このような違和感は施術直後に現れることが多く、時間とともに少しずつ消えていきます。

腫れ・痛み・内出血

注射や針による糸の挿入により、腫れや痛み、内出血が起こることがあります。
多くの場合、早ければ3日程度、長くても1~2週間程度で改善することがほとんどです。

糸が飛び出る

糸の長さや挿入する方向、深さなどにより、皮膚から糸が飛び出すことがあります。
ほとんどが医師の経験不足によるもので、症例数が多く切らない鼻整形の経験が豊富な医師による施術を受けることで回避できるでしょう。
万が一、挿入した糸が飛び出てきた場合は、すぐにクリニックで糸の除去をおこなってもらいましょう。

糸による感染

ごくまれに、糸を挿入した部位から感染する可能性があります。
鼻に異物となる糸を挿入するため、糸や針から感染症にかかる可能性はゼロではありません。
傷口が炎症を起こすなど感染が疑われる場合は、できるだけ早く糸を除去すると症状が改善されます。

感染リスクは環境を清潔に保ち、髪の毛などを巻き込まないよう施術することで予防できます。
清潔で信頼できるクリニックを選ぶことで、感染のリスクは抑えられるでしょう。

切らない鼻整形の料金目安

切らない鼻整形にかかる料金の目安は以下のとおりです。

施術の種類

料金の目安

ヒアルロン酸

4~10万円程度(ヒアルロン酸の種類・量による)

糸挿入

1本:2~15万円程度(糸の種類による)

施術全体:10~30万円程度(糸の種類、本数、施術内容による)

切らない鼻整形はいずれも自由診療となるため、クリニックによってかかる料金が異なります。
施術の違いだけでなく、ヒアルロン酸や糸の種類、量・本数によっても料金は変わります。
料金の目安を知っておけば、適正な価格かどうかを判断する基準となり、クリニック選びにも役立つでしょう。

切らない鼻整形の施術の流れ

糸を用いた施術とヒアルロン酸を用いた施術、それぞれの切らない鼻整形施術の流れを紹介します。

糸を用いた鼻整形の流れ

糸を用いた鼻整形の大まかな流れは以下のとおりです。

1.診察・カウンセリング
医師による診察とカウンセリングをおこないます。
施術の流れや施術によるメリット・デメリットなどを説明してもらいましょう。
現在の鼻の状態や形をチェックしながら、理想の仕上がりに近づける施術について相談します。

2.洗顔・クレンジング
施術が決まったら、メイクや皮脂汚れを落とします。
多くのクリニックには洗顔・クレンジングに必要なアイテムが完備されているので、タオルなどを持ち込む必要はありません。

3.鼻のデザイン
理想的な仕上がりにするため、鼻のデザインを医師がマーキングします。
施術ではマーキングに沿って糸の挿入がおこなわれます。

4.麻酔、施術
必要に応じて麻酔をして、鼻に糸を挿入します。
施術にかかる時間は糸の本数によりますが、およそ15~20分程度です。

5.アフターケア
施術が終わったら、メイクしてそのまま帰宅できます。
クリニックによっては、施術部位の痛みや赤みを和らげるため、肌を冷やすことがあります。

ヒアルロン酸を用いた鼻整形の流れ

ヒアルロン酸を用いた鼻整形の大まかな流れは以下のとおりです。

1.診察・カウンセリング
医師による診察とカウンセリングを受けます。
鼻の状態を確認してもらい、ヒアルロン酸の種類や量について説明してもらいましょう。

2.洗顔・クレンジング
施術前には洗顔・クレンジングでメイクや皮脂汚れを落とします。
ほとんどのクリニックでパウダールームが完備されているため、洗顔道具を持ち込む必要はありません。

3.鼻のデザイン
医師による鼻のデザインとマーキングをおこないます。
理想の仕上がりに向けて、注入の深さやヒアルロン酸の量を決めます。

4.施術
注射でヒアルロン酸を注入する施術をおこないます。
必要に応じて麻酔クリームなどによる麻酔が利用できるので、痛みに弱い人は事前に相談しましょう。
施術にかかる時間は5~10分程度です。

5.アフターケア
メイクしてそのまま帰宅できます。
クリニックによっては、注射した患部のケアで鼻を冷やすことがあります。

切らない鼻整形のよくある質問

切らない鼻整形によくある質問と答えをまとめました。

糸による鼻中隔延長は1本だけでも変化がありますか?

まったく変化がないわけではありません。
理想の仕上がりによって必要な本数は異なります。
希望する鼻の高さによりますが、一般的には4本~8本程度使われています。

入れた糸は全て溶けるのですか?

体内で溶ける糸が残ることはあります。
溶ける糸がどれくらいの期間で溶けていくかは個人差があり、1年程度ですべて溶ける人もいれば、数年残ったままの人もいます。
また、溶けない糸を使った鼻整形の場合、糸は溶けません。

プロテ―ゼが入っている人でも切らない鼻整形は可能ですか?

すでにプロテーゼが入っている場合、切らない鼻中隔延長は向いていません。
プロテーゼと干渉しない、糸による小鼻縮小は併用できることがあります。
鼻の状態やプロテーゼの形など、現在の鼻の状態によって向き不向きがあるため、カウンセリングで医師と相談してください。

切らない鼻整形の持続期間は?

ヒアルロン酸で半年~1年半程度、糸の挿入で1年程度です。
持続期間には個人差があるため、もっと短時間で効果を感じなくなる人もいれば、長期間に渡って効果が持続する人もいます。

切らない鼻整形をすると笑えなくなりますか?

糸による小鼻縮小の場合、一時的に笑うとつっぱり感や痛みを感じたり、不自然な笑いになったりする可能性があります。
切らない小鼻縮小施術では、糸で小鼻を引っ張って縮小するためです。
ほとんどの場合、時間の経過と共に馴染んでいくため、施術後1ヶ月程度で笑っても気にならなくなっていきます。

切らない鼻整形はリスクやデメリットを理解してから!

切らない鼻整形には主にヒアルロン酸と糸を使った方法があり、メスを使わず短時間で施術できるメリットがあります。
一方で、切開する鼻整形と比べて大きな変化を感じにくく、効果の持続期間は長くても1年半程度と半永久的ではありません。
また、切らない鼻整形には術後の違和感や糸の飛び出し、感染症といったリスクも考えられます。

切らない鼻整形はメリットだけでなく、リスクやデメリットも理解した上で施術を受けるようにしましょう。
信頼できる医師がいるクリニックを選ぶことで、切らない鼻整形のリスクとデメリットは抑えられます。
アフターフォローがついた美容ヒフコ経由でのクリニック予約を活用して、自分にあったクリニックを探してみてくださいね。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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