
韓国で公表された「優良観光医療機関」のリリース。(出典/韓国法務省入国管理局)
日本から海外に渡航して医療を受けるメディカルツーリズムは依然として注目されている。中でも人気の渡航先は韓国だが、韓国法務省入国管理局が優良観光医療機関を公表しており、参考になる。
ここでは美容医療関連の医療機関13施設を抜き出して紹介する。
外国人誘致医療機関認証の施設も含まれる
韓国法務省入国管理局が2024年優良観光医療機関として公表した医療機関は次の通り。番号は同局が付けている番号通り。優劣の順番ではないと見られる。
番号 | 医療機関名 |
---|---|
12 | JK美容外科 |
19 | シーズ美容外科 |
21 | ナナ美容外科 |
24 | 清潭女神美容外科 |
26 | ドリーム美容外科 |
27 | ルビー美容外科 |
30 | トックス&フィル |
31 | ドクタープティ医院 |
32 | リエンジャン医院 明洞店 |
33 | リエンジャン医院 弘大店 |
34 | キム・ヒョンジンベーシック美容外科 |
36 | エイトップ美容外科 |
38 | ビュー美容外科 |
JK美容外科は、韓国保健産業振興院による外国人誘致医療機関認証の対象にもなっている。参考文献の欄にそれぞれの医療機関のリンクも記載した。
韓国で評価された医療機関を知る参考に

韓国ソウル市の明洞。(写真/Adobe Stock)
- 優良観光医療機関の指定条件→ 医療機関情報の適切な更新、高額手数料の禁止、個人情報の漏洩禁止などのルールが適用される。
- 利用者のメリット→ ビザ申請がオンラインで完結可能。ただし、日本人は韓国にビザなしで訪問できるため、手続き上の大きな利点はない。
- 指定の意義→ 韓国で評価された医療機関を知るための参考として活用するのが適切。
入国管理局の説明によると、優良観光医療機関に指定された場合には、医療機関の情報の更新を適切に行うことが求められるほか、高額の手数料を取ることが禁止されたり、個人情報の漏洩を禁止したりするといったルールがある。
また利用者にとってはビザ申請をオンライン完結できるなどメリットがあるが、日本人は韓国にはビザなしで訪問できるなどの点から手続き上のメリットはない。
あくまでこの指定は、韓国で評価された医療機関を知るための参考として受け取ると良いのだろう。