レーザーのスポット治療とは?
レーザーのスポット治療とは、ピンポイントでシミの部分に強力なレーザーを照射し、シミの除去を目指す治療です。
弱めの出力で徐々にシミを目立たなくする レーザートーニングや、顔全体に光を当てて美白へと導くフォトフェイシャル等とは異なり、「シミを消す」ことを目的とした治療法です。
レーザースポット治療のメリット
- 取りたいシミを狙って除去できる
- アザやタトゥーにも効果的
- 個数や大きさによっては安く治療ができる
- 治療にかかる時間が短い
レーザースポット治療のデメリット
- ダウンタイムがある(テープ保護やかさぶた等)
- 炎症後色素沈着(戻りジミ)のリスクが高い
- 肝斑を悪化させてしまう
- スポット照射するので全体的な美肌効果はない
レーザーの効果はどれも同じ?
美容医療のレーザー効果はどれも同じではありません。次の3つの要素で大きく変化します。
①波長
②パルス幅
③エネルギー量
波長、パルス幅、エネルギー量について詳しくみていきましょう!
レーザーの「波長」とは?
「波長」はレーザーの効果を決める上で最も大切な要素です。
レーザー光は「波長」によって吸収されやすい色が変わります。レーザーがターゲットとする色は、メラニン色素(黒茶)とヘモグロビン(赤)です。
中でもシミ取りに使用されるのは、メラニン色素への吸収が高い波長のレーザーです 。
KTPレーザー
YAGの半波長と言われるメラニン色素への吸収が最も高いレーザー
ルビーレーザー
メラニン吸収が高く赤への吸収が低いのでキレが良い
アレキサンドライトレーザー
主に脱毛に使われるがシミ治療で用いられることも
Nd:YAGレーザー
メラニン吸収は低いが深く入るのでシミ治療の定番となっている
レーザーの「パルス幅」とは?
「パルス幅」とはレーザー1発の照射時間のことをさします。レーザーの種類によってパルス幅は異なり、ダウンタイムの大小やどんなシミの種類に効果的なのか等、それぞれ特徴が異なります。
「波長」&「パルス幅」、それぞれ適切な「エネルギー量」で治療して、シミを狙い打ちするのがレーザーの基本です。
あなたのシミにどんなレーザーが効くのか?見極めるのは美容皮膚科医の腕の見せ所です。シミ取りが得意な人気クリニックを選び、長年の悩みにサヨナラしましょう。