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美しい目元をキープ、米国形成外科学会が伝える老化の8つのサインと対策

カレンダー2023.7.13 フォルダー 海外

ポイント

  • 目の周りは皮膚が薄くデリケートなため、老化のサインが出やすい
  • 小ジワや目元の笑いジワ、目の下のふくらみ、クマ、肌のたるみなどのサインに気を付けるのが大切
  • 若さを保つための予防法としてアイクリーム、睡眠、日焼け止め、保湿などが考えられる
気になる目元。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

気になる目元。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

 目の周りのシワやたるみなどは悩みのタネ。2023年7月、米国形成外科学会が目元の老化のサインと、対処について簡単にまとめている。

目元の老化はなぜ起こる?

目元の変化。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

目元の変化。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

 学会によると、年を取るごとに、老化は特に目の周りに現れやすくなる。目元は皮膚が薄くデリケートであるために、老化のサインが出やすいという。学会では次の通り特徴を挙げて説明している。

項目 要因
小ジワ コラーゲンやエラスチンの減少に加え、繰り返される表情によって、小じわが目立つようになる
目元の笑いジワ「カラスの足跡」 目尻にできるシワで、表情の変化、日焼け、喫煙など様々な要因でできる
目の下のふくらみ 目の下の脂肪の動きや体液の蓄積によりできる
クマ 遺伝的特徴、睡眠不足、脱水、皮膚が薄くなるなどの要因により目立ちやすくなる
皮膚のたるみ 皮膚の弾力性の低下、重力の影響、表情の変化などにより、目の周りの皮膚がたるんでくる
乾燥 加齢により皮脂の分泌が減少し、乾燥、かさつき、かゆみ、肌荒れなどの症状が現れる
シミ 日焼けは色素産生を促し、シミの形成につながる
目の腫れ 体液の蓄積、アレルギー、加齢による脂肪の減少などにより、目が腫れぼったくなることがある

目元の若さを保つには

目元のケアは重要。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

目元のケアは重要。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

 米国形成外科学会は、目の周りの若さを保つ方法として、治療面では眼瞼形成術(まぶたの手術)が有効と説明する。これ以外に次のように予防法を推奨する。

 それは、アイクリームの使用、デジタル画面を眺める時間を最小限にすること、十分な睡眠を確保すること、フェイシャルマッサージを行うことなどの老化が現れる前からのケア。

 老化の兆候を防ぎ、影響を軽くするためには、皮膚の保護も重要だと強調している。日焼けによるダメージから肌を守り、肌に合った保湿剤を使うこと。

 一度老化してしまった目元を元に戻せるかについては、大丈夫と指摘。市販の製品で対応できるほか、美容外科の利用も検討対象という。人のニーズに合った対策を取るには医師に相談するのが重要という。

 このアドバイスは米国発のものだが、日本でも参考になりそうだ。

参考文献

目元の若返りのためのPRP治療、有効性、満足度、副作用はどうなっている?
https://biyouhifuko.com/news/research/397/

目元の若返りのためのPRP治療、有効性、満足度、副作用はどうなっている?
https://biyouhifuko.com/news/research/397/

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Author

ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表 獣医師/ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。

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