赤ら顔の原因とは? フォトフェイシャルで治療はできる?
赤ら顔とは、頬や鼻、アゴなど顔の一部分に赤みがでる症状のことをいいます。この赤みは、毛細血管を流れる血液の色です。肌表面の毛細血管の拡張により、血流が増大することで赤みが強く見えるようになります。また、酒さともいわれるこの症状は、毛細血管拡張やほてり、ニキビのようなできものなどの自覚症状を伴います。
赤ら顔の原因
赤ら顔は、さまざまな原因が考えられます。例えば、肌質に合わない間違ったスキンケア、紫外線、飲酒や喫煙、ホルモンバランスの乱れ、ニキビダニなどと多く、生活習慣病や遺伝的な体質からも発症するのではないかとされています。
フォトフェイシャルで赤ら顔を治療
赤ら顔改善に効果的な治療のひとつが、フォトフェイシャルなどでお馴染みの「IPL(光治療)」です。シミやニキビ、ニキビ跡などで効果的とされるフォトフェイシャルですが、IPLの中でも使用マシンにより効果の差はありますが、赤ら顔の原因となる赤みに反応するため、改善が期待できます。
フォトフェイシャル/IPLが赤ら顔に効果的な理由
フォトフェイシャルなどのIPLは、ヘモグロビンの赤い色素に反応します。ニキビ跡の赤みや、肌の表面に見える拡張された毛細血管を破壊し、赤みの原因となる毛細血管を目立たなくします。中でも、フォトフェイシャルは、「血管専用フィルター」を用いることで肌に負担をかけることなく症状を改善します。
フォトフェイシャルで赤ら顔治療をするメリットとデメリット
レーザー治療と異なり、フォトフェイシャルは比較的肌の負担が軽いマイルドな治療法です。ダウンタイムも短く、治療後からメイクも可能な点は大きなメリットではないでしょうか。また、赤ら顔などの悩みを改善すると同時に肌のくすみも改善し、透明感のあるキメの整った肌へと導きます。
しかし、治療効果がマイルドな分、一回では赤みの改善は難しいことも。症状によっては、別の治療が適応になるケースもあります。
事前に医師に確認・相談をしてから治療に挑みましょう。
フォトフェイシャルでの赤ら顔改善に必要な回数・料金の目安
実際に、赤ら顔の改善目的でフォトフェイシャルを行う場合、必要な治療回数、料金の目安はどれくらいでしょうか。ここでは、基本的な治療回数や照射のペース、費用を解説します。
回数や照射ペースの目安
フォトフェイシャルの治療頻度は3〜4週間おきに1度のペースで、症状に合わせて5〜10回程度の照射がおすすめ。フォトフェイシャルは、5回を1クールとするクリニックが多く、治療を重ねるごとに効果を実感しやすくなります。
治療頻度:3〜4週間おきに1回を5〜10回程度
1回あたりの料金の目安
フォトフェイシャルは、クリニックの治療メニューの中でも試しやすい施術です。なかには、初回限定価格で10,000円以下で治療ができるクリニックもあります。症状や治療内容、施術者が医師なのか、看護師なのかにもよりますが、1回あたりおおよそ、10,000円から50,000円ほどが目安となります。治療頻度でも説明したように、1クールの治療がスタンダードです。コース価格にするとお得なこともありますので、肌状態をみながら検討するのもよいでしょう。
費用の目安:1回あたり10,000円〜50,000円程度
まとめ
今回は、フォトフェイシャルをはじめとした「IPL(光治療)」の赤ら顔の治療についてご紹介しました。
シミなどのさまざまな肌トラブルに効果的なフォトフェイシャルですが、赤みにも反応し、専用のフィルターなどで治療ができます。赤ら顔の症状によっては、治療回数を重ねる必要もあります。治療前には必ず医師に相談しましょう。