美容コラム

エラボトックスとは

エラボトックスとは、顔のエラ部分にある咬筋（こうきん）という筋肉にボツリヌス製剤を打つ美容治療のことです。この施術により、発達しすぎた咬筋を収縮させて小顔効果を得ることができます。

エラボトックスが効果を発揮する理由は、咬筋の働きを一時的に弱めることにあります。咬筋は食べ物を噛む際に使われる筋肉で、歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は特に発達しやすく、結果としてエラが張った印象を与えてしまうのです。

ボトックス注射により筋肉の動きを抑制することで、徐々に筋肉のボリュームが減少していきます。注射だけなのでダウンタイムがほとんどなく、手軽に受けられることから、小顔治療の選択肢として人気があります。

エラボトックスについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

エラボトックスの費用相場

エラボトックス施術の費用相場は、3万円～7万円くらいが一般的です。

価格に幅があるのは主に以下のような要因が関係しています。

• 注入する単位数
• 使う薬剤の種類
• 施術を行う医師の経験や実績

多くのクリニックでは、単位数で料金設定しており、エラ部分の施術には通常片側で20〜30単位程度が必要とされています。

クリニックによって価格の設定は異なりますので、実際に施術を受ける際は複数のクリニックで見積もりを取るようにしましょう。

エラボトックスの費用に影響する要素

エラボトックスの費用は、上記で触れたように注入する単位数や使用する製剤、施術を行う医師の経験や実績によって異なります。各要素について詳しく説明していきます。

注入する単位数

エラボトックスの費用に大きな影響を与える要素は、注入する単位数です。一般的にエラ部分の施術では片側20〜30単位程度が必要とされていますが、個人のエラの発達具合や希望する効果によって必要な単位数は変わってきます。

以下にエラボトックスで一般的に使用される単位数の目安を、目的別に整理しました。

区分	使用単位数（片側）	両側合計	備考
軽め（フェイスラインをすっきりさせたい）	15〜20単位	30〜40単位	初回や筋肉があまり発達していない人向け
標準（一般的な咬筋ボリューム）	20〜25単位	40〜50単位	多くのクリニックがこの範囲で調整
しっかり（食いしばり・歯ぎしり改善も目的）	25〜30単位	50〜60単位	咬筋が発達している人や男性に多い
デザイン重視（微調整含む）	個別調整（10〜25単位／側）	–	顔の左右差や咬筋形状に合わせて調整

使用する製剤の違い

エラボトックスの費用を左右する要素の一つが、使用する製剤の違いです。注射には複数の製剤があり、それぞれ価格や特徴が異なるため、選択する製剤によって施術費用は大きく変動します。

現在日本で使用されている主なボツリヌス製剤は、アラガン社製の「ボトックスビスタ」が代表的で、安全性と効果が国内で認められた唯一の承認製剤となっています。一方、韓国製や中国製などの海外製ボトックスは未承認薬に分類され、比較的リーズナブルな価格で提供されています。代表的なものには「ボツラックス」などがあり、多くのクリニックで使用されているのが現状です。

製剤による効果の持続期間にも違いがあり、比較的低価格帯のものは持続期間が短い傾向にあります。施術を行う医師の経験や実績

美容医療の経験が豊富で、エラの筋肉や骨格を熟知している医師による施術は、自然で効果的な仕上がりが期待できるため、その分やや高額な設定になっていることが多いです。

一方、料金が安いクリニックでは、経験の浅い医師が担当する場合もあり、仕上がりにムラが出るリスクがあります。技術力と価格のバランスを見極めることが大切でしょう。

エラボトックスの費用に関する注意点

エラボトックスの費用を検討する際は、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。費用面で失敗しないクリニック選びのポイントについて詳しく説明していきます。

費用の安さだけで選ばない

エラボトックスの施術を検討する際は、料金の安さだけを基準にクリニックを選ぶのは避けるべきです。

まず、安すぎる料金設定の背景には製剤の品質に問題がある場合が考えられます。正規品ではない製剤を使用していたり、薄めて使用したりしている可能性があり、これらは効果が期待できないだけでなく、副作用のリスクも高まってしまいます。

また、経験不足の医師が施術を担当したり、カウンセリング時間を短縮したりすることで人件費を削減している場合もあるでしょう。

一方で、適正価格を設定しているクリニックでは、厚生労働省承認済みの安全な製剤を使用し、豊富な経験を持つ医師が一貫して対応してくれます。また、万が一のトラブル時にも責任を持って対応してもらえる安心感があり、長期的に見ると結果的にコストパフォーマンスが良いことが多いのです。

複数回施術を前提にした料金を考慮する

エラボトックスを検討する際に最も重要なポイントの一つが、複数回の施術を前提とした総合的な料金です。エラボトックスの効果は永続的ではなく、通常3〜6ヶ月程度で徐々に元の状態に戻ってしまうため、理想的な小顔効果を維持するには定期的な施術が必要になります。

初回料金の安さに惹かれてクリニックを選んでしまうと、継続施術の際に予想以上の費用負担になる可能性があります。例えば、初回2万円のクリニックでも、2回目以降が8万円となる場合、年間で4回施術を受けると総額26万円にもなってしまいます。

一方、初回から一律5万円のクリニックなら年間20万円で済み、結果的に6万円もお得になるのです。

また、効果の持続期間も個人差があるため、自分がどの程度の頻度で施術を受ける必要があるのかを医師と相談して把握することが大切です。咬筋の発達度合いや生活習慣によって、3ヶ月ごとの施術が必要な方もいれば、6ヶ月に1回で十分な方もいるでしょう。

1年間の総費用を試算してから複数のクリニックを比較し、長期的に通いやすい料金設定のクリニックを選ぶことで、美容への投資を無理なく続けられるでしょう。

エラボトックスにおすすめのクリニック4選

エラボトックスの施術を検討する際、安全性と効果の両方を重視したクリニック選びが何より大切になります。今回は、美容ヒフコでおすすめの5つのクリニックを厳選してご紹介します。

麻布ビューティクリニック

理想的なフェイスラインを目指すなら、経験豊富な医師による丁寧な施術が受けられる麻布ビューティクリニックがおすすめです。

在籍医師は全員、臨床経験10年以上。特に理事長の加藤医師は、アラガン社の技術指導医として全国の美容医師に注入治療をレクチャーしており、技術力・審美眼ともにトップクラス。

エラボトックスでは、咬筋の発達具合や骨格のバランスを見極め、必要最小限の量でナチュラルな小顔効果を実現してくれます。

「やりすぎたくない」「不自然な表情になりたくない」という方にこそ、安心して任せられる一院です。

麻布ビューティクリニックの基本情報

クリニック名	麻布ビューティクリニック
住所	東京都港区六本木7-8-6　AXALL　ROPPONNGI　6階
交通手段	東京メトロ日比谷線六本木駅(徒歩1分)
営業時間	月曜〜土曜　10:00〜18:00
休業日	日曜日
予約ページ	https://biyouhifuko.com/clinic/c0000219/reservation/procedure/2515/4143

ゆきスキンクリニック東池袋

ゆきスキンクリニック東池袋は皮膚科・形成外科・美容皮膚科の幅広い診療経験を持つ小林院長が、東池袋に開院した注目のクリニックです。

咬筋の発達や骨格バランスなどを丁寧に診察し、自然な仕上がりを意識したエラボトックス施術を提供しています。エラの張りやフェイスラインの悩みに加え、ニキビやしみなどの肌トラブルにも対応できる多角的なアプローチが魅力。

保険診療と自費診療の両面から提案してくれるので、美容クリニックが初めての方でも通いやすい環境です。子育て世代からの支持も厚く、“肌のホームドクター”として地域に根差した信頼の医療を届けています。

ゆきスキンクリニック東池袋の基本情報

クリニック名	麻布ビューティクリニック
住所	東京都豊島区東池袋4-21-1 アウルタワーB102
交通手段	東京メトロ有楽町線東池袋駅(徒歩1分)
営業時間	10:00〜13:00、14:30〜18:30
休業日	木曜、日曜
予約ページ	https://biyouhifuko.com/clinic/c0001045/reservation/procedure/p5/pc2

GLAMRULE CLINIC 銀座院(グラムルールクリニック銀座院)

GLAMRULE CLINIC 銀座院は、形成外科専門医である女性医師が在籍し、精緻な技術と豊富な知見を活かした美容医療を提供するクリニックです。

見た目の変化だけでなく、患者の内面に寄り添いながら“自信”と“豊かな人生”の実現をサポートすることを理念としています。

美肌・エイジングケアから注入治療まで、個々の悩みに丁寧に対応。繊細なデザインが求められるエラボトックスなどの施術でも、安心して相談できる体制が整っています。

GLAMRULE CLINIC 銀座院の基本情報

クリニック名	GLAMRULE CLINIC 銀座院(グラムルールクリニック銀座院)
住所	東京都東京都中央区銀座5-12-6 CURA GINZA 10階
交通手段	東京メトロ日比谷線東銀座駅(徒歩1分) 東京メトロ丸ノ内線銀座駅(徒歩4分)
営業時間	10:00〜18:00
休業日	日・木
予約ページ	https://biyouhifuko.com/clinic/c0001101/reservation/procedure/p16/pc1

アルテスキンクリニック（ARTE SKIN CLINIC)

アルテスキンクリニックは、「肌管理」をもっと身近に取り入れてほしいという思いから誕生した美容クリニックです。

患者一人ひとりの肌の悩みに合わせて、必要な施術を必要な分だけ提供するスタイルが特徴。無理なく継続できるリーズナブルな価格設定や、夜20時まで診療の通いやすさも魅力です。

エラボトックスなどの注入治療に関しても、過剰な提案はせず、骨格や筋肉の状態を見極めたうえで丁寧な施術を提供してくれます。過度な美容医療ではなく、自然体の美しさをサポートしたい方におすすめのクリニックです。

アルテスキンクリニックの基本情報

クリニック名	アルテスキンクリニック（ARTE SKIN CLINIC）
住所	東京都大田区蒲田5-24-4 No.R蒲田9階
交通手段	各線蒲田駅（徒歩3分）
営業時間	11:00〜20:00
休業日	不定休
予約ページ	https://biyouhifuko.com/clinic/c0001072/reservation/procedure/p10/pc2

まとめ

エラボトックスの費用相場は幅広く、使用する製剤の種類や注入単位数、医師の経験によって大きく変動します。安価なクリニックもありますが、料金の安さだけで選ぶのではなく、医師の技術力やアフターケア体制を重視することが重要でしょう。

特に重要なのは、エラボトックスは継続的な施術が前提となることです。初回の料金だけでなく、年間のトータルコストを考慮してクリニックを選択しましょう。また、極端に安い料金設定のクリニックでは、希釈倍率が高い可能性やアフターフォローが不十分な場合もあるため注意が必要です。

今回ご紹介した5つのクリニックは、それぞれ料金体系の透明性と医師の経験・実績において信頼できる施設です。まずは気になるクリニックで無料カウンセリングを受けて、ご自身の悩みや予算に合った治療プランを相談してみてください。

適切な費用相場を理解し、信頼できるクリニック選びをすることで、理想の小顔効果を安全に実現できるはずです。