ポテンツァについて
ポテンツァはマイクロニードル(極細針)を皮膚に挿入し、針の先から高周波RF(ラジオ波)を照射するマイクロニードルRF治療機です。
多彩なチップのバリエーションと、肌悩みにあった薬剤を導入できる「ドラッグデリバリーシステム」によって、肝斑をはじめあらゆる肌悩みの改善が期待できます。
従来の治療機と比べてより高い効果を発揮しやすく「進化版ダーマペン」とも呼ばれるほど、近年人気急上昇中の施術です。
ポテンツァの肝斑への効果
ポテンツァには肝斑専用のチップがあります。
このチップを使い、肝斑やシミの原因となるメラニンを生成する「メラノサイト」周辺にRFを照射すると、メラノサイトの過剰な働きが抑制されます。
新しくメラニンが生成されにくくなるため、肝斑・シミの予防効果に繋がるのです。
従来のレーザー治療との大きな違いは「肝斑の根本治療が期待できる」こと。
レーザーはすでにある肝斑の色素にへ反応するのに対し、ポテンツァは肝斑の原因にアプローチできるため、メラニンが生成される過程へ直接作用します。
このため肌質を問わず、肝斑が濃くなる、もしくは白抜け(白斑)、再発といったリスクを抑えながらの治療が可能です。
日焼けが原因でレーザートーニングを断られてしまった、という人にもおすすめです。
また、ポテンツァはすでにできている肝斑のメラニン色素には直接的なアプローチが難しいため、肌表面に出ている肝斑の色素をレーザートーニングなどで改善させ、ポテンツァで再発予防をするコンビネーション治療を推奨するクリニックもあります。
ポテンツァで肝斑悪化って本当?
SNSなどの口コミで、まれに「ポテンツァで肝斑が悪化した」という情報を目にします。
このトラブルは、おそらく「肝斑モード以外のチップ」を使用したことが原因です。
肝斑治療に適さない熱や針の刺激を加えることで、肝斑悪化に繋がった可能性が高いと考えられます。
こうしたトラブルを避けるには、公式サイトなどで肝斑治療について詳しく記載されていて、肝斑やポテンツァの治療経験が豊富なクリニックを選ぶことが大切です。
ポテンツァを何回受ければ肝斑を改善できる?
ポテンツァで肝斑を改善するには、個人差がありますが2~4週間程度のペースで5~6回ほど施術を受けるよう推奨するクリニックが多くあります。
ポテンツァは1回だけでも効果を感じやすく、特に施術後1カ月くらいから肌変化が現れやすい治療法です。
しかし、肝斑の治療はある程度繰り返し施術を受けるとより効果的になります。
ポテンツァの効果はいつまで持続する?
ポテンツァの施術を受けた後は、肌内部でコラーゲンやエラスチンといった肌のハリ・弾力に深く関係する成分が生成されます。
これにより肌のターンオーバーが促され、施術後1~3カ月間は美肌効果が持続しやすくなります。
肌状態にもよりますが、繰り返し施術を受けることで美肌効果の持続期間が1年程度まで長くなった例もあるようです。
ポテンツァの肝斑治療料金の目安
ポテンツァの肝斑治療料金は、麻酔代込みで33,000~66,000円(税込)程度にしているクリニックが多いです。
施術を受ける範囲が広いほど料金は高くなりますが、頬のみ、鼻のみなど狭い範囲なら安く施術が受けられるクリニックも増えています。
ポテンツァは繰り返し受けることで、肝斑への効果が高まりやすい施術です。
根本治療を目指すためには、肝斑治療が得意かつ無理のない価格でポテンツァ施術を提供しているクリニックを選ぶとよいでしょう。
ポテンツァでの肝斑治療はこのような方におすすめ
- 肝斑の治療と再発予防を同時にしたい
- 痛みが少ない治療を選びたい
- できるだけダウンタイムが短い治療がいい
ポテンツァは従来のレーザー治療とは異なり、すでにある肝斑を治療しながら再発を防ぐことができます。
また、ポテンツァは痛みを抑えた治療が可能で、赤みや腫れなどが出ても1日程度で収まることがほとんど。
これまであらゆる治療を試したにも関わらず肝斑を繰り返してきた方や、再発を避けたい方に向いている治療といえるでしょう。
ポテンツァの肝斑治療まとめ
この記事ではポテンツァの肝斑治療について、効果や治療にかかる回数、料金の目安などを紹介しました。
ポテンツァは少ない痛みや短いダウンタイムで、今ある肝斑の改善と再発も予防できる治療方法です。また繰り返し治療を受けることでより効果を実感しやすく、狭い範囲であれば比較的安価で施術を受けられます。
肝斑の根本治療を目指すなら、ぜひポテンツァが得意なクリニックで相談してみてくださいね。