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審美歯科はホワイトニング、矯正歯科はマウスピース矯正に高い関心 女性は矯正で自己肯定感も重視 矢野経済研究所が調査

カレンダー2026.4.25 フォルダー 国内
審美歯科や矯正歯科の人気施術とは?画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

審美歯科や矯正歯科の人気施術とは?画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

 審美歯科や矯正歯科で、消費者がどの治療に関心を寄せているのかが示された。

 審美歯科ではホワイトニング、矯正歯科ではマウスピース矯正への関心が高いことが分かった。

 矢野経済研究所が2026年4月に消費者アンケート調査の結果を公表した。

ホワイトニングとマウスピース矯正の関心高い

  • 審美歯科はホワイトニング→ 興味層、経験層ともにホワイトニングへの関心が最も高かった。
  • 矯正歯科はマウスピースに関心→ 興味層ではマウスピース矯正が最多だった。
  • 実際の治療とは差→ 経験層では表側ワイヤーでの全体矯正が最も多く、関心と実施内容に違いが見られた。
審美歯科では、ホワイトニングが注目される。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

審美歯科では、ホワイトニングが注目される。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

 調査は、2026年2月に実施された。

 審美歯科については全国在住の20代〜60代の男女500人、矯正歯科については全国在住の10代〜50代の男女400人を対象に、興味のある治療内容や実際に行った治療内容、治療に興味を持った理由などを聞いている。事前調査で治療経験がある人を「経験層」、経験はないが興味や検討意向がある人を「興味層」として分けている。

 審美歯科では、興味層で最も多かったのが「ホワイトニング」で66.8%だった。続いて「オールセラミッククラウン」が14.0%だった。経験層でも実際に受けた治療の1位は「ホワイトニング」で52.8%、2位は「オールセラミッククラウン」で27.6%となっており、審美歯科ではホワイトニングへの関心の強さが際立った。

 矯正歯科では、興味層で「マウスピース矯正」が45.0%と最も高かった。一方で、経験層が実際に受けた治療では「表側ワイヤーでの全体矯正」が42.0%で1位、「マウスピース矯正」は32.5%で2位だった。

 矢野経済研究所は、興味のある治療と実際に選ばれた治療には違いがあることが示されたとしている。

女性は見た目に加え、自己肯定感も重視

矯正歯科では、マウスピース矯正への関心が高い。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

矯正歯科では、マウスピース矯正への関心が高い。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

  • 見た目改善が主な理由→ 審美歯科、矯正歯科ともに、歯並びや歯の色などの見た目改善が大きな動機だった。
  • 機能改善も重要→ かみ合わせや歯の欠損など、機能面の改善を目的とする人も一定数いた。
  • 自己肯定感も動機に→ 女性では、矯正歯科で自己肯定感を高めたいという理由が男性より高かった。

 治療に興味を持った理由や実際に治療を行った理由を見ると、審美歯科では全体で「歯並びや歯の色、形などの見た目を改善したいため」が61.2%で最も高く、次いで「歯の欠損や割れ、かみ合わせなどの機能的な問題を解決したいため」が25.6%だった。女性では「見た目を改善したいため」が67.2%で、男性の55.2%より10ポイント以上高く、口元の見た目改善への関心の強さがうかがえた。

 矯正歯科でも、全体では「歯並びを改善したいため」が69.3%で最も高く、「かみ合わせなどの機能的な問題を解決したいため」が28.5%で続いた。ただ、女性では「自己肯定感を高めたいため」が19.5%で3位に入り、男性の12.0%より7.5ポイント高かった。

 矢野経済研究所は、女性の方が、矯正歯科治療に関心を持つ理由や治療を受ける理由として、自己肯定感を重視する傾向が強いと見ている。

 治療の動機には機能改善だけでなく、見た目や自己肯定感といった心理的な要素も入り込んでおり、審美歯科や矯正歯科の需要を考える上で、こうした背景は今後さらに重要になりそうだ。

参考文献

審美歯科では「ホワイトニング」、矯正歯科では「マウスピース矯正」が最も興味のある治療という回答に
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/4063

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Author

ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表 獣医師/ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。

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