ゼオスキンは肝斑に効果的?
肝斑はシミと同じように、肌のメラノサイトが活性化してメラニンが多く作られることが原因で起こります。
肝斑のメラニンは、妊娠・出産やピルの服用によるホルモンバランスの乱れ、ストレス、紫外線ダメージなどによって作り出されます。
通常は肌のターンオーバーによってメラニンが排出されていきますが、加齢や肌の乾燥、紫外線などによりターンオーバーが乱れると皮膚に残り、肝斑の悪化に繋がります。
ゼオスキンはターンオーバーの促進が得意なアイテムで、続けて使うことでターンオーバーの正常化に繋がります。
過剰なメラニンが剥がれていくため、肝斑の改善が期待できるのです
さらにゼオスキンには、メラニンを生成する「メラノサイト」の働きを抑制する成分が含まれているアイテムもあり、肝斑の改善だけでなく予防ケアとしても使用できます。
ゼオスキンを使用する肝斑改善プログラムについて
近年、肝斑治療として「ゼオスキン・セラピューティックプログラム」を推奨しているクリニックが多くなっています。
しかし、セラピューティックは肌に強い赤みや皮むけが起こるプログラムです。
人前に出るお仕事やメイクができない期間を避けたい場合などは、セラピューティックではない、ターンオーバーの促進やシミの予防・改善ができる治療方法を勧められることもあります。
ゼオスキンだけを使用する方法にこだわらず、自分のライフスタイルや肌状態にあわせた治療ができるよう、肝斑治療の経験が豊富なゼオスキン取扱クリニックと医師を選ぶことが大切です。
ここでは代表的なゼオスキンの肝斑改善プログラムを紹介します。
ゼオスキン・セラピューティックによる肝斑治療
ゼオスキン・セラピューティックは、ハイドロキノン(ミラミン、ミラミックス)とレチノールの50~100倍の作用がある処方薬「トレチノイン」を組み合わせた短期集中型のプログラムです。
肝斑やシミに対して高い効果が期待できる一方で、刺激が強いトレチノインを用いることで肌の赤み、皮むけなどがほぼ100%の確率で起こります。
セラピューティックは皮むけ・赤みのダウンタイムがあっても問題がない、または広範囲の肝斑を改善したい人などにおすすめです。
ゼオスキン・セラピューティックで肝斑悪化って本当?
セラピューティックの途中で、肝斑が悪化してしまったという人も。
主な原因は、トレチノインによる「A反応」で、肌の新陳代謝が急激に活発化してかゆみや乾燥が生じること、皮むけが起こって肌のバリア機能が一時的に低下することが考えられます。
敏感になっている肌を気づかないうちにこすっていたり、紫外線によるダメージを受けたりすることで肝斑が悪化してしまうのです。
セラピューティック中の肝斑悪化を防ぐには、A反応や皮むけがある肌状態を落ち着かせる「セラミド」配合のアイテムでスキンケアしたり、紫外線対策にいつも以上のアイテムをプラスすることをおすすめします。
特にセラピューティックをしているときは、摩擦や外部からの刺激を極力減らすように心がけてください。
皮むけを避けて肝斑改善を目指したい人はゼオスキン・マイルドプログラムを
皮むけ・赤みのダウンタイムを避けながら肝斑を改善したい人におすすめなのが、ゼオスキン・マイルドプログラムです。
レチノールの中でも作用が穏やかなパルミチン酸レチノールとハイドロキノンを組み合わせた刺激の少ない方法で、ゆっくりと時間をかけて肝斑の改善を目指します。
バランサートナー、ミラミン、デイリーPDクリームが基本アイテムですが、肌の状態を見ながらスキンブライセラムをプラスしたり、治療効果を高めるためレーザー・トーニングやイオン導入などクリニックでの施術を併用したりします。
マイルドプログラムは、初めてのゼオスキンプログラムとしてももおすすめです。肌質や肝斑の状態によって使用アイテムが異なるので、クリニックで相談してからケアを始めましょう。
ゼオスキンの肝斑改善効果を高めるには内服薬を併用して
肝斑治療の基本は、トラネキサム酸などの内服薬で肌内部の炎症を落ち着かせることです。
ゼオスキンだけで治療を進めるより、内服薬を併用したほうが効果を感じやすいといわれています。
内服薬での治療は4~5週間ほどの服薬を続けると、肝斑の改善効果を実感しやすくなります。内服薬を処方されたら、忘れずに飲み続けることが大切です。
ゼオスキンの肝斑改善は治療経験が豊富な医療機関へ相談を
肝斑はシミの中でも特に改善や治療が難しく、間違った方法を選ぶとかえって悪化してしまいます。
肌をよりよい状態にするためには、ゼオスキンだけで完治を目指すよりも、さまざまな治療や施術を組み合わせた多角的なアプローチが必要です。
ゼオスキンとクリニックの治療で肝斑を改善したいときは、肝斑治療の経験が豊富なクリニックに相談して、肌と肝斑の状態にあわせた方法を選びましょう。