美白やシミケア成分として人気! ハイドロキノンの効果を解説
ハイドロキノンは、シミやニキビ跡の原因となるメラニン色素の生成を抑え、美白効果が期待できる成分です。
また、肝斑や傷・虫刺されの跡といった色素沈着の改善にも効果があるといわれています。
現在、厚生労働省が美白有効成分として認可しているは成分はおよそ20種類ほどあり、その代表的なものがビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸などです。
美白効果やシミケアとして定評のあるハイドロキノンですが、実は国内では美白有効成分としては認可されていません。
しかし、ハイドロキノンはこれらの美白有効成分の10〜100倍もの美白作用が期待できるといわれ、注目度の高い成分です。
市販品と皮膚科のハイドロキノン化粧品の効果の違いとは
ハイドロキノンはもともと医療現場での治療に使われていた成分で、使用する場合には医師の処方箋が必要でした。
2001年に規制が緩和され、美容液やクリームなどのスキンケアとしても販売されるようになってからは、美白ケアやシミ予防をしたい方から人気を集めています。
ただし、市販の化粧品では肌トラブルのリスクを最小限に抑えるため、配合濃度を1〜2%と低く設定していることがほとんど。
一方、処方薬のハイドロキノンは濃度が4%以上のものが多いです。
このため、市販品のハイドロキノン濃度は、処方薬の100分の1程度というデータもあるのだとか。
しかし、処方薬のハイドロキノンは濃度が高くなるほど肌への刺激も強くなり、赤みやヒリつきが生じる可能性が高まります。
効果的かつ安全性を重視するなら、医療機関専売のハイドロキノン化粧品を選ぶのが◎。
薬というよりもスキンケアに近い感覚で、毎日継続使用しやすいものが続々登場しています。
美容ヒフコおすすめ! 毎日使いやすい人気のハイドロキノン化粧品3選
医療機関専売品のスキンケアは、「医師の診察を受けて購入すること」が前提となっているため、市販品よりもハイドロキノンの配合濃度が高いものが多いです。
より安全に効果を実感できるよう、皮膚科などの医療機関での診察後にのみ購入可能なアイテムを3つ厳選しました。
自宅でしっかり美白ケアやシミ対策を行いたいという方は必見です。
ハイドロキノン化粧品①ゼオスキン 「ミラミン」
出典:https://www.cutera.jp/zoskinhealth/
医師の管理の下「自宅で行うスキンケアプログラム」というコンセプトが特徴のゼオスキン。
その中でも「ミラミン」はハイドロキノンに加えて、肌のターンオーバーをサポートするグリコール酸も配合されているので、顔全体のくすみが気になる時にも効果的なアイテムです。
ハイドロキノン以外にも、ビタミンCやEなどの抗酸化作用に優れた成分も贅沢に含まれており、透明感のある肌印象へと導きます。
ゼオスキンの「セラピューティック」という、短期間で肌質改善を目指すプログラムでも使用することがあり、スキンケアというよりも、治療の一環として認識されることも多いアイテムです。
価格 内容量 |
14,080円(税込) / 80ml |
ハイドロキノン濃度 |
4%配合 |
使用方法 |
朝・晩1日2回使用 1〜2プッシュを手に取り、顔全体とフェイスラインに塗布 |
商品の特徴 |
|
ポイント |
|
こんな人におすすめ |
|
ゼオスキンはオンライン診療でも購入可能です。カウンセリングを受けたい方はこちら
ハイドロキノン化粧品②ガウディスキン「HQクリア」
出典:https://www.instagram.com/p/CJI2Q4fDzIe/
「日本人にとって考えうる最良」をコンセプトとし、日本品質にとことんこだわっているガウディスキン。
その中でも「HQクリア」は日本人の肌にあわせて作られた4%ハイドロキノン配合の美容クリームです。
肌への刺激となりやすい界面活性剤やグリコール酸の質と配合量を最適化し、高い効果と安全性を両立したアイテムとなっています。
海外製ハイドロキノン化粧品で起こりやすい赤み・痒み・熱感といった症状が出にくいので、できるだけ肌への刺激を避けたい方から人気のスキンケアです。
価格 内容量 |
9,900円(税込)/ 60g |
ハイドロキノン濃度 |
4%配合 |
使用方法 |
朝・晩1日2回使用 2プッシュを手に取り、顔全体に塗布 |
商品の特徴 |
|
ポイント |
|
こんな人におすすめ |
|
プラスリストア 「ナノHQクリームEX」
出典:https://cosme.jmec.co.jp/lineup/nanohq_ex/
医療機器メーカーが、シミ治療のプレ・アフターケアのために開発したハイドロキノン化粧品。
抗酸化力に優れたフラーレンも配合されており、シミ予防にも効果的です。気になるところにスポット使用ができるのもポイント。
他のアイテムに比べて低価格のため、初めてハイドロキノン化粧品を使う方やコスパを重視する方にもおすすめです。
また、クリニックによってはシミ取りレーザーなど、シミのスポット治療後の色素沈着予防ケアとして販売しているところもあります。
価格 内容量 |
2,200円(税込)/ 5g |
ハイドロキノン濃度 |
4%配合 |
使用方法 |
夜の洗顔後、化粧水や美容液で肌を整えてから使用 適量を手に取り、気になる部分に薄く塗る ※ピンポイントで使用する場合は綿棒などを使用するのがおすすめ |
商品の特徴 |
|
ポイント |
|
こんな人におすすめ |
|
効果的にハイドロキノン化粧品を使うポイント
ハイドロキノン配合の化粧品のメリットや注意する点がわかったところで、効果的にアイテムを使用するポイントをお伝えします。
まれにハイドロキノンアレルギーの症状が出る場合も
ハイドロキノンは優れた美白効果が期待できる反面、100〜200人に1人程度の確率で赤みや痒み、腫れといったアレルギー反応がでる可能性があります。
心配な人は、顔の一部や腕の内側などでパッチテストを行った上で購入を検討できるクリニックもあるので、事前に相談すると安心です。
ハイドロキノンは休薬期間が必要
ハイドロキノンは一定期間連続使用することで肌に耐性がつき、シミに対する効果が半減することがあります。
このため、3〜5ヶ月ほど使用した後は、数ヶ月間休薬期間が必要になる場合も。
使用している製品や濃度により休薬期間が異なるので、購入時に医師へ確認しましょう。
使用中は紫外線対策を徹底して行う
ハイドロキノンを使用した肌は、通常よりも紫外線の影響を受けやすくなるため注意が必要です。日焼け止めをしっかり塗るなどして、極力紫外線から肌を守ることを意識すると◎。
赤みやかゆみなどの症状が出たら、購入したクリニックへすぐに連絡を
ハイドロキノン配合の化粧品を使用して、万が一赤みやかゆみ、かぶれなどの症状が出たら、すぐに購入したクリニックへ連絡を。肌トラブルに繋がる可能性もあるため、自己判断でそのまま使用することは避けてください。
濃度が高い海外製品を個人輸入するのはハイリスク!
海外のアイテムはハイドロキノンの濃度が高かったり、日本で認可されていない成分が配合されていることがあり、副作用リスクが高いともいえます。
また、肌トラブルが起きた場合の補償がないことも多く、注意が必要です。
「高濃度だから効果的」というワケではないので、日本国内で流通していない海外のハイドロキノン化粧品を個人輸入して使用するのはリスクが高いことを覚えておくとよいでしょう。
まとめ
美白対策やシミケアに大きな効果が期待できるハイドロキノン化粧品。
効果が高い分、強力な成分でもあるので、自分の肌質にあうものを医療機関で相談して選ぶことが、トラブルを避けるポイントになります。
使用方法を守って、ワンランク上の肌を目指しましょう!