ポテンツァとダーマペンの違いは?
それぞれの違いを知り、自分の肌にどちらが適しているか決めていきましょう。
ポテンツァとダーマペンの基本的な施術の違い
どちらの施術も髪の毛より細い針(マイクロニードル)を使って肌表面に微小な穴をあけて、創傷治癒力を活用し、肌の生まれ変わりを促す治療法です。
2つの施術の違いは、「RF(ラジオ波)の照射の有無」と「薬剤導入方法」にあります。
- ダーマペンはマイクロニードルで肌へ穴をあけてから、手で薬剤を塗布する施術
- ポテンツァはマイクロニードルで肌へ穴をあける+RF照射+薬剤導入が同時にできる
ダーマペンは施術時の出血により薬剤が流れ出てしまうリスクがありますが、ポテンツァはRFによる止血作用があるため、薬剤を狙った層へしっかり導入できます。
さらに、ポテンツァは「ドラッグデリバリーシステム」により薬剤を肌の奥まで均一に浸透させることが可能です。治療目的に合わせて針のチップが選べるので、赤ら顔や肝斑などさまざまな肌悩みに対応できます。
ポテンツァとダーマペンの対応できる肌悩みの違い
それぞれ対応できる肌トラブルは以下の通りです。
【ダーマペン】
キメ、毛穴、ニキビ、ニキビ跡、クレーター、小ジワ
【ポテンツァ】
キメ、毛穴、ニキビ、ニキビ跡(深い凹凸改善にも)、クレーター、小ジワ、たるみ、肝斑、赤み、赤ら顔、酒さ
ポテンツァの方がダーマペンよりも幅広い悩みに対応できます。
ポテンツァとダーマペンの施術間隔の違い
施術間隔は肌状態などにより異なりますが、ぜひ参考にしてください。
【ダーマペン】
- 3〜4週間に1回(傷跡や妊娠線などの治療や、マッサージピールを併用する「ヴェルヴェットスキン」は6〜8週間に1回が目安)
【ポテンツァ】
- ニキビ跡治療:2〜3ヶ月に1回
- たるみ・美肌治療:1~2ヶ月に1回
- 肝斑治療:2~4週間に1回
ポテンツァとダーマペンの施術回数の違い
施術回数は肌状態や治療目的により差があるので、あくまでも目安にしましょう。
【ダーマペン】
- 3〜10回
【ポテンツァ】
- ニキビ跡治療:浅いニキビ跡は3〜5回、深いニキビ跡は5〜10回
- たるみ・美肌治療:3~5回
- 肝斑治療:3~5回
ポテンツァとダーマペンの料金の違い
それぞれの料金は治療目的やクリニックにより異なります。目安として参考にしてみてください。
【ダーマペン】
- 1回あたり15,000~60,000円程度
【ポテンツァ】
- 1回あたり40,000〜130,000円程度
ポテンツァとダーマペンの併用薬剤の違い
それぞれの施術で使用できる薬剤の特徴を紹介します。
【ダーマペンの併用薬剤】
製剤名 | 効果 |
ウーバーピール | ダーマペンとの併用専用のピーリング剤。ニキビ・ニキビ跡・シワ・色素沈着を改善したい方におすすめ。 |
ハイラアクティブ | ダーマペンとの併用では基本になる薬剤。 ヒアルロン酸が豊富に配合されているため保湿性が高い。 炎症を抑える効果もあるので、術後の赤みを抑えたい方にも向いている。 |
ブライトライト | 高い美白効果が期待できる。 メラニンの生成を阻害する働きのある成分を配合し、シミやそばかす、肝斑などの改善効果に期待。 肌を全体的にトーンアップしたい方におすすめ。 |
アンチオキシダントカクテル | 肌を活性酸素から守るビタミンB3、Cなどが配合されているため、キメを整えエイジングケアをしたい方におすすめ。 肌を活性化し健やかな肌へと導く。 |
ビタミンリッチリペア | レチノールやビタミンEを豊富に配合。 繊維芽細胞を活性化しコラーゲンやエラスチンの産生を促するため、肌のハリ・弾力を高める効果を求める方におすすめ。 |
【ポテンツァの併用薬剤】
製剤名 | 効果 |
マックーム | ポテンツァ用に開発された薬剤。 「PLLA(ポリ乳酸)」が主な成分。 コラーゲン増生効果が高く、凹凸のあるクレーター状のニキビ跡や毛穴の開きなどに向いている。 |
サイトケア532(シャネルプラス注射) | 50種類もの美肌成分を配合。肌に潤いを与え、コラーゲン生成を促す。 小ジワや乾燥が気になる方におすすめ。 |
BENEV(ベネブ) | 肌細胞の働きを活性化する成長因子。ターンオーバーの促進が期待できる。 肌にハリがほしい、毛穴が気になる方に向いている。ボトックス |
ボトックス | ボツリヌストキシン配合。 過剰な皮脂を抑え、自然なハリと引き締め効果がある。テカリを抑えたい方、ニキビをできにくくしたい方におすすめ。 |
ポテンツァとダーマペンのダウンタイム・副作用の違い
どちらの施術も赤みや腫れ、ツッパリ感などがあります。
ダーマペンのダウンタイムは、2日〜7日間程度が目安です。
ポテンツァは、施術当日〜2日程度で落ち着く場合がほとんどですが、肌表面のかさつきは1週間程度続くことも。
ダウンタイムをできるだけ抑えたいなら、ポテンツァがおすすめです。
ポテンツァのRF照射は止血作用があるため、赤みやかさぶた、内出血といったメイクで隠しにくいダウンタイムを最小限にできます。
ポテンツァ・ダーマペン・フラクショナルレーザーの違いは?
どの施術も、特にクレータータイプのニキビ跡や毛穴といった、肌の凹凸改善効果が期待できます。
大きな違いは施術方法とダウンタイム。
ポテンツァとダーマペンは、極細針を使用して肌に微細な穴をあけますが、フラクショナルレーザーは、レーザー(熱エネルギー)を細かな点状に照射して肌に小さな穴をあける施術です。
フラクショナルレーザーの施術後は、表皮〜真皮にかけて熱エネルギーが加わることにより赤みやかさぶた、痛みが長引きやすく、色素沈着の可能性がありますが、ポテンツァは真皮にのみ熱を加えるため、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
ポテンツァとダーマペンのどっちを選べばいい?
結論として、どちらの治療を選べばいいかは、以下のように求める効果や治療目的などにより異なります。
【ダーマペンがおすすめの方】
- できるだけ安く施術を受けたい ニキビ跡・毛穴をコツコツ治療したい方
【ポテンツァがおすすめの方】
- できるだけ短期間に肌質改善をしたい
- 深いニキビ跡や凹凸のあるクレーターが気になる
- 肝斑の根本的な治療をしたい
- ダーマペン、フラクショナルレーザーなどの治療を受けたが、肌の凹凸改善効果に満足できなかった方
ポテンツァはダーマペンよりも肌内部へのアプローチ力が高く、幅広い肌トラブルの改善を期待できます。気になる方はクリニックで相談しましょう。
美容ヒフコがおすすめするダーマペンを行っているクリニックはこちら↓
美容ヒフコがおすすめするポテンツァを行っているクリニックはこちら↓
ポテンツァとダーマペンの違いを知って美肌を叶えよう
ポテンツァとダーマペンの特徴には違いがあります。費用や治療で得たい結果などを考慮し、最適なものを選んでいきましょう。
また、肌状態やお悩みに合った治療や薬剤を選ぶには、医師のカウンセリングが大切です。
肌悩みに合う美容医療で肌の可能性を最大限に引き出していきましょう。