埋没後にまつ毛パーマができるのはいつから?
埋没後、まつ毛パーマをかけられるのは施術のおよそ1~2カ月後からです。施術後の状態によっては、1週間後からまつ毛パーマができるようになる場合もあります。
ただし、どんな人でも1週間~1カ月でまつ毛パーマができるわけではありません。
二重のラインが安定するまで1カ月以上かかることが多いため、少なくとも埋没法の施術からまつ毛パーマの施術までは、1カ月以上空けておくことをおすすめします。
埋没直後はまつ毛パーマを避けるべき理由
埋没法の施術直後、まつ毛パーマを避けたほうがいい主な理由は、次の2つです。
感染症のリスクが高まる
埋没直後にまつ毛パーマの施術を受けると、必要以上にまぶたに触れることになり、感染症のリスクが高まります。
埋没法で使われる糸に細菌がついていたり、傷口から細菌が入ったりすると、感染症を起こす可能性があるのです。
感染症と診断された場合、抗生剤を使用して感染を抑えます。抗生剤でも改善できないときは抜糸しなければならないため、術後のまぶたにはできるだけ触らないようにしましょう。
埋没の糸が緩む可能性がある
二重のラインが安定するまでは、埋没の糸が緩んだり取れたりしやすくなっています。埋没のダウンタイム中、目をこすらないように言われるのは、糸が緩みやすくなるからです。
まつ毛パーマの施術では、まぶたを持ち上げたりテープを貼ったりして、まぶたに負担がかかります。そのため、埋没の糸が緩んだり取れたりする確率も高くなります。
まつ毛パーマをすると埋没法が取れやすくなる?
結論から言うと、まつ毛パーマをしたからといって、埋没法が取れやすくなるわけではありません。
ダウンタイムを避け、二重のラインが落ち着いてからまつ毛パーマを受ければ、ほとんどのケースで問題はないでしょう。
ただし、以下のような人は埋没法が取れやすい傾向にあります。それぞれの埋没法が取れやすい理由とあわせて紹介します。
埋没法が取れやすい特徴 |
理由 |
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二重幅が広いデザイン |
骨格やまぶたの厚みによっては取れやすくなる |
まぶたが分厚い |
糸がまぶたを支えきれない |
まぶたに刺激を与えている |
まぶたをこする癖、アイメイク、目元のマッサージやクレンジングなどによりまぶたに負担がかかる |
埋没後に体重が大きく変化している |
体重の増減で上まぶたにある脂肪の量も増減する |
埋没法が取れやすい特徴に当てはまる場合は、二重整形の方法を変えるなど、あらかじめ医師に相談することをおすすめします。
埋没法とまつ毛パーマはどっちを先にやったほうがいい?
埋没法とまつ毛パーマ、どちらを先にやるべきか一概には言えません。
一般的に、まつ毛パーマをしてから埋没法の施術を受けても、施術の内容や二重の仕上がりには影響がありません。
ただし、埋没法でまぶたを反転させるため、まつ毛の向きや流れにばらつきが出ることがあります。
埋没法を先に受けると、その後1カ月程度はまつ毛パーマを受けられません。
状況やスケジュールを考えて、自分に合ったタイミングでそれぞれの施術を受けられるようにしましょう。
埋没法の持続期間
埋没法の持続期間は、一般的に3~10年程度といわれています。
しかし、1年で埋没が取れてしまう人もいれば、20年以上続く人、生涯続く人もいるほど、個人差が大きいのが特徴です。
埋没が取れてくる、糸が切れる前には、次のような兆候が見られることがあります。
・二重幅が狭くなる・薄くなる、三重になるなどデザインが変化した
・日によって二重が消えることがある
・まぶたが下がる、たるむ
このような兆候が現れたら、まぶたの状態を注意して観察してみましょう。
また、埋没法が取れやすい傾向にある人は、持続期間が短くなりがちです。
不安なときはクリニックに相談して、再施術・抜糸を検討してください。埋没法に保証期間を設けているクリニックもあります。
埋没後にまつ毛パーマをかける際の注意点
埋没法の施術を受けた後にまつ毛パーマをかけるときは、次のような点に注意しましょう。
埋没直後はまつ毛パーマを避ける
埋没直後にまつ毛パーマを受けると、埋没が取れやすくなったり、感染症の可能性が高くなったりします。
埋没後にまつ毛パーマをするときは、ダウンタイム中を避け、二重ラインが落ち着いて医師の許可をもらってからにしましょう。
アイリストに埋没手術を伝える
まつ毛パーマの施術をするアイリストに埋没法を受けたことを伝えておくと、まつ毛パーマの施術がスムーズです。
埋没法の施術歴を知っていると、まぶたに配慮した状態でまつ毛パーマの施術がおこなえます。心配なときは、まぶたにテープを貼らずに施術できるサロンを選んでみてください。
埋没法を長く維持するためのポイント
埋没法を長持ちさせるためには、次の3つのようなポイントに気をつけましょう。
二重幅を広くしすぎない
二重幅が広いと糸がまぶたを支えきれなくなり、埋没が取れやすくなります。二重幅を広くしすぎず、狭くすることで埋没法は長続きしやすくなります。
技術力の高い実績のある医師を選ぶ
埋没法が長持ちするかどうかは、医師の技術力にも左右されます。まぶたの厚みや骨格などを正確に把握し、その人に合った施術ができれば、埋没法の持続も長くなります。
クリニックの公式サイトで埋没法の症例を確認し、症例数が多く経験豊富な医師の施術をえらびましょう。
術後のケアを怠らない
埋没法の施術直後からダウンタイム中、二重ラインが安定する1カ月後くらいまでは、次のようなアフターケアに努めましょう。
1、入浴やサウナ、激しい運動など血流を高める行為を避ける
2、枕を高めにする、塩分を控えめにするなどむくみを抑える
3、コンタクトレンズの使用は1週間程度避ける
4、紫外線を避ける
5、長時間下を向かない
6、まぶたをこすらない
7、禁煙する
8、腫れが気になるときはまぶたを冷やす
いずれもまぶたの腫れを防ぎ、傷跡の早期回復に繋がります。このほかにも施術を受けた医師やクリニックからの注意事項を守るようにして、ダウンタイムの時間を過ごしてください。
まとめ
埋没法の施術を受けると、1カ月前後はまつ毛パーマの施術はおすすめできません。
埋没直後にまつ毛パーマをした場合、埋没が取れやすくなったり感染症にかかる可能性が高くなったりします。埋没法の施術前にまつ毛パーマをかけても問題ありませんが、埋没法の施術でまつ毛にばらつきがでる可能性があります。
埋没法とまつ毛パーマのどちらを先に受けるかは、自分のスケジュールをよく考えて選びましょう。