美容医療向けに美白とシワ改善の化粧品、ポーラメディカルが2024年1月に、ドクターズコスメに動き
ポイント
- ポーラメディカルが医療機関向けの化粧品を2024年1月に発売する
- 美白とシワ改善の効果を目的として2つの製品を初回のラインナップとする
- 化粧品メーカーが医療機関と協力する動きを増やしている
ポーラ・オルビスホールディングスが10月に設立した新会社であるポーラメディカルが2024年1月から、クリニック向けの化粧品を発売すると発表した。
美白とシワ改善の製品を投入
ポーラ・オルビスホールディングスは、医療分野の研究に継続的に取り組み、グループのポーラ化成工業は定期的に研究成果を発表している。10月設立のポーラメディカルも、ポーラ化成工業と共に、連携するクリニックと協力して新製品の開発を進める計画を進めている。設立時の発表によると、メディカルコスメのほか、アートメイクなどの新しい製品を投入すると説明している。
そうした中で、最新の動きとして、「POLA Medical Experiences(P-MedX)」という医療機関向けサービスの一環として、メディカルコスメシリーズ「Dive(ダイヴ)」を24年1月1日に発売することが発表された。このシリーズは、美容医療を受けた人を対象として、「ありたい美しさは、自分で選べる。」というメッセージがコンセプトになっている。
初回のラインナップには、美白を目的とした「ダイヴブライトセラム」とシワ改善の「ダイヴサインズセラム」が含まれる。これらの製品の開発には、専門医と協力するTomorrow Medicalと、アートを強みとするHeArtとの協業が行われる。
化粧品メーカーが医療機関が協力
ヒフコNEWSで伝えているが、化粧品メーカーが医療機関との連携を強めている。資生堂は中国の医療機関と連携するほか、ロート製薬は藤田医科大学と連携している。ポーラ化成工業も獨協医科大学と共同研究を進めている。
また、矢野経済研究所によると、国内の美容医療の市場は約4000億円で拡大傾向にある中で、ドクターズコスメの取扱いを強化する医療機関が増加。今後、大手の化粧品メーカーが開発した製品がクリニックでの展開を増やしていくことが想定される。
参考文献
ポーラメディカル、メディカルコスメブランド「Dive」を上市
https://polamed.co.jp/news/news-73/
ポーラ・オルビス、美容医療市場に新規参入、リンクルショット開発者、末延則子氏が率いる
https://biyouhifuko.com/news/japan/3718/
ポーラ化成工業、獨協医科大学と皮膚浸透性の共同研究を開始 化粧品成分の皮膚内分布を把握し安全で効果的な化粧品の開発に弾み
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20231030.pdf
学校法人藤田学園とロート製薬株式会社が合弁会社設立、リアルワールドデータ事業に参入
https://www.rohto.co.jp/news/release/2023/0510_01/
藤田医科大学が東京で若返り治療、10月に先端医療研究センター始動、美容医療の展開も視野に
https://biyouhifuko.com/news/japan/3548/
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