「銀座カラー」「C3」被害者救済、医療脱毛でも動き
ポイント
- 銀座カラーやC3経営破たんの被害者を対象に医療脱毛が救済メニューを提供
- 全国展開する共立美容外科では、医療脱毛を80%の割引で提供すると発表
- このほかにも被害者を対象に医療脱毛を50%割引で提供する動きなどがある
2023年12月に経営破たんした脱毛エステ「銀座カラー」や9月に経営破たんしたエステ脱毛「C3(シースリー)」の被害者を救済する動きが、医療脱毛クリニックにも広がっている。
医療脱毛を最大80%の割引で
24年1月15日、全国に医院を展開している共立美容外科が、銀座カラーとシースリーの利用者で、経営破たんにより施術が受けられなくなった人たちを対象として、医療脱毛の施術料金の最大80%割引して提供すると発表した。
その要点は次の通り。
- 特別な脱毛プランの提供 → 共立美容外科は、経営破たんした大手脱毛サロン「銀座カラー」と「シースリー」の会員約14万人に対して、医療脱毛を通常価格から最大80%オフで提供する「脱毛トラブル応援プラン」を、2024年1月15日から2月29日まで限定で行う。
- 共立美容外科理事長のコメント → 理事長の久次米秋人氏は、「お客様の希望や悩みを解決することを最優先し、お客様の期待を裏切らない美容医療を提供し続けてまいりました」と語り、今回の特別プランは脱毛サロンの被害者を「脱毛サービスを提供する者として何とかしてあげたいと思い」提供を決めたという。
- プランの詳細 → このプランでは、11種類の医療脱毛メニューから選べ、1回から6回までの施術回数を選べる。
- 申し込み方法と条件 → 申し込むには、共立美容外科の公式HPからカウンセリング予約をして、相談内容欄に「脱毛トラブル応援プラン希望」と記入。来院時には銀座カラーやシースリーの会員証明が必要。
ウルフクリニック救済の医院も
このほかクリニックゼロプラス(東京都新宿区)も、脱毛メニューを50%割引することを公表している。平日のみ案内する内容で、24年6月まで、都度払い限定としている。同医院は、23年春に男性専門医療脱毛ウルフクリニックが突然閉鎖されたときにも救済メニューを提供していた。
さらに、大阪グランドクリニック(大阪北区)、関東に医院を展開するゆうスキンクリニックも、銀座カラー被害者を対象に5000円割引のメニュー提供を公表している。
昨年以来、脱毛医院に関連したトラブルが何度も報告されてきた。厳しい目が注がれている脱毛業界の信頼回復にとっても被害者救済の動きは重要といえるだろう。
参考文献
医療レーザー脱毛(共立美容外科)
https://www.kyoritsu-biyo.com/shinryou/laser/
X(クリニックゼロプラス)
https://twitter.com/clinic_zeroplus/status/1737786369853071806
X(大阪グランドクリニック)
https://twitter.com/OGC_grandclinic/status/1736650778964902257
ゆうスキンクリニック
https://yubt.net/campaign/13207.html
大手脱毛サロン「C3(シースリー)」運営会社が破産、約4万6000人に影響、クレジット返金など利用者の対応要する状況も見込まれる
https://biyouhifuko.com/news/japan/3518/
エステ脱毛「銀座カラー」運営会社が破産、サロンホームページつながらず、クレジット払い返金されるケースも
https://biyouhifuko.com/news/japan/4796/
男性専門医療脱毛ウルフクリニック閉鎖で、救済の動きが広がる
https://biyouhifuko.com/news/japan/1330/
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