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おしゃれとしてタトゥーを入れたものの、就職や結婚、妊娠・出産などをきっかけにタトゥーを入れた過去を後悔し、除去したいと考えている人も少なくありません。
また、レーザー治療によるタトゥー除去を試しても、全部消すことができなかったというケースも。

この記事ではできるだけ早く、そしてきれいにタトゥーを消す方法を探している方のために、最新のピコレーザーによるタトゥー除去の特徴や効果、ほかのレーザーとの違いについて詳しく説明します。

ピコレーザーによるタトゥー除去

タトゥー・あざ除去の治療が受けられる東京都内の美容クリニック一覧

タトゥー除去方法の種類

一般的なタトゥー除去方法には、ピコーレーザー・炭酸ガス(CO2)レーザー・切除手術の3種類があります。

タトゥー除去方法①ピコレーザー

従来のレーザーは10億分の1秒(ナノ秒)単位で照射していましたが、ピコレーザーはそれよりも短い、1兆分の1秒(ピコ秒)単位でレーザーを照射できる治療機を使った方法です。
照射時間の短縮により、痛みや色素沈着といったリスクが軽減されました。

一般的なレーザーでは除去できなかった黄色や赤などのカラフルなタトゥー除去にも向いていますが、色やデザインによって完全に消せないこともあります。

タトゥー除去方法②CO2(炭酸ガス)レーザー

CO2レーザーによって皮膚を薄く削っていく方法です。
皮膚を直接削るので、皮膚の浅い部分に彫ったタトゥーであれば1回の治療でタトゥーが除去できることもありますが、削った部分はヤケド状態となります。

ヤケドでケロイドになった皮膚は少しずつ白くなっていきますが、削っていない皮膚よりも少し硬くなります。

タトゥー除去方法③切除手術

タトゥーが入った皮膚をメスなどで切り取って、周りの皮膚を縫合する方法です。

小さいタトゥーは1回で除去できますが、大きさや体の部位によっては時間をかけて数回の手術が必要で、除去した部分には傷跡やケロイドが残ることがあります。

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ピコレーザーによるタトゥー除去の特徴とは

ピコレーザーは熱ではなく衝撃波で色素を粉砕するしくみで、従来のレーザーよりも肌への負担が少ないという特徴があります。

タトゥーに使用するインク粒子の大きさはさまざま。
従来のレーザーではインク粒子を細かく粉砕して除去できず、タトゥーがまだら模様になることもありました。
一方ピコレーザーは、従来のレーザーでは除去が難しかった色素粒子を細かくより粉砕できる方法です。
従来のレーザーと比べて少ない回数での除去が可能で、黒や紺など濃い色だけでなく、黄色やオレンジ色といった明るい色のタトゥーにも対応できます。

ピコレーザーで細かく粉砕された色素は、1カ月ほどかけて少しずつ体外に排出されていきます。過去のタトゥー除去治療で取り切れなかった部分、うっすらと残っている部分の治療にも向いている方法です。

治療方法別・タトゥー除去の違いについて

ピコレーザー 炭酸ガスレーザー 切除手術
小さいタトゥー
大きいタトゥー ×
細長いタトゥー
黒・紺、青、紫、茶、緑
赤、オレンジ、黄
必要回数の目安 3〜10回 1〜5回 1〜3回
除去方法 衝撃波で色素を粉砕して排出 皮膚表面を削って除去 皮膚を切り取って除去
痛み 比較的少ない 強い 強い

ピコレーザーによるタトゥー除去1回目の効果と経過

個人差はありますが、黒や紺など黒っぽく濃い色のタトゥーは、1回目の治療後、1カ月経過した頃から薄くなったと効果を感じやすくなります。
一方、明るい色などカラフルなタトゥーの除去で効果を実感するには、複数回照射の回数を重ねる必要があります。

ピコレーザーをタトゥーに照射した後は一時的に皮膚が白っぽくなり、赤み・むくみが出やすくなりますが、半日から1日程度で落ち着いていきます。
照射の翌日からはかさぶたや水疱が生じやすく、それぞれ1週間ほどかけて落ち着いたり、自然とはがれていくでしょう。
従来のレーザーより肌への熱ダメージが少ないため、患部の回復が早くケロイド・傷跡といったリスクが軽減されているのがピコレーザーの特徴です。

ピコレーザーによる治療後は色素沈着を起こしやすいため、入念な紫外線対策を取り入れながら、かさぶたや水疱を無理矢理はがさないよう注意しましょう。
皮膚の状態などにあわせて、軟膏が処方されることもあります。その場合は医師の指示に従って、軟膏を使うようにしてください。

ピコレーザーによるタトゥー除去の痛みや回数・料金の目安について

痛みについて

ピコレーザーによるタトゥーの除去は、従来のレーザー除去よりも痛みが少ないといわれており、小さいタトゥーの場合は皮膚の冷却のみで、麻酔を使わないこともあります。
範囲が広く大きいタトゥーの場合は、主に表面麻酔を使うことが多いようです。

痛みの感じ方はタトゥーの色やインクの種類、深さ、大きさによって異なります。痛みが心配な場合は、部分麻酔や笑気麻酔が用意されているクリニックを選ぶとよいでしょう。

必要な回数について

ピコレーザーでのタトゥー除去は、1回の治療で完全にタトゥーを消すのに向いていません。
タトゥーの色・深さによりますが、ピコレーザーによるタトゥー除去までの回数は以下の通りです。

  • 薄い黒、自掘りタトゥー:1~5回程度
  • 濃い黒、カラフルなタトゥー:5~10回程度
  • 濃く盛り上がっている黒、濃くカラフルなタトゥー:10~20回
  • アートメイク:1~3回程度

料金の目安

ピコレーザーによるタトゥー除去の料金は、除去する面積によって異なります。1回あたりの料金の目安は次の通りです。

1~5㎠ 20,000~25,000円
6~10㎠ 30,000~35,000円
11~30㎠ 40,000~45,000円
31~50㎠ 50,000~55,000円
51~100㎠ 60,000~70,000円
101~150㎠ 70,000~75,000円
151~250㎠ 80,000~95,000円
251~300㎠ 100,000円前後
301~350㎠ 120,000円前後
351~400㎠ 130,000円前後
401~450㎠ 150,000円前後

ピコレーザーでタトゥーが消えない・薄くならないケース

ピコレーザーは従来の方法と比べて優れたタトゥー除去効果が期待できますが、場合によってはタトゥーが消えない、薄くならないケースもあります。

金属製以外のインクを使っている

ピコレーザーで除去できるのは、金属製のインクを使ったタトゥーだけです。
一般的なタトゥーで使われるのは金属製のインクですが、プラスチックなど金属以外の素材で作られたインクはレーザーが反応しないため、ピコレーザーによる除去が難しくなります。

ピコレーザーのパワーが不足している

さまざまなタトゥーの色素を除去できるかどうかは、ピコレーザー機器のパワーによって異なります。タトゥーの色や深さに合っていない出力のピコレーザーを照射しても、タトゥーを除去しきれないこともあるでしょう。

治療回数が足りない

皮膚深層に彫られた濃い色やカラフルなタトゥー、傷による皮膚の盛り上がりなどがあると、想定以上に治療回数が必要になることがあります。
追加で照射すればほとんどのタトゥーは除去できますが、その分料金は高くなってしまいます。

色素沈着

タトゥーではなく、レーザーの照射などによる色素沈着の場合、タトゥー除去モードでは同時に消すことができません。
タトゥーを除去してからシミ取りレーザー治療を取り入れるか、皮膚の保湿・外用薬の使用などで色素沈着を改善させるとよいでしょう。

傷の盛り上がり

ケガやタトゥー針による傷跡など、盛り上がった傷跡はピコレーザーでは除去できません。
その場合、インクの色はきれいに消えているのに、皮膚が盛り上がってタトゥーの跡が縁取りのように残ってしまいます。タトゥー除去とは別に、傷跡を除去する治療がおすすめです。

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ピコレーザーのタトゥー除去まとめ

ピコレーザーによるタトゥー除去施術について、従来の除去方法との違いや経過と効果、必要な回数、料金の目安などを紹介しました。

ピコレーザーは従来の方法よりも痛みや肌へのダメージが少なく、カラフルなタトゥーの除去にも対応できる方法です。
施術の回数や痛みは、タトゥーの状態によってそれぞれ異なります。
満足できる施術を受けるには、タトゥーと肌の状態をしっかり見抜ける医師によるカウンセリングが重要です。
安心して治療を任せられるよう、ぜひ自分にあったクリニックを選んでくださいね!

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