まぶたがくぼむと、くぼんだ部分が影になって、目元が暗く、どんよりと見えます。周りからは疲れて見えたり、不幸そうに見えたり…。でも何より損なのは、老けて見えてしまうことです。「まぶたのくぼみ」、改善のためにはどんな方法があるのでしょうか…

「まぶたのくぼみでお悩みの方に 美容クリニックの注入療法をご紹介」

目元は、顔全体の印象を左右する、顔の中でも大事な部分ですね。でも、自分の目元にコンプレックスをお持ちの方も多いのでは?

「パッチリ二重に」「もっと大きく」「涙袋が欲しい」お悩みは人それぞれだと思いますが、年齢を重ねると増えてくるのが、「まぶたがくぼんだ」というお悩みです。

まぶたがくぼむと、くぼんだ部分が影になって、目元が暗く、どんよりと見えます。周りからは疲れて見えたり、不幸そうに見えたり…。でも何より損なのは、老けて見えてしまうことです。

「まぶたのくぼみ」、改善のためにはどんな方法があるのでしょうか…

なぜまぶたがくぼむのか?

「まぶたのくぼみ」がお悩みというのは、ある程度年齢を重ねた方に多いようです。まぶたのくぼみは、どういったことが原因になっているのでしょうか?

眼輪筋の衰え

まぶたには、目の周りをドーナツ状に囲っている眼輪筋(がんりんきん)があります。加齢によってこの眼輪筋が衰えて薄くなった分だけ、まぶたは奥に落ちくぼみます

脂肪・コラーゲンの減少

頭蓋骨の目の部分は、「眼窩(がんか)」と呼ばれる穴になっています。ここに入っている眼球を、包んで支えているのが「眼窩脂肪」です。

眼窩脂肪は加齢に伴って減少します。すると、中綿のへたったクッションのように、眼球周りのボリュームがなくなって、まぶたがくぼみます

また、加齢によってまぶたのコラーゲンも減少します。まぶたにハリがなくなってしぼんだようになり、くぼんで見えるようになります

加齢による顔面骨の萎縮

加齢によって女性ホルモンが減少すると、それに伴って骨量が減るということが知られています。頭蓋骨・顔面骨も例外ではなく、萎縮して上の図のような変化が起きることがわかってきました。

眼窩が拡大すると、眼球や眼窩脂肪が陥没して、まぶたのくぼみを作ります。

眼瞼下垂

上まぶたを引き上げる役割のある「眼瞼挙筋腱膜(がんけんきょきんけんまく)」がゆるんで伸びることで発生するのが、上まぶたがたるむ「眼瞼下垂」です。眼瞼下垂が進行すると、まぶたの脂肪がまぶたの奥に引き込まれて、くぼみ目になります。

まぶたのくぼみは、これらの要因が複合的に表れた結果です。自分の場合はどのケースなのか?を自己判断はできませんし、残念ながらセルフケアでの改善も難しいのが現実です。特に、眼瞼下垂が原因の一つである場合には、手術での治療が必要になります。

くぼみ解消にはクリニックの注入療法

くぼみ解消にはクリニックの注入療法

セルフケアは難しいまぶたのくぼみ。お悩みの解消には、クリニックに相談するのが一番でしょう。

クリニックでの治療は、くぼみの程度によって適したフィラー(充填剤)を注入する方法が一般的です。

 

PRP
(多血小板血漿)

ヒアルロン酸

マイクロCRF
(コンデンスリッチファット)

くぼみの程度

軽度
(うっすらとくぼんで見える)

軽~中度

中~重度
(目の上の骨が浮き出ている)

施術内容

自身の血液から作成したPRPを注入する。
繊維芽細胞を活性化。コラーゲンが増加して、肌のハリがよみがえる。

凹んだ部分にヒアルロン酸製剤を注入する。

目元の小じわ改善も。

自身の脂肪から抽出したCRFを細かく砕いてジェル状にし、注入する。
注入による直接的なくぼみ改善に加え、幹細胞の働きによるハリ改善も。

効果の持続期間

半年〜1年程度

6~12ヵ月

半永久的

メリット

仕上がりがきれい

即効性があり手軽

生着した脂肪は半永久的に残る

デメリット

採血~PRP作成に時間がかかる。

 

PRPの質が体調や年齢などによって安定せず、効果にばらつきがあることも

体に吸収されやすく、持続期間が短い。

 

脂肪採取~マイクロCRF作成に時間がかかる。

高額。

術後のダウンタイムがある(腫れ等)

費用の目安

120,000~300,000

30,000~100,000

350,000~500,000

PRP

自身の血液から血小板を抽出・濃縮したPRP(多血小板血漿)を、まぶたに注入します。PRPを肌に投与すると、真皮成分を作り出す線維芽細胞が刺激されて活性化し、コラーゲンやエラスチンなど肌の組織そのものが3ヵ月ほどかけて徐々に増加すると言われています。

肌の再生力を利用して徐々にくぼみを改善するので、即効性の面では他の施術に劣りますが、肌になじみやすく仕上がりが自然です。周囲に気づかれることなく効果を得られるのもうれしいポイントです。

採血から、PRPを作成、注入が終わるまで、1〜2時間ほどかかると言われています。

ヒアルロン酸

高い保水力が特徴のヒアルロン酸を用いた充填剤を注入して、まぶたのくぼみを内側からボリュームアップします。
ヒアルロン酸製剤は、治療目的によって濃度や粘度の異なる多くの種類があります。まぶたへの注入には、粒子が細かく、やわらかい製剤が使用されることが多いようです。やわらかいと体に吸収されやすくなるため、効果の持続は6ヵ月~1年と短めだと言われています。

注入してすぐにくぼみ改善効果が得られる即効性があるとされています。約10分の短時間で施術が受けられる手軽さも、うれしいポイントです。

下まぶたに注入した場合、皮膚の表面からヒアルロン酸が青白く透けて見えてしまう「チンダル現象」が起こることがあります。注入した場所が浅すぎた場合や、粒子の大きいヒアルロン酸を使用した場合に起こる現象ですが、この様になってしまった場合は、ヒアルロン酸分解酵素(ヒアルロニダーゼ)を使用して注入したヒアルロン酸を溶解・排出することで修正することができるとされています。

マイクロCRF(脂肪注入)

自身のお腹や太ももから吸引した脂肪を遠心分離機にかけ、不活性化している細胞や老化した細胞といった不純物を取り除いた良質の脂肪細胞のみを抽したものとなります。これを専用の装置にかけることで、大きい脂肪を細かく粉砕し、微細な脂肪細胞を濃縮して抽出したものを「マイクロCRF(コンデンスリッチファット)」と呼びます。このマイクロCRFをまぶたのくぼみに注入することで、くぼみを改善へと導きます。

元々が自分の脂肪細胞であり、さらに純度の高い脂肪のみを抽出しているマイクロCRFは、通常の脂肪注入と比較すると生着率が高く、術後6070%が生着するといわれています。ヒアルロン酸とは違って体内に吸収されることがなく、一度生着した脂肪は半永久的にその部位に残り続けるため、持続期間の長さがメリットとも言われています。

マイクロCRFには、血液細胞や肌細胞の元となる幹細胞や、細胞を活性化する成長因子も豊富に含まれていると言われており、これらの働きで肌組織が活性化するため、ハリや肌質の改善効果も期待できます。

脂肪採取から、マイクロCRF作成、注入まで、2時間ほどかかります。

脂肪を採取した場所が筋肉痛のように痛む場合があります。また、注入後は個人差はあるもののひどい腫れが1週間程度続くこともあると言われています。ダウンタイムを考えて施術の日程を組むのが良いでしょう。

まぶたのくぼみ治療 注意点

まぶたのくぼみ治療 注意点

三種類の注入療法についてご紹介しました。

いずれの場合も、皮膚の薄いまぶたへの施術は、内出血や腫れが出やすくなります。特にマイクロCRFの場合に腫れが顕著になるようですが、それでも1週間程度で落ち着きます。

まぶたは、施術する医師の知識や技術、センスによって、仕上がりに差が出る部位です。また、顔の中でも特にデリケートな部分です。顔の印象を左右する重要なパーツでもあります。経験と技術のある医師による施術が不可欠だと言えるでしょう。

ヒアルロン酸の場合は、各製剤メーカーが独自に注入指導医や認定医などの制度を設けています。PRPには厚生労働省による再生医療等提供機関の届け出制度、マイクロCRFには日本医療脂肪幹細胞研究会(CRF協会)による認定制度があります。そういった資格・認定を得ているかどうかも、クリニック・医師選びの参考にすると良いかもしれません。

まとめ

見た目年齢を左右する、まぶたのくぼみ。セルフケアの難しいお悩みは、美容のプロに相談するのが一番です。

症状が重くなるほど、治療は大掛かりになりますから、早め早めに手を打ちたいものですね。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

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